【2022年最新】東京湾のお手軽ハゼ釣り場をご紹介

毎年初夏から秋頃まで東京湾奥の広いエリアでお手軽に楽しめるマハゼ釣り。運河や公園、河口や干潟など、都会からも近い場所でたくさん釣れて、美味しく食べられ、釣りとしても面白く、お子さんから大人までを夢中にさせる釣りとして大人気。混雑とは無縁の広い場所でお手軽に楽しめる東京湾のハゼの釣り場を紹介する。
また、毎年実施されている誰でも簡単に参加できるハゼの生態調査が今年も行われているので、こちらも併せて解説。釣ったハゼのデータを送ってみよう!

●文:ルアマガプラス編集部

江戸川放水路【千葉県市川市】

普段水門が閉められているため川というより海辺。 [写真タップで拡大]

ボート釣りは大型が狙える冬まで楽しめる。 [写真タップで拡大]

東京湾でもっとも広いハゼ釣り場といえばここ。もともとは河川ではない人工的に掘削された放水路ではあるものの、普段は上流部で水門が閉じられた内湾状態で、様々な生物が棲息する干潟環境に近い広大で穏やかな水域になっている。

湾奥部では貴重な天然干潟「三番瀬」に隣接し、ハゼの産卵床に恵まれた環境で初夏から初冬まで多くのハゼ釣り客で賑わう。

釣り方は岸辺から延べ竿やリール竿で手軽にアプローチできるほか、東京湾では唯一のハゼ釣り用の有料桟橋やハゼ釣りボート店が多数存在し、冬はボートで行徳港方面の深場に移動する大型ハゼを狙うことも可能という恵まれた環境。干潟部から釣る場合はブーツなどのご用意を。

左岸、右岸どちらからも釣りが可能で、岸からの釣りの本格シーズンは6月~9月頃。10月以降は12月頃まで落ちハゼ狙いのボート釣りが熱い。何かと気軽な桟橋釣りやハゼの群れを自由に狙えるボート釣りであれば駐車スペースやトイレ、休憩所なども利用できておすすめ。

ハゼ釣りのシーズン

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

アクセス方法など

項目情報
電車東京メトロ東西線妙典駅、原木中山駅
車利用ボート店の船宿に駐車スペースあり
トイレボート店の船宿にあり
買い物ボート店の船宿でエサや仕掛け購入可能

新左近川親水公園【東京都江戸川区】

江戸川区の荒川河口に近い親水公園。園内の広い範囲でハゼ釣りが可能。テナガエビの釣り場としても人気がある。駐車場やトイレも整備されていてコンビニも近くにあり、気軽に楽しめる。

水辺まで多くの人が訪れる親水公園で歩行者にはご注意を。リール竿を使った投釣りは禁止だが初夏から秋頃まで延べ竿でもじゅうぶん釣りが可能。ゴロタ石が整備されている南側が狙い目。

ゴロタ石周辺が狙い目。 [写真タップで拡大]

ハゼ釣りのシーズン

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
×××××

アクセス方法など

項目情報
場所東京都江戸川区
電車東京メトロ東西線西葛西駅、JR京葉線葛西臨海公園駅
車利用園内駐車場あり
トイレ園内トイレあり
買い物コンビニあり

旧中川【東京都江戸川区、江東区、墨田区】

旧中川は中川の旧河道がそのまま公園として整備されていて、最上流の平井側から下流の東大島側まで広いエリアで初夏から秋頃まで足元の浅場に大量にハゼがいてエサをつつくところまで見ながら釣れる。河道脇は遊歩道のため振りかぶっての投釣りは禁止。

コンビニや駐車場、トイレを利用しやすいだけでなく、東大島駅に至っては駅の真下に川が通っていてアクセスの利便性については抜群。

水域は普段は荒川と水門で仕切られているため、海とつながる東京の内陸水面としては最奥部にあたり、独特の生態系となっている。全域に多くのハゼが棲息しているが、最奥部ということもあり気候などの条件で北側と南側で釣れ方が異なる場合がある。

足元に水深の浅いテラスがあり狙い目。 [写真タップで拡大]

ハゼ釣りのシーズン

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
×××××

アクセス方法など

項目情報
場所東京都江戸川区、江東区、墨田区
電車都営新宿線東大島駅、JR総武線平井駅
車利用近辺に有料駐車場あり
トイレトイレあり
買い物コンビニなどあり

北十間川&横十間川&小名木川&大横川&佃堀&汐浜運河

東京の内陸を縦横に走っている水路や運河もハゼの釣り場として人気。最も北側の北十間川はスカイツリーの足元でもハゼ釣りが可能、海に近い汐浜運河は潮汐の影響を受けやすいなど、環境の違いを感じ取りやすく、釣りをしてみると意外と豊かな生態系があることに気付かされる。

初夏から秋頃までがメインシーズンだが、場所によっては冬場でもハゼが釣れる群れのたまり場がある。

立入禁止区域や釣り禁止区域が存在するほか、ほぼ全域で遊歩道として整備されていて、振りかぶっての投釣りは禁止。歩行者にはじゅうぶんご注意を。

護岸際に落とすだけで釣れる。 [写真タップで拡大]

