DAIWAのロックフィッシュロッド『HRF®』は入門ロッドのレベルを超越していた!? 編集部が実釣インプレッション!!【50cmオーバーのハタをゲット!】

関東から西方面にて釣り物が少ない真夏から秋に、近年盛り上がりをみせているのがハタ類を中心としたロックフィッシュゲーム。磯やゴロタ場などのショアゲームはもちろん、近年ではボートや遊漁船でも本格的にターゲットとして開拓がはじまっている。そんなロックフィッシュゲームを手軽に、且つ「高次元」に楽しめるロッドが今年度DAIWAよりリリースされた!ハタゲームを毎年楽しむ自称エキスパート気取り(!?)の編集部員2人が今回インプレッションして参りました!

●文:ルアマガプラス編集部(大木)

伊豆に通い続けてはや5年、遂にアラフォーに突入間近な自称・ハタゲームエキスパートなルアマガ編集部員

【ルアマガプラス編集部・大木】
元大型釣具量販店の店員という経歴を持つルアマガプラス編集部員。バスソルト問わず、幅広く釣りを楽しむことをモットーとする。得意な釣りはシーバスで、時間があれば地元湘南河川でロッドを振るう。特技はモノマネ。年が明けてから忙しい日が続き、プライベートフィッシングに全然行けてないことが最近の悩み。ロックフィッシュはオオモンハタが好き。 [写真タップで拡大]

【ルアーマガジン編集部・フクシゲ】
今年の8月でルアマガプラスからルアーマガジンへと返り咲いたムーバブルファッティー(動ける◯ブ)編集部員。本格的に釣りにのめり込んだのが遅かった為、色々と偏った癖を持つ。釣りに対するモチベーションは高く、様々な釣りを経験。ロックフィッシュは北海道の大学時代からたしなみ、近年は大木の影響により伊豆ハタゲームにもハマる。ここ数年で体重が増加し、遂に0.1tを超過した自称才能の塊。 [写真タップで拡大]

インプレするのはロックフィッシュロッドのニュースタンダード!『HRF®(DAIWA)』

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今年度モデルチェンジを果たしたDAIWAのロックフィッシュスタンダードロッドである「HRF®」。

前モデルから軽量性とパワーを高次元で兼ね備え、エントリーロッドとしても人気を博していました。そんなHRF® が感度と操作性を高める「エアセンサーシート」や、ネジレに強い「X45」を搭載したブランクスを採用して、リニューアル!

ラインナップも幅広くなり、漁港から磯、ボートなど全国のあらゆるシーンでのロックフィッシュゲームに対応可能となりました。

今回はそんな話題のNEW『HRF®』を伊豆のボートロックゲームでインプレッション!

主にショアモデルがメインとなるHRF®シリーズですが、ボートでも使いやすいショートレングスの「76MHB」と「79M」のベイトとスピニングの各1機種をチョイスし、大木とフクシゲの2名で交換しながら使用していきます。

【HRF®76MHB・Q】
全長:2.29m
継数:2
仕舞寸法:119cm
自重:120g
ルアー重量:7~40g
適合ライン(PE):0.6~2.5号
メーカー希望本体価格:24,000円
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【HRF®79M・Q】
全長:2.36m
継数:2
仕舞寸法:122cm
自重:110g
ルアー重量:5~30g
適合ライン(PE):0.6~2.0号
メーカー希望本体価格:24,500円 [写真タップで拡大]

「伊豆ロック」VS「HRF®」 いざカチンコ勝負!

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インプレの舞台は夏の西伊豆。暑さが厳しい夏~初秋時期はどうしても釣りものが少なくなってしまいがちですが、この時期から盛り上がりを見せるのがハタゲーム。

その名の通りハタ類(アカハタやオオモンハタなど)を中心としており、伊豆はもちろん、関西以西でもハイシーズンを迎えます。

アカハタ [写真タップで拡大]

オオモンハタ [写真タップで拡大]

さらに近年では海水温の上昇に伴い、生息範囲も拡大。伊豆だけでなく、相模湾や東京湾でも釣れるようになりつつあります。

食味も良く、アカハタ、オオモンハタともに一般流通されない高級魚としても非常に有名。

そしてルアーマンとして嬉しいのはパワフルなファイト! 特にオオモンハタの喰った瞬間一気に根に引きずりこむ激しいバイトは、一度体験すると病みつきに(笑)。その獰猛なファイトに魅せらた釣り人たちにより今ではショア、オフショア問わず人気のジャンルとなっています。

