バス釣りで大人気の各社「610M」ロッドの「感度、パワー、ショートキャスト性能、遠投性能」を比較してピックアップ!



様々な610Mロッドのスペックや使用感を、調査員の大木と大場が徹底比較! 似て非なる全12本を比べてみると何が見えてくるのか…!? 今回は感度、パワー、ショートキャスト性能、遠投性能に注目してお届け。

【Profile】

大木 a.k.a. KING

大手釣具量販店の店員経歴を持つルアマガプラスリーダー。バスタックルのみならず、釣具全般の歴史や情報に詳しい。独身貴族の利点を活かし、おそらくルアマガで最も年間の釣具購入量が多い。

【Profile】

ティーチャー大場

中学校の英語教師からルアマガへやってきた変わり者で、現在は主にルアマガprimeで動画の撮影・編集を行っている。既婚者にも関わらず、おそらくルアマガで最も年間釣行日数が多い。

ロクテンエムとはどんなロッド? 調査員の印象

大木:オカッパリにおいて、1本のロッドであらゆるルアーが投げられ、ロングキャストもカバー撃ちも出来る長さとパワー、そして取り回しの良さを理想を追求した結果、生まれたのがロクテンエム。日本の陸っぱりスタイルの定番スペックですよね。

大場:実は僕、610Mのベイトロッドって1本も持っていないんです。6.5ft前後を使うことが多くて。ただ、足場が高かったり、アシが繁っていたりする場面では欲しいと思うことはあります。取り回しが効くギリギリのレングスのロングロッド、といった印象です。

感度

ロッド選びで重要視されることの多い「感度」610Mでは想定される釣りや、価格帯に応じた素材・パーツのグレードによっても変わってくるようだ。

ポイズンアドレナ
ベルサート

様々な趣向で感度が優れているロッド達

大木:感度はアドレナ、インフィニットブレイド、ベルサートの3本が個人的に高く感じました。アドレナはフルカーボンモノコックの恩恵で金属的な感度を、インフィニットブレイドは小口径多点ガイドによる感度の良さ、ベルサートはゼノンリールと組み合わせで、スペック以上の軽さと感度を体感できました。

アドレナ強し! ストラクチャーやベルサートもオススメ!

大場:まず、ボトム感知性能であればポイズンアドレナ。フルカーボンモノコックグリップの効果で、ハードボトムに当たった時など、確かに手に伝わる振動が増幅されていました。ワーミング専用のSTN6100Mはティップが振れやすくフィネスな誘いが可能。ベルサートも先径が細いので繊細にボトムの変化やアタリを感知できそう。

パワー

全てスペック上はM(ミディアム)なわけなのだが、意外にも使ってみるとそのパワー感は様々。実際に使った感覚で強いと感じたモデルを紹介。

アルカンセ
ゲインエレメント

アンチ・アルカンセ・ゲインエレメントが強い!

大木:個人的にパワーが強いと思ったのはアンチ、アルカンセ、ゲインエレメントの3本。どれもM~MHの中間「M+」ぐらいのパワーを感じられ、巻物だけでなく、ノーシンカーやライトテキサス、ジカリグなどにも向いていると思いました。特にゲインエレメントはバーサタイルでありながらもデプスらしいパワフルなルアー達にも対応したパワーのあるスペックになっています。

中弾性のレギュラーテーパーが強い!?

大場:共通するのは中弾性カーボンでレギュラーテーパーのよく曲がるロッド。BLXは今回の11機種の中で最も元径が太くバットパワーがあります。オロチカイザも肉厚なもっちりとしたブランクスでパワーがあり、よく曲がるので重ためのルアーも気持ちよくキャストができる竿です。ゲインエレメントはブランクス自体はさほど太くないですが、リアグリップが長くしっかりしており、両手で力を込めてキャストがしやすい点がグッド!!

ショートキャスト性能

岸釣りで最も釣れると言われることもあるのが「足元」つまりバスは案外近くにいるわけなのだが、そういった場所を狙うとなると重要になってくるのがショートキャストだ。

ストラクチャーNXS
ワイルドサイド

ロードランナーは癖になるかも!?

