JBトップ50でJBマスターズで優勝経験多数の実績を持つ青木唯さんは、トーナメントでのベイトタックルの信用頻度はとても多い。そして、使うリールのほとんどを「ジリオンSVTW(DAIWA)」に統一している。彼がジリオンSVTWを選ぶ理由とは、いったいどんなところなのだろうか。
●文:ルアマガプラス編集部
初めて使って驚いたジリオンSVTWの完成度
――すでに多くのアングラーに支持されてきているジリオンSVTW。青木さんが初めて使った感想は?
青木「実は、DAIWAのベイトリールで初めて使ったのがジリオンSVTWなんです。最初は自分に合うか不安だったんですが、投げた瞬間に驚きました。『こんなに投げやすいリールがあったんだ』って。キャストが急にうまくなったような気がしたんです。キャストの精度が上がったし、リールが勝手にブレーキ調整してしてくれているような感じですね。近距離のキャストだけでなく、フルキャストでもよく飛びますね。向かい風でもしっかり飛んでいくし、風が吹いていても怖がらずにキャストできるのが気に入っている点です。バックラッシュはほぼしませんね」
――では、ジリオンSVTWは普段どのような釣りに使っているのでしょう?
青木「ジリオンSVTWは、このリール1個でベイトの釣りはほぼできてしまうんで、ベイトフィネス以外はこれでやっていますよ。自分はいつも試合などではベイトタックルを6本ほど積むんですが、6本のうち5本はジリオンSVTWをセットして使っています。この汎用性が素晴らしいので、小さいワームのバックスライドからビッグベイトまでこのリールで使っています」
エクストラハイギアでも巻き感度が損なわれない
――では、ジリオンSVTWのリーリングに関してはいかがでしょうか?
青木「巻き感度がとても高くて、リーリングのノイズが全然ない。巻き物をしていて、ルアーが何に当たったとか、流れの変化があるとか、そういったことがクリアに伝わってくるんです。自分は全てエクストラハイギアを使っているんですが、それでも巻きがシルキーで巻き感度が高いのはすごいいと思います。ちなみに、エクストラハイギアを使う理由は釣りのテンポを上げるため。回収を素早く行うことで、その分釣りの時間が増える。限られた時間の中でも、もう1キャスト、もう10キャストできれば次の1尾につながるかもしれないので。これまで使っていて、壊れたといった1回もトラブルなのは起きていません。かなりハードに使っていますが、巻き感も変わらず使えていますよ」
――青木さんは使うリールを統一しているんですね。
青木「自分はパーミングとか使う感覚をできるだけ統一したいので同じリールで揃えているんです。あとは、リールは軽ければいいというものでもないと思っていて、ロッドのバランスと合わせた重量感というのが必要なんです。ファストテーパーの竿は軽いリール、レギュラーテーパーのロッドにはやや重さのリールがマッチすると思っています。それで、自分が使うロッドにはジリオンSVTWがちょうどいい重さになっているんですよね。サイズもコンパクトで、しっかり握り込める大きも気に入っています。この値段でこのクオリティはすごくて、最上位機種と言えるくらいの性能になっていると思います。オカッパリメインの一般アングラーにも強くオススメできますね。バーサタイル性能が高いので、これ1台で軽いものから重たいものまで投げることができますから」
――青木さんのトーナメントでもジリオンSVTWが活躍した場面はありましたか?
青木「ありまくりですね! 最近勝った試合は全てウィニングタックルにジリオンSVTWが入っています。自分のトーナメントにはかなり貢献度の高いアイテムになっていますよ。マイクロ化が進んでいる中で、あえてパワーゲームをして大きな魚を釣っていくのが自分のスタイルなので、このリールはとてもマッチしているんです。今年のJBトップ50の三瀬谷戦では、ウィニングタックル3本につけているリールは全てジリオンSVTWです。本当に大好きなリールなんで、これからもきっと大会で活躍してくれると思います!」
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