ヤマメ釣りの基本【その5】ルアーはミノーとスプーンを使い分けろ



自ら自然と直接向き合い、自然と一体になりながら美しい魚を追い求めるのが魅力の渓流釣り。一般的にはやや敷居が高いと思われがちだが、まずチャレンジしたいと思ったら、比較的釣りやすく人気の高いヤマメ釣りから始めるのがオススメ。第5回目は「活ルアーの使い分け」について紹介していきます。

解説していただくのは「ヤマメのエキスパート」!

【Profile】

内藤努(ないとう・つとむ)

埼玉県熊谷市の「プロショップオオツカ」スタッフであり、トラウト全般を担当。常に尺上ヤマメを目標に、各地の渓流を釣り巡る熱血アングラー。大の猫好きでもある。



「ミノー8:スプーン2」の割合でトライ


僕は渓流釣りの場合、ミノー8:スプーン2の割合で釣りをしています。魚の反応を得やすいために釣りの展開が速く、何より楽しいのでミノーイングがメインですね。瀬を流しながら攻めるスプーニングは今のところしていません。

ミノー

ミノー:ボウイ50S[イトウクラフト]

スプーン

スプーンのメリットは、ミノーよりも深い場所を根掛かりを恐れることなく攻められることです。僕はミノーでカバーしきれない大場所を最後に狙う、おさらいするような方法でスプーンを使います。主にそのポイントは大きな淵なので、僕は重めの7gほどのスプーンで、ボトムレンジをなめるようにさらうように使っています。

スプーン:バックス[アングラーズシステム]

ミノーを追ったのに沈んでしまった魚、そういったヤマメに対して見せ方・アピールを変えるためにスプーンで攻め直すことで、大型ヤマメをヒットさせることもできていますから、スプーンは確かに有効だと思いますね。

渓流では5gほどのスプーンを使用する人が多いが、内藤さんが用いるスプーンは7g以上の重めのもの。大淵のボトムを広くサーチする際に有効だろう。

※この記事は2017年12月に掲載したものを再編集しております。

『ルアーマガジン・リバー』最新情報

『ルアーマガジン・リバー』2022年4月号は2月21日発売!

『ルアーマガジン・リバー』2022年4月号は特集2本立て!

まず1つ目は「サクラマス」。2021年のメモリアル釣行から、今シーズンの展望、海ザクラまで幅広いテーマをまとめてみました。幻の魚とも称される鱒をエキスパートたちがどう攻略していくのか、注目してみてください!

そしてもう1つの特集が「鱒新製品大解剖」です。今期注目のアイテムをエキスパートたちの実釣を交えた解説で詳解! このほか、100周年記念のカーディナルなど、トラウトシーズンを彩る情報満載の1冊となっています!

  • 発売日:2022年2月21日
  • 定価:1,980円(税込)