虫刺されのかゆみがピタリと止まった! 毒性の強いブヨ・ヌカカにも効く意外な対処法とは?

釣りやキャンプなど、アウトドアで活動する機会が増えるこの時期、厄介なのが蚊やブヨ、ヌカカなどによる虫刺され。長引くかゆみに悩まされている人も多いのでは? 一般にはあまり知られていないが、この虫刺されによるかゆみをピタリと止める方法が存在するので紹介しよう! 筆者もすでに経験済みで、効果は抜群だった。

●文:ルアーマガジンソルト編集部

長期化する不快なかゆみ…。何とかならないのか?

皆さんは、蚊やブヨ(ブユ)、ヌカカなどに刺された(咬まれた)後のかゆみに、どのように対処しているだろうか? 虫刺されに効く市販のかゆみ止めを使う方がほとんどかもしれない。かゆみ止めの中にも、メントール系のスーッとするものや、ステロイド剤入の炎症を収めてくれる医薬品まで、様々な選択肢がある。

やぶが近くにあれば蚊の猛攻に、磯場の風裏にはヌカカが、山里ではブヨなど、アウトドアでの活動には終始つきまとう虫刺されのリスク。虫除けでも防ぎ来れなかった場合の、効果的な対処方とは?

筆者は、釣り関連の編集者という仕事柄、取材活動で海や川に出ることが多く、ブヨやヌカカ、蚊の餌食になるのは日常茶飯事。市販のかゆみ止めで十分満足な効果が得られているなら問題ないのだが、塗布直後は幾分かゆみが収まっても、しばらくするとまたぶり返してきて、ついボリボリとかいてしまう。

取材活動中に小指の関節をヌカカに咬まれ、ひと月以上かゆみが収まらない。メントール系、ステロイド剤、氷など様々な方法を試すも、どれも一時しのぎにしかならず、しばらくするとかゆみがぶり返す…。

ちなみに、ブヨやヌカカは蚊に比べてその毒性強く、耐性の低い人はパンパンに腫れ上がったり、数ヶ月に渡ってかゆみと格闘し続けなければならないこともる(ちなみに、蚊は刺して吸血しますが、ブヨやヌカカは咬んで皮膚を裂いて吸血します)。

ヌカカに咬まれた患部に熱いお湯をかけたら、ピタリとかゆみが止まった…!

強めのステロイド剤入りのかゆみ止めもダメ、氷で冷やしてもすぐにぶり返してくる、爪で十字を刻んだところで逆にかゆくなるだけ。万策尽き、ヌカカにやられた部位をポリポリと掻きつつ、もう我慢するしかないのか…。

パンパンに晴れた親指。ここに熱いお湯をかけるという荒療治。これがメチャクチャ気持ちいい!※オススメしません! マネしないで下さい!

無力感を覚えつつ、最後の手段として、冷やしてダメなら逆に熱いお湯でもかけてみようと、給湯器の温度を高めに設定し、患部に流しかけてみる。すると、メチャクチャ気持ちいい! あまりにも気持ちいいのでだんだんエスカレートして、ギリギリ耐えられるかどうかのレベルまで湯温を上げていく。

「えっ! どういうこと!? 熱めのお湯をかけたらかゆみが止まった!?」

すると、先程まであれほど激しかったかゆみがピタリと止まった! 湯をかけ終わっても、かゆみが全くぶりかえしてこない。

どうして!?

調べて見ると、蚊やヌカカ、ブヨの毒はタンパク質で熱に弱い(変性する)そうで、知らぬうちに熱いお湯をかけるということで、これを実践していたのである。

虫刺されの患部にお灸を据えてみたところ、かゆみが収まった! かゆみの原因となるタンパク質が熱で変性するためだと考えられている。

ただ、刺されるたびにお湯をかけるのも面倒な話し。何かいい方法はないかと思案していたところ、同僚から「お灸が効くらしいよ」との助言が! なるほど、その手があったか! ということで、実際に試してみたところ、これがすこぶる具合がいい! ちなみにお灸は60℃くらいになるそうで、毒のタンパク質の変性にちょうど良い温度なのかもしれません。

薬局などで手に入るごく普通のお灸。使用上の注意をよく読み、用法用量を守って使用。

【ご注意】
上記はいずれも、個人の体験談です。効果を保証するものではありません。かき潰した患部などには用いず、医療機関を受診して下さい。お灸は、用法を守ってお使い下さい。


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