釣りに限らず水遊びやキャンプにフェス野外フェス、冬でもスキー・スノボーをしていると悩まされるのが『日焼け』です。うっかりマスクやサングラスの日焼け跡が残ると周りの人に冷やかされます。絶対に焼けられない日に限って真っ黒!なんてことのないよう日焼け止め対策は徹底しましょう!
まずは日焼け止めについて知りましょう
日焼け止めってなんとなくつかってたけど、なんとなく日焼け対策していたけど実はよくわからないまま使い続けているひといませんか?そうです、私です。だけどなんとなく『UV』とか『SPF』とか『PA+』とか見たことはあるので、この際だからしっかりと理解していきたいと思います!
日焼けの要因! 実は紫外線には3種の波長がある!
屋外で直射日光を浴びると、もれなく紫外線というものに当たります。この紫外線(UV)が日焼けの原因なのは知っている方も多いと思いますが、さらに細分化すると紫外線にはUBA、UVB、UVCと3種の波長が存在します。
UVCは波長の短さから、我々の生活する地表には届かないため、日焼けに影響するのは『UVA』と『UVB』ということになります。
皮膚に紫外線が当たると体を守るために『メラニン細胞』というものが活性化します。このときメラニン細胞は皮膚の表面に移動し、さらに皮膚を厚くします。
UVBが皮膚表面に当たると、肌がヒリヒリとして真っ赤に炎症します。これは主にUVBが起こす即効性の高い日焼けです。ちなみにこのように真っ赤な炎症をおこすことを「サンバーン」といいます。
肌がそこまで赤くならず日差しにあたった翌日くらいから数週間ほど肌が褐色に色素沈着するのが、UVAに当たったことによる日焼けです! UVAが肌の奥まで届いてメラニン色素を作る色素細胞を刺激することで、あとからジワジワと色づいてくる即効性が低いものの、後を引くタイプの日焼けは「サンタン」といいます。

UV(紫外線)については理解した、SPFやPAとは
日焼け止めには大体『SPF』やら『PA』という表示がありますが、これは前項で説明したUVAとUVBからどれくらい皮膚を守ってくれるのかという数値です。それではSPFとPAにはどのような意味があるのでしょうか。
まずSPFについてですが「Sun Protection Factor」の略です。そしてSPFはUVBに対して日焼け対策効果を表すものです。数値に関してですが対象の日焼け止めを塗った場合と塗らなかった場合を比べて、どれくらい肌が赤くなるかを示しており、その数値が高くなるほど日焼け対策力が高まります。
つぎにPAについてですが「Protection Grade of UVA」の略です。このPAはUVAに対して日焼け止め効果を示したものです。PAは数値ではなく「PA+」から「「PA++++」の4段階で日焼け対策効果をしめしており、プラスの数が多いほど日焼け対策力が高まります。
釣り人が日焼けする大きな要因と商品選びの大事なファクター
釣り人って日焼けしてる人が特に多いですよね? 野外スポーツをしている人も日焼けしていますがそれ以上に感じます。その大きの要因となっているのが『水面が近い』といった点です。

