
水中がバスにとって過ごしやすい状況となり、魚の行方をつかみにくくなっていく秋は、1年を通して最も釣り方が多様になる季節と言えるだろう。しかし選択肢の多さは釣りを絞り込みにくくもするもの。ここでは、名だたる5名のアングラーによる、頭を悩ませる秋の釣りの基準となるような「セオリー」の釣りと、劇的に効くときがくるかもしれない「裏パターン」を紹介する。今回は奥田学さんの王道パターンと裏パターンご紹介。
奥田学さんのプロフィール
奥田学さん秋の王道パターン
ビッグベイト
アーマージョイント【シマノ】
どちらも20cmクラスのビッグベイトという点は共通。キモはその使い方にあり、双方とも圧倒的なリーリングスピードでも泳ぎ切る性能を持つ。
黒龍【シグナル・プロト】
秋はビッグベイト…の次元を超えた速さという武器
やっぱりビッグベイトだよね。秋はコレがマッチザベイトになるもんで。全国の河川やダムなんかで落ちアユがいるでしょう? あれを食ってるでかバスを狙うのが秋のセオリーかな。使うルアーはアーマージョイントとか黒龍とかで、とにかく速く巻いて使うのがキモやね。
ノーマルギアでは到達できない極限のスピード。バスが本気で捕食するスピードは人間が想像している以上に速いからね。騙すにはもっともっとスピードが必要になるわけ。そうすればルアーを視界に捉えたバスが、本能的に反応して食いに来る。サーチスピードが速いからガンガン回っていける。そういう意味では秋の巻き物に近いとも言えるかもしれないけど、次元が違うよね。
奥田学さん秋の裏パターン
スイムジグ
スピードヘッド 1oz【シグナル・プロト】+スピードシャッド 4in【シグナル】
ヘビースイムジグで未体験インパクトを与える!
秋の裏パターンね…。そっちもスピード系になるかな。ただし狙うレンジがキモになってくる。場所はある程度どこでもいいんだけど、とにかくミドルからスーパーディープで、1.5ozとかのでかいスイムジグを通す。例えば開発中のスピードヘッド1.5ozにスピードシャッドの4~5inを組み合わせて使うんだけど、これなら落ちるスピードは速いし、深いレンジも速いリトリーブスピードで通すことができる。
バスからすれば、そんな水深で見たことのない動きの物体が通れば、思わず口を使ってしまうわけ。食性ではなく、完全にリアクションの釣りやね。ターンオーバーを嫌ったり、冷え込みが始まってでかバスが真っ先にディープエリアに落ち始めたタイミングが釣りどきかな。
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『ルアーマガジン』2023年3月号 発売情報
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