
大物釣りの聖地である南の島に3週間のあいだ滞在して巨大なクエやGT、タマンなど狙っていく遠征シリーズだ。その中でも今回は『かつて50kg級のクエも揚がった磯でブッコミ釣り』を行う動画をご紹介。
●文:ルアマガプラス編集部
ヨネスケ
釣りの聖地「五島列島」に移住し、夢の魚を釣るため日本全国を旅する釣り人。北海道から沖縄県まで釣り旅をする「突撃!ヨネスケの釣り旅ch」のYouTubeを運営中。
ヨネスケさんの詳細は、下記YouTubeアイコンからチェック!
今回紹介する動画はコチラ!
今回の舞台は南の島にある磯
この日は南の島遠征にきてから2週間。ヨネスケさん念願の『南の無人島にある沖磯』での釣行にようやく漕ぎ着けることができた。
かつて50kg級のクエも揚がった磯
今回、狙いの魚は『スジアラ、バラハタ、バラフエダイ』だという。10kgを超えてくる大物も潜んでいるはずなので、そのような化け物を狙っていく。
期待膨らむ磯で釣行スタート
足元30mほどの深さがあるというこの磯。クエが掛かることもあるようで、50〜60kgにも期待できる。仮に掛かったとしても今回持ち込んだタックル的に獲ることは厳しそうだ。
さっそく仕掛けをぶっこむ。
大物狙いの仕掛けを投入したあとは、ライトタックルにてキビナゴをセットしたライトブッコミ仕掛けもセットし、アタリを待つ。するとすぐにアタリがあり魚がヒット。意外と重さを感じる引きを楽しみ、釣り上げてみるとキレイなアカハタだ。
宝石のようなアカハタ
時折、大物狙い用のブッコミ仕掛けを確認しつつ、セットしておいたライトブッコミの竿を手に取ると魚がついており、上げてみると姿を見せたのはイスズミ。この魚は磯臭さが際立ちアピール力が抜群、さらにエサ持ちも良いのでブッコミ用としては最良のエサなのだ。
イスズミ
やがて日は暮れて夜釣りに
その後すぐに日は暮れて夜釣りに。引き続き大物狙いのブッコミ仕掛けとライトブッコミでのエサ釣りを楽しんでいると、ライトブッコミの竿先が海に向かってブチ曲がる。慌てて対応し、釣り上げたのはヒメフエダイ。沖縄ではミミジャーと呼ばれ食味も良く、高級魚として人気も高い。そしてエサとしても優秀だ。
そして立て続けにライトブッコミ竿に魚がヒット、夜のキビナゴブッコミはとても好調だ。
その一方で、大物狙いのブッコミ竿にアタリはなくエサの確認をしようとすると…なにか掛かっている! 急にすごい力で引っ張られ、ゆっくりと自動車に引っ張られているような引き。
ゆっくりと自動車に引っ張られているような引きだ
根に潜られているっぽいのでエイではなさそうだ。そして完全に根に潜られてしまった。ここは最後の手段として直接手で引っ張ってみるも、仕掛けは切れてしまった。
仕掛けを引っ張るが切られてしまう
謎の魚に敗退して、場所を移動。撮影優先で場所決めをしたが、根が張り出しすぎており今回のようにラインブレイクに至ってしまった。おそらくウツボだと思うとヨネスケさんがぼやく。
ついに大物竿に明確なアタリが!
一息つくため飲み物を取りにいくヨネスケさん、そんなタイミングで大物竿にこの日一番の大きなアタリが! 慌てて戻りロッドを支えると物凄い引きにドラグが出る。巻けずとリールを巻くものの、物凄い引きで竿が曲がる。そしてついに上がってきた魚は…
タマン(ハマフエフキ)
強烈なファイトの末にやっと釣れたのはハマフエフキ。タマンと呼ばれる沖縄など暖かい海に生息する魚だ。専用竿が販売されるほど釣魚として人気のタマンは暴力的な引きを見せるファイトだけではなく、食べても美味しい。
計測してみると66cm。ヨネスケさんはファイト中に70cmアップ確定かと思ったみたいですが、サイズの以上の引きを見せたタマンのパワーに感服だ。
ホタルイカに噛まれる
大物用ブッコミ仕掛けが根がかりして対応していると磯際にキラッと光るものが。よく見てみるとホタルイカが流れ着いていたようだ。夜中にいきなり見かけるとエイリアンのようで少し怖い。現地調達したエサとしてホタルイカは釣れそう、ということでブッコミ確定。
ぶっこむが、速攻でエサを取られてしまった。
空が白みはじめ朝を迎える
朝を迎えた
その後は何もなく気がつくと空が明るく、朝マズメの時間を迎える。気合を入れ直し仕掛けをぶっこむと…根がかり! ここで悲報。多発した根がかりによりリールに巻いたラインがなくなってしまったのだ。
ラインがなくなりスカスカのスプール
今回の磯は難易度が高く根がかり率も高い。しかも足場は海の中でオーバーハングのようになっており、根がかりの仕方によってはラインが擦れ、結構な長さのラインを駄目にしてしまう。
ということで今回の釣行は強制終了で幕を閉じた。
今回紹介した動画はコチラ!
エイリアンのようなホタルイカが少し動いているシーンは、愛くるしいホタルイカの目に癒やされること間違いなし! ぜひ動画でチェックしてみてほしい。
さらに、この南方遠征は3週間の滞在だったということもあり見ごたえは十分。シリーズを通して視聴していただきたい。
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