リューギの革新的リグパーツ「グライドハンガー」リギング例

あのミドスト&ホバストの名手として知られる山岡計文さんが、今度は超画期的リギングパーツ『グライドハンガー』を発明! 幾通りものリグを可能にする変幻自在のこのパーツ。実際のリグ例で使い方を解説していただいた。

●文:ルアーマガジン編集部

2024 シーバス特集

山岡計文さんのプロフィール

山岡計文(やまおか・かずふみ)

トッププロ兼クリエイター溢れ出すマルチな才能!

紀伊半島のディープセントラル・七色ダムの畔で生まれ育ったバスフィッシング・エリート。国内最高峰JBトップ50コンペティターにして、プロガイドに下北山村議会議員と三足の草鞋で活躍中。今回解説のモデルも山岡さんのようにマルチ!

グライドハンガー【リューギ】

スペック

サイズ入り数価格(税込)
S、M、L各6個495円

参考フックサイズ

SサイズMサイズLサイズ
リミット#1
インフィニ#1~#1/0
リミット#1/0~#3/0
インフィニ#2/0~#4/0
リミット#3/0~#5/0
インフィニ#4/0~#6/0

グライドハンガーベーシック・リギング

表層・中層・ボトム、シンカー次第で全層攻略

山岡「元々は主にボトストで活躍するボスリグが開発の発端です」フックのハリ先からフリーリグ用シンカーのアイを通してからゴム管をセット。シャンク上をシンカーが可動する仕組み。グライドハンガーなら、シンカーを交換する際にゴム管を外す手間が省ける。「重さ次第で表層ホバスト、中層ミドストも簡単に」

  • 使用ワーム:ドライブシャッド4in(OSP)
  • 使用フック:スタンダード#2/0(リューギ)
  • 使用シンカー:TGデルタ(リューギ)

山岡計文・使用タックル

  • ロッド:フェンウィック・エイシスACES66CML(ティムコ)
  • リール:KTFスティーズA TWコンプリートエディション(K.T.F.)
  • ライン:エクスレッド12lb(東レ・モノフィラメント)

キャロライナリグ

「フリーリグ用シンカーって、スタックしづらいのも利点」

使用スイベル:キャロダンスイベル(リューギ)

数あるリグの中でも最も手間がかかるのがキャロ。中通しシンカーの交換には一度ラインをカットする必要が…。「通常はハンガーアイをスイベルにセットしますが、食った後にシンカーの抵抗を魚に与えたくないならライン上にセットしてもOK。ワームのみならず、プラグにも」なお、山岡さんはステルスペッパー(ディムコ)に多用するそうだ。

グラコロリグ

「マスバリにも使用可能。コレはスモラバ風ですね」

使用スイベル:キャロダンスイベル(リューギ)

グラ(イドハンガー+サイ)コロ、山岡さん命名の秀逸なリグ名。「イメージはスモラバ。構造的にはジグヘッドワッキーに近い感じですね」ジグヘッドだとフックのタイプは限られるもの。「使いたいハリを選べるし、もちろんシンカーの重さも」釣った後のスマイルは無料です。

  • 使用ワーム:サイコロラバーMAX SALT(OSP)
  • 使用フック:タリズマンヘビーガード#2(リューギ)

山岡計文・使用タックル

  • ロッド:フェンウィック エイシスACES68CMH(ティムコ)
  • リール:KTF STEEZ A TWコンプリートエディション(K.T.F.)
  • ライン:エクスレッド14lb(東レ)

グライド・ショット

パンチショットの進化系ウィード攻略の強い味方

「これは武田(栄喜)がホームの琵琶湖で使うために考えたリグです」フックアイにリングを介してハンガーアイをセット。シンカーがより前方へと可動するため、ウィードの隙間に滑り込みやすい。「垂直方向に沈下。ハンガーアイをシャンクに通せばベーシックリグに変化してスライドフォールも可能」超便利。

  • 使用ワーム:ドライブビーバー3.5in(OSP)
  • 使用フック:リミット#2/0(リューギ)

山岡計文・使用タックル

  • ロッド:フェンウィック エイシスACES63SL(ティムコ)
  • リール:ヴァンキッシュ2500S(シマノ)
  • ライン:エクスレッド4lb(東レ・モノフィラメント)

ウィードの濃さ次第でシンカーを頻繁に交換するパンチショット。「事前にスプリットリングをセットする手間はありますが、プライヤーは必要ないですね」釣りに集中できる!

その他のリギング

不可能を可能にするリグ・レボリューション

ミドストを始めとするスイミングにカバー撃ち、ボトム攻略にワッキー系リグなどなど様々なリグに変幻自在のグライドハンガー。「使い道はまだまだあるはず。ぜひいろいろ試してください」偉大なる発明の父に感謝!

ブレードチューン

セットするのはフリーリグ用のアイ付きシンカーだけではない。「ブレードを付けたっていいと思います」あらかじめグライドハンガーをセットしておけばもう不可能はない!?

スピナーベイト

ワイヤーベイトだってOK。「スピナーベイトはこう(=画像)ですが、チャター系ならスナップにリングアイを通します」いずれもアクションを損なわずにウェイトアップ可能だ。

プラグ

各種プラグにも使用可能。「リップレスのビッグベイトならFタイプがSPやSに変化」板オモリはもう必要ない。「ボトムステイからのジャークとか、いろいろ楽しめますよ」

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

最新の記事