大木:ショートキャストはアドレナがロールキャストやピッチングなども含め軽さ故に軽快に行えました。ですが、オロチカイザの絶妙なしなやかティップは遠投性だけでなくショートキャストも決めやすかったです。ロードランナーは使い手を選びますが、慣れるとその操作性は病みつきです。

ワイルドサイドのグリップが秀逸!

大場:WSC610Mは極端にコンパクトで短いグリップ部が特徴的な撃ちモノ特化ロッド。どんな姿勢でもグリップが邪魔にならず、正確なピッチングができました。レギュラーファストテーパーのポイズンアドレナやアルカンセも、弾道がぶれず、撃ちモノに適したロッドでした。



遠投性能

オカッパリアングラーにとっては重要になってくるのが遠投性。基本的には6ft10inは遠投性が高いように思えるが、その中でも差異はあるのだろうか?

BLX
ライトキャバルリー

巻きモノ寄りロッドは飛ばせそう!

大木:遠投性の高さを感じたのはBLX、オロチカイザ、ライトキャバルリーの3本。どれも巻きモノよりのスペックのロクテンエムになっていますが、特にBLXやオロチカイザはプラグ系の遠投性や操作性の高さは秀逸。楽に遠投ができてどんどん投げたくなるロッドです。

インフィニットブレイドが飛ぶ!

大場:最も遠投性が高く、つき抜けるような気持ちよいキャストフィールだったのがインフィニットブレイド。ティップ〜ベリーにかけてきれいに曲がることに加えて、ブランクスの反発力が高く、ロッドの曲がりが即座に収束することが重要だと気づかされました。

他の「610M」ロッド徹底検証

ピックアップした全12メーカー12ロッドのスペック一覧表

モデル(メーカー)通販全長グリップ長有効レングス重さアクション継数対応ウエイト対応ライン 価格発売
ベルサート VERC-610M(アブガルシア)Amazon208.4cm36cm172.4114gファスト15~21g8~16lb30,300円(税込)2021年
BLX LG6101MRB(DAIWA)Amazon208.2cm37cm171.2113gレギュラー25~28g8~16lb34,500円(税込)2019年
ゲインエレメント GE-610MR(デプス)209.6cm40.5cm169.1125gレギュラー27~21g8~20lb47,300円(税込)2014年
ライトキャバルリー CLCC-610M(エバーグリーン)210cm36.5cm173.5115gレギュラー25~21g8~16lb61,600円(税込)2014年
インフィニットブレイドIBC-610M(ism)Amazon208.2cm36cm172.2106gレギュラーファスト15~21g8~16lb45,980円2017年
BPM B2-C610M(ジャッカル)Amazon209.4cm36.5cm172.9124gレギュラー25~21g8~16lb18,260円(税込)2022年
ワイルドサイド WSC610M(レジットデザイン)Amazon208.4cm35.5cm173.1109gミディアムファスト25~18g8~16lb32,450円2015年
オロチカイザ F4-610K(メガバス)Amazon208.6cm40.5cm168.1128gレギュラー17~21g8~20lb28,050円2017年
ロードランナー ストラクチャー NXS STN6100M(ノリーズ)楽天208.8cm37.5cm171.3113gモデラート15~14g8~14lb57,200円2021年
アルカンセ ALC-V610M(ZPI)Amazon208.4cm36.5cm171.9129gレギュラーファスト27~28g8~14lb40,700円2021年
グラディエーターアンチ GA-610MC(レイドジャパン)Amazon208.6cm36.5cm172.1115gレギュラーファスト27~21g10~16lb32,450円2017年
ポイズンアドレナ 1610M(シマノ×ジャッカル)Amazon208.4cm37.5cm170.9102gレギュラーファスト17~21g8~16lb42,900円2018年

『ルアーマガジン』2022年11月号 発売情報

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『ルアーマガジン』2022年11月号

今回の表紙は「る○ぶ」をイメージしています。って、言わなくてもわかりますかね(笑)。旅をテーマに特集を考えていたときに真っ先に浮かんだイメージがコレでした。楽しそうでいいですよね~。実際、内容のほうも非常にバラエティ豊かなものになっています! ガチで使えるハウツーはもちろん、冒険心をくすぐる実釣企画、たくさんのお役立ち情報…。「る○ぶ」のように皆さまを楽しい旅へと導きますよ!

  • 発売日:2022年9月21日
  • 定価:990円(税込)
ルアマガプラス