そんなハタゲームを今回お世話してくれたのが西伊豆は雲見の愛海丸(なるみまる)さん。西伊豆の旬の釣り物を楽しませてくれる船宿で、磯渡しなどのサービスも行っています。船長自ら伊豆のロックフィッシュゲームを積極的に開拓しており、著名アングラーも数多く訪れています。

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朝5時に出船し、10分ほど磯の海岸線を走り、ポイント到着。ファーストポイントはオオモンハタをメインにアカハタも混在するエリアだったので大木、フクシゲともにジグヘッドワームを使用。最初は大木がスピニングの79Mを、フクシゲが76MHBを使用する形でインプレスタート。

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伊豆のロックフィッシュゲームはアカハタ狙いには28g~30gシンカーのフリーリグ。オオモンハタ狙いには30~40gクラスのジグヘッド+スイミング系ワームの2パターンがセオリー。アカハタは主に甲殻系のエビやカニなどを捕食しているので岩礁帯のボトムを中心に狙いますが、オオモンハタは遊泳し小魚などを捕食しているのでスイミング系のジグヘッドワームをチョイスします。

ジグヘッド+ワーム [写真タップで拡大]

フリーリグ [写真タップで拡大]

ロックフィッシュ専用ワーム(DAIWA HRFシリーズ) [写真タップで拡大]

朝イチは潮の流れが早くボトムの着底が少し分かりづらい状況、さらに水の濁りもあるので、ルアーの操作、カラーやアピール力も考慮したルアーチョイスをしなければならない、なかなかアングラー側の技術が試されるシチュエーション。まさにHRF®ロッドの実力を試すうってつけの状況です。

そんなタフかと思われる中、ロックフィッシュゲームもとい、ボトム系リグが大好物(!?)であるフクシゲがいきなりヒット!まずまずサイズのアカハタをキャッチ。

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ヒットルアーはDAIWA HRF®シリーズのワーム「HRF®ガブリシャッド」。

フクシゲ「オオモンハタ狙いですけど、アカハタが喰ってきちゃいましたね。いい引きでした」

アカハタの方が活性が高いとみるや、フクシゲはフリーリグに変更し、得意なバス釣り仕込みのフットボールテクでボトムをサーチするとすぐにヒット。

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フクシゲ「今度はHRF®KJホッグで岩礁帯を丁寧に探ってたら喰ってきましたね。DAIWAの2ウェイシンカーも使いやすくていいですね」

あれよあれよと魚をヒットさせるフクシゲ、なにか強烈なデジャブ(笑)を感じながらも、大木はスピニングの遠投性を活かし、HRF®ガブリシャッドのジグヘッドワームのスイミングを続けます。

船の舳に立ち、根やブレイクの存在を教えるブイ近辺をめがけてキャスト&リトリーブ。狙いはブレイクラインでベイトを待ち構えるオオモンハタ。

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潮流の速さに苦戦しつつも遂に大木にも待望のバイトが!すかさず巻き合わせを入れフッキング! 上がってきたのはアカハタ。活性が高いのかスイミングでも喰ってきました。

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アカハタをリリース後、スイミング系ジグヘッド35g+HRF®ガブリカーリー4.2inに変更し、同じようにブイの近辺のブレイクラインを丁寧に巻いてくると、今度はハンドルが止まるようなバイト!アカハタとは明らかに違うパワフルな引きで、寄せてくるもタモ入れ寸前まで抵抗を続けます。

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ファイトの末、上がってきたのは35cmのオオモンハタ!HRF79Mの遠投性&操作性だがらこそ獲れた今シーズン初オオモンハタに興奮が止まりませんでした。

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オオモンハタをキャッチ後、アカハタ中心のポイントに移動。

ルアーもアピールカラーのHRF®KJホッグ+2ウェイシンカーのフリーリグに変更し、ボトムを丁寧に探ると今度はアカハタのプチラッシュを堪能!

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フクシゲは30cmオーバーの良型アカハタをゲット!さらに2ウェイシンカーをテキサスモードにチェンジしたHRF®KJカーリー3.8inでもキャッチ!

