DAIWAボートシーバスロッドの決定版 『ラブラックス AGS BS』を使ったらソッコーでランカー出ちゃいました!

DAIWAのボートシーバスロッド「ラブラックス AGS BS」がリニューアル! ロッドブランクスはさらに進化し使いやすくなって、ロッドのラインナップも増えた。では、実際に現場の使用感はどうなの? ボートシーバス大好きな2人がインプレしてきました!

●文:ルアマガプラス編集部

ルアマガプラス編集部・大木
元大型釣具量販店の店員という経歴を持つルアマガプラス編集部員。バスソルト問わず、幅広く釣りを楽しむことをモットーとする。得意な釣りはシーバスで、時間があれば地元湘南河川でロッドを振るう。特技はモノマネ。

フィッシングライター・西村
ルアーフィッシング専門のライター。ソルトの釣りが大好きで、ボートシーバス、バチコンアジング、SLJ、ロックショアなどにハマっている。秋のシーズンはボートゲームに足繁く通い、ビッグベイトでランカーを釣ることに心を燃やす。スッポンを2匹飼っている。

今回取材に協力して頂いたのは、東京湾シーバスガイド&チャーターボート『アイランドクルーズFC』

東京湾ボートゲームならアイランドクルーズにお任せ! 神奈川県新山下から出船。計4艇のボートと敏腕船長達で、シーズンを通して東京湾のさまざまなターゲットを追う。 今回は遠藤正明船長にお世話になりました。

ラブラックス AGS BS(DAIWA)

現代のボートゲームにアジャストした鉄壁の7本

DAIWAのボートシーバスロッドのハイエンドにあたるラブラックス AGS BSがこの秋にフルリニューアル。バットのパワーと張りを強化させ、キャスト性能と操作性がさらに向上。ネジレ抑制効果の高いX45フルシールドによって、パワーロスを大幅に解消しているのが特徴。ストラクチャーまわりのピン撃ちやオープンエリアでの遠投、秋のビッグベイト対応ロッドまで、最新のボートゲームに合わせ進化した内容になっている。シーバスだけでなくサワラなどの青物にも対応できる、ボートゲームロッドの決定版だ。

品名全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
ルアー重量
(g)
適合ライン
PE
(号)
メーカー希望
本体価格(円)
67MLS2.012105845-250.6-1.242,000
64MS1.932101997-350.8-1.543,000
69MS2.062107897-350.8-1.546,000
72MHS2.18211310710-401.0-2.049,000
68MB2.0321061067-350.8-1.545,000
67HB2.01210511310-601.2-2.047,000
66XHB1.982104123MAX 1302.0-5.049,000

ショアモデルからも踏襲される「振感覚」

ラブラックスAGS BSはHVFナノプラスを採用した軽量なブランクスに、さらに軽量なAGSガイドを搭載。軽さを高めたブランクスとガイドの組み合わせは、一見メリットが多いと思われがちなものの、比重の軽いPEラインを使用した場合にバランスが悪いとガイドに絡んでしまうことも。しかし、NEWラブラックスAGS BSは番手ごとにガイド数やバランスを見直し、絶妙なガイドセッティングを施している。監修した遠藤船長の期待値を大幅に超えたDAIWA渾身のボートシーバスロッドだ。

持った瞬間の軽さとシャープネスにまず驚かされる

今回はアイランドクルーズさんを利用し、秋の東京湾ボートゲームでロッドのインプレを開始。朝マズメはまずサワラを狙うことに。フルサイズのジャークベイトやロングビルミノー、ブレード系ジグを使い広範囲に探っていく。ラブラックス AGS BSは全部で7本あり、スピニングは4本あるので、まずはこの中からロッドをチョイス。

朝マズメはサワラ狙いから。ローライトでいかにもサワラがヒットしそうな雰囲気だ。

西村「軽っ! まず手にとって思うのはその軽量さですね。まるでバスロッドのような感覚ですよ。64MSを使って20gのブレード系ジグを使っているんですけど、まさにベストバランスで本当に気持ちよく扱えています」

大木「ほんと、持った瞬間の軽さは驚きですね。ショアモデルのラブラックスを持ったときよりも衝撃的です。ボートシーバスロッドは長さも類似しているバスロッドと度々比較されることがありますが、テーパーやパワー、使用ルアーなども異なるので本来であれば全然別物です。しかし、あえて今回言わせて頂きたい、バスロッドのハイエンドクラスの軽さ、シャープさに匹敵すると!」

西村「シャープだけど負荷をかけると気持ちよく曲がって、キャストがとても気持ちいいですね。オーバーヘッドだけでなく、下からのキャストでもマックスの飛距離が出ています。だから、ミヨシに立たなくても不利ってわけではなく、ちゃんと広範囲に釣りができています。持っている感覚はバスロッドみたいに軽快なんだけど、そこはボートゲーム用ということでパワフルさや安心感もあって、軽さの中にも芯の強さがありますね。ヨシ! きた!」

キャッチしたのはワカシ。小さいながらもグイグイと走ってスリリングなファイトを見せた。
西村「下に突っ込むように走ったんですけど、ロッドを立てているだけですんなり上がってきましたね。サワラとかワラサなど、大きめの青物が掛かっても安心そうです!」

使用感はシャープ、でも柔軟性もあるからバラさない!

サワラはときおり跳ねているものの、残念ながらバイトに持ち込むことはできず…。今度はシーバス狙いにシフト。ショートレンジでシャッドやバイブレーションなどを入れていく。今度は大木にヒット! ベイトの68MBを使い、ルアーはリアルスティール18gでキャッチ!

