
多彩なエキスパートたちが没頭する実直なモノ作り…定番だらけのO.S.Pソフトベイトに、新たな潮流が! ストレートワームの雄、ドライブクローラーがスリム&ロングになり、タフコンを華麗にブレイクスルー…。その真価を、小林明人さんに深掘りしてもらったぞ!
●文:ルアーマガジン編集部
小林明人さんのプロフィール
小林明人(こばやし・あきひと)
JBトップ50でトップに食い込み見せ場を作るエキスパートトーナメンター。スピンキャストリールでのパワーフィネスだけでなく、ビッグベイトやサイトフィッシングなど攻め技は多岐に渡る。
ドライブクローラースリム【O.S.P】
フィネスなロングも、マッディでパワフルな釣果が!
上から、ブラック、エビミソブラック、スカッパノン、グリパン/チャート、グリーンパンプキンペッパー、ステルスみみずぅ、みみずぅ、モーニングドーン、まんまみみずぅ。
| 全長 | カラー | 入り数 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 8.6in | 全9色 | 10本 | 990円 |
小林「アピールが弱そうな印象があるかもしれませんが、霞ヶ浦でも効きます。長さゆえの水押しと、絶妙な波動で気づかせて、細さで食わせる印象です。また最近、中層のスローな釣りが釣れてますが、ドライブクローラースリムはよりゆっくり中層スイミングできるので強いです」
小林「関東ではミミズ色にスレが生じてきているものの、視認性がいいし何より釣れるのでミミズ系を多用しています」
小林さん1番のお気に入りは「みみずぅ」だ。
ロングワームの魔力とリムシェイプの繊細さが高次元融合!
10イヤーズスタンダードから生まれる、新しい定番
まるで生き物のようになまめかしく動き出すストレートワームの極北、ドライブクローラー。リリースから早くも10年以上売れている超ロングセラーだ。
小林「軽いチカラでうごめくドライブクローラー。自分的には深めのリブで水を掴み、押す力が強い印象。これからも釣れ続くポテンシャルを感じます」
そのDNAを受け継ぎつつも、別ベクトルの突破力を秘めているのがドライブクローラースリムだ。
小林「ロングワーム自体、古くから現代まで特定状況下などで突出した威力を発揮するもの。ドライブクローラーの9inも、フロリダバスがいるフィールドや雨後の濁りに強いと感じてます。その背景がありつつ、O.S.Pスタッフ間で細いロングワームの提案が相次いだ。僕自身もJBトップ50の七色ダム戦など、その必要性を肌で感じていました」
そして、スリムロングワームの次世代定番が完成に至った。
上から「ドライブクローラー4.5in」、「ドライブクローラースリム」、「ドライブクローラー9in」。ドライブクローラーと比較してみると、そのシルエットの違いは一目瞭然。テーパーやリブの細かさも、スリム専用にゼロから設計されている。
最高峰トーナメントでも炸裂するネクストスタンダード
小林「例えばサイト。普通のワームでは、微細なロッドワークでワームが動かなかったり、逆に動きすぎたりでバスに警戒心を持たれてしまう。でも、ロングでスリムだと、止めていても湖流で自然に動いたり、わずかな入力に対してもふんわりアクションして違和感を持たれない。もちろん、初見のバスにはメッチャ効きます(笑)」
もちろん、その開発は一筋縄ではいかなかった。
小林「最初はドライブクローラーのイメージでリブも深め。でも深いとワームが過剰に水を受け、曲がり過ぎてしまう。それでもすぐに形は修正できたが、長さと太さ、そして素材の硬さの決定が困難で…」
柔らかいとサイトでの誘いに秀でるがキャストしづらかったり、使用感に難が出る。硬すぎると真っ直ぐの状態でフォールし、不自然に。様々なプロトをエキスパートたちがテストを重ねて、現行の素材に落ち着いた。
小林「自分としては、透明度の高いフィールドのIQが高いバスに効くファイナルウェポンです。JBトップ50弥栄ダム戦などでも、その重要性を痛感しました。また単純に、マッチ・ザ・ベイトとしても優秀。バスの本能的に、ミミズやウナギを食べてきた遺伝子があるのでずっと効き続けるでしょう」
これから、使い手によって新たなテクニックやパターンが生まれる可能性を感じるとも小林さんは語っていた。極めてスタンダードなルックスだが、突き抜けたポテンシャルを持ったドライブシリーズの「特異種」。新しい扉を開けるのは、その使い手だけだ。
小林「ウッドチップなどのフローティングカバーにもいいですね。ネコリグを潜りこませて、カバー直下でシェイクし食わせられる」
小林さんの実用リグ
ノーシンカーワッキー
タフなビッグバスへサイトアプローチ
モスキートヘビーガード#1~0(バリバス)
小林「基本はサイト用。岸際の何かに乗せたり、ちょうちんからのアプローチで、テールだけ水に入れて誘う。バスが寄ってきたら落として食わせる算段。サイト以外では『壁ドン』。垂直岩盤に当てるキャストで、そのままフリーフォール。クロールしながらゆっくり落ちていき、シルエットで食わせます」
ネコリグ
小林さんのタックル
写真上「カバー用」
- ロッド:エクスプライド264M+(シマノ)
- リール:TU-01(トライアングル)
- ライン:ソルティメイト キャストアウェイPE16lb(サンライン)+フロロリーダー2.5~3号
写真下「ノーシンカー用」
- ロッド:ブラックレーベルBL-SSS6011ULXS(DAIWA)
- リール:TU-01(トライアングル)
- ライン:ソルティメイト キャストアウェイPE10lb(サンライン)+フロロリーダー1~1.5号
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