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フクシゲ「ここは起伏が激しくないからテキサスでボトムをズル引きしました。この2ウェイシンカー本当に画期的ですね!それにしても HRF®KJカーリー、カーリテール+細かいリブのアピール力で反応が凄いですよ!」

お互い魚を5本以上釣ったタイミングでロッドを交換。

交換直後、大木は76MHBのタックルで28gの2ウェイシンカー+HRF®KJホッグ3inの組み合わせで良型アカハタをキャッチ。

フクシゲもベイトタックルにつづき、スピニング79Mで順調にアカハタを釣りあげていきます。

しかし、お互い数は釣ったものの、伊豆ロックフィッシュの醍醐味の一つである「ランカーオオモンハタ」には巡り会えていません。

大木は残り時間をランカーオオモンハタに狙いを絞り、先程35cmのオオモンハタを釣り上げた35gジグヘッド+HRF®カブリカーリー4.2inの組み合わせで、ブレイク付近を狙いキャスト&リトリーブ。

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ボトムに着底してからタイラバのタッチ&ゴーの要領で中層スイミング。HRFの感度を活かし、潮流が動くエリアを重点的にサーチすると、そのときは訪れました。

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ボトムに着底してからハンドルを7回転したとき、突如ハンドルが巻けなくなるドスンと思いバイト!すかさず巻き合わせでフッキング! トルクのある引きを楽しみながらも船下に潜られないよう竿の長さとバットパワーを活かしファイト!

船長がタモですくうギリギリまで抵抗し、ようやくランディング!

キャッチしたのは本日2尾目、ジャスト50cmのオオモンハタ!無事目標としていたランカーオオモンハタをキャッチすることができました!

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その後もスイミングでアカハタや小型のオオモンハタもキャッチし、大満足な釣果でインプレを終えることとなりました。

クセがなく高次元なバーサタイル性をみせる『HRF®』

大木「最初は苦戦するかと思ったけど、なんとかお互い良い釣果で終われてよかった! HRFロッドはどうだったフクちゃん?」

フクシゲ「そうですね、まずは最初に使った76MHBですがシンプルに『使いやすい』の一言です。自分がロックフィッシュゲームで求めているロッドは、ティップが入り過ぎない適度なレギュラーテーパーのロッドなのですが、その理想に近いロッドですね」

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フクシゲ「特に今回多用した1ozクラスのシンカーのキャスタビリティが良くて、ショアとは違い、限られたスペースで周りに配慮しなければいけないボートでも投げやすかったです。もちろん組み合わせたベイトリールのジリオンSV TWとも相まってのことなのですが」

大木「確かにオープンな舳だけでなく、胴の間のような狭いスペースでもコンパクトなモーションで十分に飛距離を出せたね。それとNEWジリオンSV TWに新たにエアセンサーシートを搭載したHRFの組み合わせの良さは言わずもがなだよね。一昔前のヘビーなタックルのイメージだったロックフィッシュはもうない感じ」

大木「個人的にはキャストもそうだし、ジグヘッドワームのスイミング時の感度も凄いよかった。ジグヘッドは35gをメインに使用していたんだけど、着底からの巻き始めの潮の動きの有無がよく分かってオオモンハタがいそうなエリアが分かりやすかった」

フクシゲ「流石オオモンハタを一番釣った人(笑)」

大木「いやいや、アナタは俺の倍アカハタ釣ったでしょww。 重いヘッドで潮流の強いエリアを巻いてもレギュラーファストに近いテーパーがマイルドに曲がって、ハイギアリールでも巻き心地が重過ぎず水圧の変化を感じ取ることができたよ」

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大木「フクちゃんはスイミングよりも、フリーリグで使っている時間が多かったけど、ボトム系リグの感度はどうだった?」

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フクシゲ「フリーリグは1oz(28g)だと、好みにもよるんですが、シンカーをボトムにつけて操作するには少し柔らかいかも。個人的な好みでいうともう1ランク硬い方が細かい操作はしやすかったかと。ですが、少し浅いエリアでシンカーを24gに変えたら操作性がよくなりました。

感度も良かったし、バイトからフッキングもスムーズに決まって、魚を掛けてからは粘り強さもありハタと真っ向勝負できましたね。根に潜られたり、巻かれたりもなかったです。エアセンサーシートとHVFブランクの恩恵をしっかり感じられました」

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大木「自分も50cmのオオモンハタとファイトしたけど、全く不安はなかった!バットでしっかり魚の動きを止められたし、このロッドに限ったことではないけど大型のロックフィッシュを掛けても不安のないテーパーに仕上がっている感じがするね」