ハゼ釣りのシーズン

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

アクセス方法など

項目情報
場所東京都江東区、墨田区、中央区
電車各路線を利用
車利用有料駐車場などを利用
トイレ公衆トイレあり
買い物コンビニなどあり

大井ふ頭中央海浜公園【東京都品川区】

京浜運河の大井ふ頭側にある広大な公園域に人工的な海岸が整備されていて、「夕やけなぎさ」「しおじ磯」「はぜつき磯」「緑が浜」でのハゼ釣りが人気。

磯浜辺風の渚になっていて足元が濡れるため、ブーツなどのご用意を。

ハゼ釣りのシーズン

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

アクセス方法など

項目情報
場所東京都品川区
電車東京モノレール大井競馬場前駅
車利用有料駐車場あり
トイレ公衆トイレあり
買い物コンビニなどあり

見晴らしばし公園【東京都大田区】

東京湾奥に残る呑川河口部の貴重な干潟となっている大森ふるさとの浜辺公園に隣接する運河の岸辺。砂浜になっている場所は釣り禁止。ゴロタ石の護岸になっている部分でハゼが狙える。

ハゼ釣りのシーズン

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

アクセス方法など

項目情報
場所東京都大田区
電車東京モノレール昭和島駅
車利用有料駐車場近辺にあり
トイレ大森ふるさとの浜辺公園公衆トイレ
買い物コンビニ近辺にあり

赤レンガ倉庫裏新港プロムナード【神奈川県横浜市】

横浜港で比較的ハゼが狙いやすい場所。遊歩道として整備されており、振りかぶっての投釣りは禁止。大型商業施設が目白押しのエリアで、駐車場やトイレが利用しやすい。

潮通しの良い場所だが、大岡川の河口部にあたり、雨などの影響を受けることがある。

アンダーハンドキャストで少し沖目を狙う。 [写真タップで拡大]

ハゼ釣りのシーズン

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
××××××

アクセス方法など

項目情報
場所神奈川県横浜市
電車みなとみらい線馬車道駅
車利用有料駐車場近辺にあり
トイレ赤れんがパーク公衆トイレ
買い物大型商業施設あり

ハゼ釣りをする際の注意点

東京湾の海辺はほとんどの場所が公園や遊歩道として整備されているため、リール竿の使用や振りかぶっての投釣りが禁止になっている。釣りそのものが禁止になっている場所もある。周囲の歩行者などにはじゅうぶんに注意を払って釣りをしよう。

また専用の釣り場ではないため、ゴミは必ず持ち帰ること。足場のよい場所がほとんどだが、水辺では何が起こるかわからないというリスクがある。ライフジャケットの着用も忘れずに。

ハゼの生態調査に参加してみよう!

現在東京湾の内湾(富津岬から観音崎まで)全域で釣れたハゼの生態調査が毎年行われている。誰でも簡単にアクセスすることができ、生態系の理解にとって貴重なデータとなっている。ぜひ参加してみてほしい。

釣り人の釣果から生態系が見えてくる

埋め立てが進む前の東京湾ではかつて多くのハゼが棲息し、ハゼ釣りが風物詩となるほど多くの人に親しまれていた。現在でもハゼは全域で広く棲息しているが、ハゼが好む干潟域がほぼ消滅するなどの環境の変化によって生態系は大きく影響を受けている。

水辺の利用方法は必ずしも生態系にとって理想の状態とはいえないものの、それでも環境の変化に適応した豊かな生活史を営んでいる生態が存在している。中でも東京湾の代表的な魚といえるハゼについては、まだまだわからないことが多い。釣り人が送るデータは釣れた場所、時期、大きさと簡単なものだが、これらがたくさん集まればハゼの集団、産卵の時期、回数、場所が見えてくる。東京湾の生態系の基層となるハゼの生活史の理解が大きく進むことで、東京湾の水辺の実態解明に貢献できるという仕組みだ。

引用:江戸前ハゼ復活プロジェクトについて [写真タップで拡大]

引用:江戸前ハゼ復活プロジェクトについて [写真タップで拡大]

『マハゼ棲み処調査』参加方法

マハゼの棲み処調査」の参加方法は簡単。ハゼ釣りに出かけたら釣ったハゼの全長を測って、Webサイトから報告するだけ。

公式サイトの「データ登録」にアクセス、ユーザー新規登録を済ませればOK。あとはハゼを釣って、サイズを計測して、サイトから情報を登録しよう。

ハゼの調査対象区域について

釣り場は観音崎から富津岬まで。いわゆる「東京湾内湾」が対象となる。船釣りやボート釣りで狙う沖合のハゼも調査対象に入っている。

2022年の調査期間は「上期:7月1日~9月30日」と「下期:10月1日~12月30日」。期間内に釣れたハゼの情報をどんどん送ろう。

データを送った方には、漏れなくハゼの全長計測シールが貰える。耐水性の頑丈なシールなので、ハゼに限らず魚のサイズを測るのに便利。

[写真タップで拡大]


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