ただでさえ空から紫外線が降り注ぐ過酷な環境であるにも関わらず足元には、鏡のように太陽光(紫外線)を反射する水面! 通常の生活を送るよりも確実に紫外線を浴びています、なのでより日焼けしてしまうのです。
さらに水に触れる距離が近いということはせっかく塗った日焼け止めが落ちてしまうことあり、日焼けを促進させる要素の塊なんですね。
最強の日焼け止めの選び方
日焼けをする仕組みや日焼け止めの原理は理解できました、そのうえで釣り人はどのように最強の日焼け止めを選んだら良いのでしょうか。ここでは釣り人による釣り人のための最強の日焼け止めの選び方を解説します!
SPFとPAについてはわかった、数値が大きいほど良いのか
SPFもPAも数値の大きいものを選べば良いだな? と思いがちですがそういうわけではありません。女性や子供に限らず肌が弱いひとは効果の強いものを日常的に使うと肌ダメージが大きくなるので適材適所で使い分けるのが吉。
たとえば日常生活では『SPF10』ほどで『PA+』くらいの商品が良いと思います。ただし私のような釣り人は過酷な環境で釣りをするわけで、肌トラブルを度外視すると消去法で『SPF50以上』かつ『PA++++』の最強の日焼け止め商品に行き着くでしょう。
選ぶならミルクタイプかジェルタイプ
日焼け止めをさっと塗れるという意味で『ミルクタイプ』か『ジェルタイプ』がおすすめです! 他にもスプレーやパウダー、なかにはスティックタイプなんてものもあります。それぞれに良いところがあるので「人それぞれ」といったらお終いですが、今回はこの『ミルクタイプ』と『ジェルタイプ』をオススメします。
ミルクタイプはおそらく皆さんが想像する「白い乳液状」のアレです。慣れ親しんだ質感なのはもちろん、肌の密着力が強く油分も含んでいるので保湿効果だけでなく、汗や水に強い。逆にいうと水に強いのでサッと流しただけでは落ちず、しっかり石鹸などで洗い流さないと行けないのがデメリット。
ジェルタイプは伸びがよくとても塗りやすい、保湿力も高いため乾燥肌の人にはオススメ。塗布後のベタつきもなく、塗り直しも容易な優等生。しかし汗や水で落ちやすいという釣り人には致命的なデメリットがあります。
夕方1時間だけの釣行!という方はジェルタイプがオススメですが、朝からたっぷり釣りをする人やオフショアで潮風たっぷり浴びながらガッツリ釣りするぜ!って方にはミルクタイプをオススメします。なぜならば、よほどのことがない限り朝塗ったら家にかるまで塗り直しいらないですからね!
おまたせしました、釣り人向け最強の日焼け止めはこれだ!
日焼けの仕組み、さらに日焼け対策のために日焼け止めの選び方やオススメのタイプを総合的に判断した結果、最強の日焼け止めをピックアップすることができました。それがこちらです!
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N(資生堂)
- 対UVA:PA++++
- 対UVB:SPF 50+
- 内容量:60mL
超過酷な釣り人にはモッテコイ!な『SPF50+』に加えて『PA++++』の理想的スペック。さらに60mLという内容量は少ないと思う方がいるかもしれません。ですが! このサイズ感はとても持ち運びに適しているんです。部活動などで日常的に野外スポーツをして日焼けする人以外は大容量タイプって余らせてしまうんですよね。
そして資生堂アネッサのサイトでも「最強*UV」と歌われている通り、釣り人にとって最強の日焼け止めです。ちなみにこの最強の意味を指すのは『SPF50+』、『PA++++』、およびアネッサ内ウォータープルーフ効果を意味するとのこと。
ウォータープルーフとは耐水性のことなので、釣り人にとってうってつけ! これ以上の日焼け止め商品は無いですね。最強の日焼け止めです。
日焼け止めって塗るのも面倒くさい、落とすのはもっと面倒
とはいえ日焼け止め対策って面倒くさいですよね。塗るのはまだ良いんですよ、問題は落とすとき! 腕などはガシガシ洗って簡単に落ちますが、顔に塗った日焼け止めは落としにくい。体と違って力を入れてあらえないし…
そんなときはクレンジングオイル!
洗顔だけだと小鼻のすみなどに日焼け止めが白く残ったりしますが、クレンジングオイルを使えばスッキリと日焼け止めを落とすことができます!
でも洗顔とクレンジングって何が違うんじゃ? 釣りから帰って重い体と火照った肌を引きずってシャワーを浴びるんだから、できる限り短時間で済ませたい!
洗顔とクレンジングオイルでは落とせる汚れの種類がちがう
皆さんが行っている、いわゆる”洗顔”は主に汗や皮脂・古い角質などでベタついたときにつく屋外でのホコリなどを落とすためのもの、クレンジングオイルは化粧や日焼け止めなどと混じり合い、包み込んで”汚れ”を落とすので、スッキリとした洗い上がりになります。
ここで重要なのが、上記の通り洗顔とクレンジングオイルは落とせる汚れの種類がちがうので、クレンジング後に洗顔も行うことがシャワーあとのスッキリ感を保つために重要です。
クレンジングの肝は乳化にある
クレンジングオイルが化粧や日焼け止めを落としやすいからと言って、そのまま肌に塗り込んでも効果は薄いです。じゃあどうするのよ?ってところですが、まずはクレンジングオイルを乳化させます。
日焼け止めには油分が含まれているので、クレンジングオイルがよく馴染み肌に塗った日焼け止めを浮かせてくれますが、油分なので洗い流そうとしても水を弾いてしまい、結局日焼け止めが落ちきりません。
しかし、クレンジングオイルに少量の水を含ませよく馴染ませ白っぽく乳化させると汚れ(日焼け止め)をさらに落としやすくなり、水でも洗い流しやすくなります。
クレンジングオイルを乳化させるための水の量は製品によって違うので、クレンジングオイルを手のひらにとり、少量ずつ水くわえて白っぽく乳化したら準備完了です! 日焼け止めをスッキリ洗い流しちゃいましょう!
マイルドクレンジング オイル(ファンケル)
- 容量:120mL
- タイプ:オイル
ファンケルの『マイルドクレンジングオイル』女性のご家族がいらっしゃる方はみたことあるのでは? それくらい王道にして至高のクレンジングオイルです。安心の無添加です。
ワイルド系アングラーの方は「そんなことはどうでもいい」と考えてしまうかもしれませんが、もっとオススメできる理由があるのです! それは「どこにでも売っている」という最強の理由です。場所によってはコンビニでも手に入るし、リーズナブルなお値段。
女性のご家族がいらっしゃる方は、クレンジングオイルを都度借りて使うのが最強だと思いますけど、遠征の際は日焼け止め対策したときのために個包装のクレンジングオイルを持っていくと便利です!
そもそも浴びる紫外線量を減らす! 日焼け止め対策と対応
素肌を紫外線に晒すひとには『アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N』がオススメですが、そもそも地肌を晒さないという対策もアリです。
GORIX 夏用フェイスマスク(GW-SuMimi)
首周りって日焼け対策が漏れがちですよね、自転車パーツブランド「GORIX」から発売されている『夏用フェイスマスク(GW-SuMimi) 』は耳掛けがついていて、多少の動きでズリ下がることがないので日焼け対策としてモッテコイです!
リーズナブルなお値段で日焼け対策できるので、釣りバッグに忍ばせておくと日焼け止めを忘れたときなんかに大活躍すること間違いなしです。
オールバリアシャツ(SAKANASAMA.COM ✕ ルアマガ)
首まわりだけじゃない! 上半身の肌を徹底的に紫外線から守る『オールバリアシャツ』なら日焼け対策度合いもグンと上がります。
こちらもネックガード部分には耳掛け用の穴を設けているので、ズリ下がることなくランガンできます。長袖なので腕まで守られるうえにメッシュ機構があるので暑くないのは嬉しい機能。