フクシゲ「ロッド全体で強いパワーを生み出している感じですよね」

大木「そうそう、レングスも7ft6inだと少し長いかと思っていたけど、思いの他使いやすい長さだった。
アカハタにしてもオオモンハタにしても、どちらもバイトや引きは強いので短いロッドだとしんどくなってしまう。扱いやすい長さで全体的にしなってくれる竿だと、力が分散されてファイト時の強い引きでも負ける気はしなかった!」

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フクシゲ「今回のボートロックはもちろん、ボトムの障害物がハード過ぎない堤防や小磯、専用モデルでスイミングやボトム系リグをオールマイティに使いたいのであればこの1本は間違いないですね」

大木「ではスピニングの79Mはどう?」

フクシゲ「正直今回衝撃を受けたのはスピニングの方でした。この79MってメーカーHPを見ると、港湾のカサゴやクロソイを狙うロッドですよね」

大木「そう、どちらかというと操作性を高めたテクニカルモデルだね」

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フクシゲ「ハタを主体としたロックフィッシュゲームも対応できるのですが、今回のように1ozクラスのシンカーを多用するシーンではもう少しパワーが必要なのかなと思います。とはいえジグヘッドのスイミング系であれば、ジグヘッドの重さで竿を曲げてキャストできたし、スイミング時の食い込みも良かったです。ただボトム系のリグを繊細に扱うのであれば、今回のフィールドの水深やシンカーの重さはロッドに対してアンダースペックかもしれませんね」

フクシゲ「ですがスピニングのスラックの出しやすさやを利用して、ロッドが曲がってリグが動いてしまうのはフォローできましたね。ちょっとしたことなんですが、これで喰わないことも多々あるので。使用するシンカーも20gぐらいまでが扱いやすそうですね」

大木「なるほど、流石ボトム系リグの巧者!でも結局お互い少し重めのシンカー使用したフリーリグでも釣れたよね。もちろんもう少し硬ければ操作性も高まっただろうけど、魚を掛けてからは問題なくファイト出来て取り込めたよ」

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フクシゲ「そこがHRF®のすごいところなんですよ。重めのリグを使用して魚を掛けてもロッドパワーがしっかりあるから竿が負けることはなくて、根から引きずり出せるんですよ!もちろんボートという利点があったことは事実ですが、流用ロッドでは絶対できないパフォーマンスですね。個人的には76MHBよりもスピニングの79MのほうがHRF®独自のロッドの凄さを体感できましたね」

大木「関東ではあまりないシチュエーションだけど、瀬戸内や四国、九州の堤防でのハタゲームにピッタリかも。そこまで深い水深じゃなくて、アベレージも30cmクラス、だけど大物も潜むようなフィールドとか。小磯やボートロックでも応用が効くライトバーサタイルロックフィッシロッドだね」

「専用ロッド」の恩恵を十二分に感じられました!

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伊豆のボートロックはプライベートでも毎年訪れており、その際にはブラックバス用ロッドを流用して楽しんでいました。大木とフクシゲは過去にも専用ロッドでハタを釣ったこともあれば、流用ロッドだけで釣りをしたこともあるのですが、改めて思ったのは専用ロッドを使うことは「釣果を出す近道」だということ。

釣りをやっていれば当たり前のことかもしれませんが、近年あらゆる釣種を楽しめる汎用性ロッドが多くリリースされていて、高性能なモデルも数多く存在します。もちろんそのようなロッドでも幅広い釣りを楽しむのもありだと思います。しかし、経験者であれば汎用ロッド、流用ロッドでも釣り方のイメージが構築されているのでルアーの動かし方や適したロッドなどのチョイスができますが、初心者やより釣果を伸ばしたいと考えたときに間違いなく「専用ロッド」は必要なのではないかと思います。

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感度やファイト、扱いやすさの面においても絶対的に優れ、仮にタフな状況下においても専用ロッドであれば必ず釣果へと導くアシストをしてくれます。

今回インプレしたHRF®はロックフィッシュエントリーモデルでありながらも、感度や操作感も優れたロッドになります。これからロックフィッシュを始めたいけど「ロッドを何買えばいいか分からない」「流用できるロッドでは不安」という方には是非おすすめの1本になるかと思います!

伊豆のロックフィッシュは11月、年によっては12月ちかくまで楽しめるので年内もう1回、いや2回は行きたいと思った大木&フクシゲでした。そのときはHRF®、もう一度借りられないかなぁ…(笑)。

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※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

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