あなたの釣りコストは? 読者のお小遣いと所持タックルと節約術、聞いてみた

今回のテーマはズバリ「釣りのコスパ」! といっても、その意味合いは単に安いものからランニングコストから算出するものまで様々。湯水のようにお金が使えれば誰だって神ルアーをいっぱい買えますわ。それならこっちは貧乏神すら味方につけるハイコスパを見せつけてやろうじゃないのよ。皆様から頂いたアンケートから読み解けるルアーマガジン読者のリアルな懐事情を大公開。名付けて『ルアマガ国勢調査2022』。あなたの立ち位置は少数派? 多数派?

●文:ルアーマガジン編集部

2024 新製品情報

Q1 ひと月で釣具に使える金額はどのくらいですか?

1万円が最多! 多いと5万円も…!

調査の結果、最も多い金額は1万円となった。ルアーの購入で表現するのであればおよそ5つ分。毎月新しいルアーを5個も買えると考えるとなかなかな金額だが、ここに消耗品(ライン等)も含まれるとなるとかなり心もとないものとなるだろう。ロッドやリールを買うことがいかに清水の舞台から飛び降りる思いなのかがわかる。

お小遣い額分布
1万円32.1%
5千円28.2%
2万円13.5%
3万円9.1%
1万5千円9.1%
その他8%

Q2 お持ちのタックル数を教えてください

ベイト3本 スピニング2本が最多

ロッドではベイトが3本が最も多いものの、1本から5本まで持っている幅が広い印象を受けた。一方のスピニングロッドは2本持っている人が際立って多いことがわかった。

このことから、バスアングラーは優先してベイトロッドを購入していると考えられる。ベイトリールの所有台数が最も多いのは4台となったが、所有ロッド本数とは異なる結果になったのが興味深い。一方、スピニングリールの所有台数が最も多いのは2本となっており、こちらはスピニングロッドと同様の結果であると言える。

ベイトロッド

所持ロッド本数分布
3本14.9%
2本14.5%
5本14%
1本13.2%
4本11.8%
その他31.6%

スピニングロッド

所持ロッド本数分布
2本34.6%
1本18%
3本14%
4本13.6%
5本4.4%
6本4.4%
その他11%

ベイトリール

所持リール台数分布
4台16.6%
2台16.2%
3台14.9%
1台12.2%
6台11.8%
その他28.3%

スピニングリール

所持リール台数分布
2台29.4%
1台20.6%
3台17.5%
4台12.7%
5台6.6%
その他13.2%

Q3 ラインの巻き替え頻度を教えてください

3釣行に1回ペースは 早いのか遅いのか

最も多かったのは3釣行で1回。次点で5釣行に1回、年(ワンシーズン)に1回が続く結果となった。中には1釣行中に何回も巻き替えるという人や、1~2回の釣行で巻きかえるという猛者までも。

最も多かった3釣行に1回の巻き替えだが、毎週釣りに行くと仮定すると、1ヶ月に1回以上ということになり、かなり頻度が高いと言えるだろう。

例年のタックルオブ・ザ・イヤーのライン部門はバルク巻きモデルが人気であることから、比較的安価のラインを頻繁に交換する手法をとっているアングラーが多いと考えられる。

巻き替え頻度分布
3釣行で1回19.4%
年に1回15.9%
5釣行で1回16.3%
10釣行で1回12.3%
4釣行で1回9.5%
その他26.6%

Q4 ワームフックはどのタイミングで処分しますか?

フックトラブルは怖いが

最も多い処分のタイミングは、『フックが錆びたとき』となった。

塩を多く含んだワームの場合、数日刺しっぱなしにするだけであっという間に錆びてはくるものの、ノンソルトに近いワームを使用していたり、釣行が終わる都度にワームを外していればなかなか錆びないため、多くの読者が長い期間、ワームフックを使いまわしていると考えられた。

一方、『針先がなまったら』『フックが曲がったら』など、釣りをしている最中にリアルタイムで変化するフックの状態に応じて処分する読者も一定数いることがわかった。

フック処分タイミング分布
錆びたら32.5%
針先がなまったら22.8%
フックが曲がったら11.9%
処分しない10.8%
釣行回数8.8%

ルアーマガジン読者の節約術をピックアップ

100円ショップを使っている

それほど多くはないが、100円ショップを利用することで節約している読者もいた。近年釣具に力を入れている店舗も多く、そちらに注目が行きがちではあるものの、工具類や収納用品など、ちょっとしたものを安価で揃えることができる点でも重宝するだろう。

中古店を活用する

メーカーにとってはあまり喜ばしいことではないが、中古店を利用する読者も少なくないようだ。通常店頭では買えない古い製品が手に入る(それも安く)チャンスとも考えられるだろう。また、使わなくなった釣具を買い取ってもらうことで実質的な節約を行うことも可能。

キャスト精度を上げる、根掛かりは意地でも外す

根掛かりによるロストを防ぐ節約術。キャストミスはそのままロストに繋がりかねないので、腕を磨くのはたしかに重要といえるだろう。また万が一根掛かりしてしまった場合でも、cblmやルアーキャッチャーなどの根掛かり外しを用意しておけば、ルアーロストのリスクは最小限に抑えられるだろう。よくある表現だが、ルアーを数個回収できれば、根掛かり回収機の元はとれるのだ。

トリックスターネット+cblm

ワームを補修して使用する

こちらはライターを使用して修理するパターンもあれば、専用アイテム(フィックスアルアーやワームグルー)を用いる場合など様々なパターンがあったが、最も多くの読者が行っている節約術であることがわかった。

セール期間や安売りのタイミングで買う

特にロッドやリールに関しては価格の変動幅が広く、通常でも定価の2割引程度の価格で販売されている事が多いが、タイミングを計ればその金額は3~4割まで引かれることも。店舗独自のポイントシステムも利用すればさらにお得な買い物ができるのだ。

特になし!

実は割合的にはワーム補修の次に多かったのが、節約術は特にしていないという読者。あれこれ気にすることなく全力で楽しむことは精神的な疲弊を減らす節約術といえなくもないか。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


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