日本のバストーナメントの史上最年少記録を次々と塗り替えてきた「令和の怪物」藤田京弥。2022年、アメリカバストーナメント参戦を表明。世界最高峰のバスマスターエリートシリーズ昇格を目指し、過酷なスケジュールの中、アメリカで奮闘し続けている。
●文:ルアマガプラス編集部
4月のノーザンオープン・ジェームズリバー戦では10位。7月のオナイダレイク戦では16位と好成績でフィニッシュ。残すは、あと1試合。
次なる舞台はアメリカ東部にあるメリーランド州「チェサピーク湾」。東京湾とほぼ同じ大きさで、その大部分が汽水エリア。ほぼ全域で干満による水位変化が生じる。広大かつ日本にはなかなか無いフィールドに、藤田はプラクティスから大苦戦する。「今回マジでやばいです。1週間プラクティスやって、こんな掴めないのは初めてです…」。
魚の居る場所が全く掴めず、さらに慣れない外国での生活で疲労もピークに。プラクティスでノーフィッシュの日もあった藤田に、一筋の光明が差す。湾ではなく河川に移動し、ウッドカバーを探っていくとグッドサイズのバスをキャッチ。「これ釣れたのはでかい。パターンを見つけたかも!」
その後も、同じ特徴のウッドカバーや倒木周りでバスを連発。試合に向けて、確かな手応えを掴んだ藤田。エリート昇格の条件は年間ランキング3位以内。今回の試合で20位以内に入れば、3位以内はほぼ確実となる。
だが…。試合当日、前日の豪雨により川の状況は一変。水温は下がり激しく濁っていた。これでは、せっかく見つけたポイントもアテにならない。最悪の状況の中、バスの居場所を探す藤田。この状況を打開することが出来るのか!?
【番組名】「THEフィッシング」
テレビ大阪製作・テレビ東京系列全国ネット
<テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送>
【放送日時】毎週土曜日 夕方5:30~6:00
【番組HP】https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/the_fishing/
※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
よく読まれている記事
九州は福岡の遠賀川のフィールドレポートを寄稿してくれている山口諒也さん。今回は、福岡県にある二級河川「長峡川」での釣りをレポート。台風の影響で水が激減してしまった様子だが… いつもの遠賀川ではなく、「[…]
バスフィッシングの達人「折金一樹」さんが各地での釣りとホームの千葉リザーバーの状況をお伝えする「オリキンもばいる」。今回は、千葉県は亀山湖での釣りをレポート。様々な悪条件が重なってしまったが、どう打開[…]
関東屈指のバス釣りフィールド、房総半島にある亀山湖。このフィールドのリアルな状況を詳しく解説してくれるのが、城ノ上巧さんだ。今回は、9月下旬、ようやく秋めいてきた亀山湖での釣りをレポート。 涼しくなっ[…]
本場アメリカで磨き込まれたDAIWAベイトリールのワールドスタンダードモデル『タトゥーラ』が、ついに第3世代へと突入。過酷なトーナメントシーンにも耐え得る高い耐久性はそのままに、タトゥーラシリーズとし[…]
バスフィッシングにおいてもっとも身近な外道、否、ゲストのブルーギル。好奇心旺盛な性格でどこか憎めないこの魚を、水中から観察するとどのようなことがわかってくるのか。水中写真家の佐々木浩之さんに話を聞いて[…]