大木「個人的にはメタルバイブとMクラス以上のベイトシーバスロッドは、ルアーのウェイトとロッドの硬さ、シーバスの口の弱さから特にバラしが必然的に多くなる組み合わせと勝手に思っていましたが、ラブラックスAGS BSは別物。キャスト時のフィーリングはバスロッドのMクラスに近い感じで、オープンウォーターでのキャストのしやすさやリーリング時のルアーのコントロールは非常にさせやすいのですが、ファイト時はシーバス特有の瞬発さとパワーのある引きにも、ロッドがしっかりと追従して曲がってくれます。バットもしっかり耐えてくれるので安心してファイトが楽しめました!」

障害物のキワにルアーを落とし込み、ただ巻きしているとヒット! ベイトモデルならではのロッドの強さはありながらも、しっかりと魚の引きに追従した曲がりで、余裕を持ってファイト&ランディングが出来ました。

西村も負けじとキャッチ! あれ!?
西村「感度ビンビンなんで、ショートバイトもバッチリ感じ取れちゃうんですよ!」

シャープさとパワフルさの融合でコノシロパターンを攻略!

今度はランカーを狙ってコノシロパターンに挑戦してみることに。使うのはビッグペンシルのモンスタースライダー160Fだ。

ベイトロッドは3本ラインナップされており、このサイズのペンシルベイトなら67HBが使いやすい。ほどなくして大木の操るモンスタースライダーが水面を割った! 

しかし、慎重に寄せてくるも、最後の最後で痛恨のフックオフ…。でかそうだっただけに残念だ。

大木「悔し〜! シーズン初期でまだ喰いが浅く、テールフック1本だったのでランディング寸前でバラしてしまいました(泣)。ですが、アクションからファイトまで十分に堪能できました。正直こんな早い(9月上旬)時期にペンシルで出ると思ってなくて『いい動き出せてるな~』と思っていたらまさかのヒットでした。

軽さとシャープさが研ぎ澄まされたロッドとは思えないほど、ファイト時に粘り強さはまさにHVFナノプラスのブランクスの真骨頂を体感できました。ショアモデルもそうですが、このブランクスシリーズの特性を体感してしまうと過去のロッドには本当に戻れません!(爆)」

残念無念、しかし魚はいる! 続いて今度は西村にヒット! ルアーは同じくモンスタースライダー160F。水面を割って顔をのぞかせるシーバス、デカい!最後は遠藤船長がネットイン!

西村「やったー! 今期初のコノシロパターンのランカーですよ! ベイトロッドが空いていなかったんで、スピニングで使っていたらまさかのヒット(笑)。竿を立ててバットから曲げてファイトしたら、このサイズでもグイグイ寄せてくることができました。細身のブランクスでここまでパワフルさを秘めているのは本当に驚き。見た目や使用感以上に、曲げた時の復元力がありますよ!」

64MSがバットから曲がるが、まだまだ余裕がある状態。ここから下に突っ込まれても十分に対応可能。見た目以上のポテンシャルを秘めたロッドに仕上がっている。

キャッチしたのはジャスト80cmのランカー! 64MSはラインナップではライトめの番手だが、このサイズがきても危なげなくキャッチ。シーズンを通して活躍する1本だ。

インプレを通して購入決定!? 1度使ったら手放せなくなる満足の使用感!

大木「今回スピニングモデルからベイトモデルまで一通り投げさせて頂いたのですが、キャスタビリティの良さはショアモデルでも謳っている『振り軽さ』をさらにボートシーバス向けにブラッシュアップされた感じです。感覚的なキャストフィーリングはバスロッドのML、Lクラスなんですが、ラブラックスはテーパーや使うルアー、PEラインなどにより適応ルアーの中でも、10gを切るような軽めのルアーでも十分な飛距離が出ます」

西村「ボートゲームを満喫できるラインナップになっていて、まずスピニングの67MLS、64MS、69MSなどがあれば一年を通して遊べそうです。個人的にはサワラキャスティングにも対応する72MHSがめちゃくちゃ良かった! ブレードもジャークベイトもこれ1本でできるし、ロング系のメタルバイブレーションを使いたいときにもこれでOK。ベイトなら、200mmオーバーのペンシルベイトも使える66XHB。DAIWAロッドユーザーさんはこの番手を待ち望んでたんじゃないでしょうか? レングスも長すぎず、ロッドを下に向けてのドッグウォークがとてもやりやすかったですよ!」

大木「あと、インプレ時のライントラブルはゼロでした。ロッドを全機種触って、フィーリングや使うルアーが変わることでキャストミスが起きてもおかしくないのですが、スピニングのロングキャストからベイトでのショートキャストまでキャストミスゼロ。個人的にもこんなキャストミスのしない釣行は前代未聞でした(笑)。DAIWAの最先端技術と名シーバスガイドの経験値が融合した間違いない“最高峰”ボートシーバスロッドと言っても過言ではないでしょう」

西村「ラブラックス AGS BSはもう店頭に並んでいるし、欲しい番手があればなくなる前に確保した方が良さそうですね」

大木「ベイトタックルシーバス大好き人間の自分的には、ベイト3機種は全部欲しいくらいどれも使いやすかったです! スピニングモデルは、釣りをしているとシーバスだけでなくお土産の青物も釣りたくなるので72MHS、69MSのどちらかが欲しいですね! 秋はホント釣り物が多くて、我々のようなマルチアングラーには困る時期です(笑)]

ラブラックス AGS BSはもうすでにリリースされており、早くも今期のボートゲームロッドの注目の的になっている。これから本格的に面白くなってくる秋のボートゲームに、ぜひラブラックス AGS BSを使ってみて欲しい。

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