『オールバリアシャツ』1番の特徴はこの一体型フェイスマスク。一般的なネックゲーターよりも締めつけ感が少なく長時間つけていても不快感がありませんでした。また、耳掛け式なのでネックゲーターのように釣りの途中でずり落ちることがなく、後頭部まで引っ張って覆い被せる必要もないので、これまた快適。サイズ感は下記の通り。

サイズ | 価格 | a 着丈 | b 身巾 | c 肩幅 | d 裾巾 | e 袖丈 | f 袖幅 | g 袖口幅 | h 天巾 | i 前下がり | j 後下がり | k 衿高さ | l 衿ぐり | m 顔回り |
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レディースF(S) | 6,578円(税込) | 65cm | 49cm | 40cm | 49.5cm | 63cm | 20.5cm | 10.5cm | 22cm | 6.5cm | 2.8cm | 29cm | 51.5cm | 51.5cm |
メンズM | 7,678円(税込) | 73cm | 55cm | 44.5cm | 55cm | 69.5cm | 22.5cm | 11cm | 22.5cm | 6.5cm | 2.8cm | 29.5cm | 52.5cm | 52.5cm |
メンズL | 7,678円(税込) | 76cm | 57cm | 46cm | 57cm | 71.5cm | 23.5cm | 11.5cm | 23cm | 7cm | 3cm | 30cm | 54cm | 53cm |
メンズXL | 7,678円(税込) | 79cm | 59cm | 47.5cm | 59cm | 73.5cm | 24.5cm | 12cm | 23.5cm | 7cm | 3cm | 30.5cm | 55cm | 54cm |
随所にメッシュ機構が取り入れられ、気温が高い日でも涼しいうえにジリジリと差すような日差しから素肌を守ってくれる頼もしいシャツです! 素材もサラッとしているので着ているだけでひんやり爽やか!

水面の反射で上からも下からも紫外線に日焼けの恐怖に囲まれても問題なし!