みなさんこんにちは~! ルアマガ女子部メンバーのConnie(コニー)です。楽しかった渓流釣りも禁漁を迎えひと段落。ということで、今シーズンの締めくくりとして北海道・阿寒川へ行ってきました。狙うはビッグレインボートラウト(ニジマス)です。今回は、私がフィールドスタッフを務めさせていただいているフライ・テンカラメーカーriver peakさんがツアーを開催されるということで、両親と参加してきましたのでその釣行をお届けしたいと思います。旅気分で読んでいただけると嬉しいです♪
●文:ルアマガプラス編集部
初日はイブニングを狙う
関西空港から2時間ほどのフライトを経て女満別空港へ。そこからレンタカーを借りて阿寒川を目指します。
市街地から車を走らせること1時間半、今回のお宿であるニュー阿寒ホテルに到着。阿寒湖の畔に建つだけあってお部屋からの阿寒湖ビューは圧巻の一言。
イチオシなのは『天空ガーデンスパ』という屋上にある温泉。満点の星空を眺めながらのひとときは、釣りで疲れた身体と心を癒してくれます。
また、フロントで遊漁券を購入することができるほか、ウェーダーやウェーディングシューズを干すのに利用できる乾燥室があるのも嬉しいポイント。観光に来られる方だけでなく、釣り人にもオススメの宿泊施設です。
チェックインを済ませたら、早速各自ウェーダーに履き替え、すぐさま出発。ぼちぼちイブニング(夕マズメ)の時間帯に差し掛かろうという午後3時半過ぎからのスタートとなりました。
釣り人専用駐車場にて現地でガイドをなさっている澤田さんと合流し、ご挨拶もそこそこに釣り場へ向かいます。
以前、夏の阿寒川を訪れたときは、ドライフライと呼ばれる水面に浮かべて釣る毛バリをメインに使用していたのですが、今回はシーズン終盤に差し掛かる秋の釣行ということで時期的にドライフライの釣りは難しそうな雰囲気。
澤田さんによると、少し小さめのフライであれば反応があるかもしれないとのことだったので、物は試しでまずはドライフライからトライしてみます。
渓流とは違い、ある程度川幅があるのですが、手前に泳いでいる魚は人慣れしている個体が多いので、狙うは対岸付近の流れとなります。そのため、ある程度飛距離を出さなければいけないのですが、普段とは違うロングリーダー・ロングティペットのシステムに少々苦戦気味。
周りでは、ルースニング(毛バリを沈ませて釣る釣り方)で同行者の方々がちらほら魚の反応を得るなか、ドライフライに反応を示す魚はなかなか現れず……。
気温も下がり、残り時間もわずかになってきたので、私も沈むフライにマーカーを付けて釣るルースニングに替えてみることに。木が川に覆いかぶさっている流れの中にフライを落とし、木に引っ掛からないように注意しながら水中を漂わせるようなイメージで流していると、マーカー(ウキ)にピクッとアタリが!
掛けた瞬間は『そこまで大きくないかな?』と思ったのですが、ちょっと強気なやり取りになってしまっていたのか、もうすぐランディングに持ち込める……! という足元近くのところで痛恨のフックアウト。
実は、以前訪れた際もなぜかタイミングが合わず、大物をことごとくバラしてしまい、かなり悔しい思いをしたので、今回はひそかにリベンジ釣行と思っていたのですが、まさかの二の舞で「悪夢再び……!?」とやや意気消沈。この日は残念ながらタイムアップとなってしまったので、気合いを入れ直して翌日に挑みます。
2日目は下流域を攻める
2日目は、駐車場を拠点に上流側チームと下流側チームに分かれ、私は下流側からスタート。川の真ん中に立つとこんなに素晴らしい景色が広がります。
ゆったりとした大きな流れに見えますが、足を踏み入れると意外と流れが強く、水圧がかかるので川を渡るだけでも一苦労。この中を歩きながら魚がいそうなポイントを探しつつ、釣りながら下っていきます。
少し日が差して暖かくなってきたところで、ようやく魚の反応が出始めます。先にポイントに入られていた森本社長にヒット。続けて竿を出させてもらうと、私にも待望のヒットが。思ったより小ぶりではありましたが、流れも相まってなかなかの引きを味わえました。
午前の部が終わり、お昼休憩がてら全員集合し作戦会議。上流・下流どちらのチームもそれぞれ1尾以上の魚をキャッチし全員安打となったので、午後からはさらに上流域へ移動し全員でアタックすることに。
森の中をトレッキングしたり、川の中を歩いたり、動物に遭遇したりと冒険気分で楽しみつつ、大木の根本や流れに変化があるところ、対岸のキワなどのポイントを丁寧に探っていきます。
昨日バラした1本に挑む
同行者の方々も含め目立った反応が得られないまま、気付けば昨日入ったポイントへ差し掛かっていました。足元にちらほら魚影は見えるものの、さっぱり見向きもせず。
ひとまず、昨日と同様に流れのど真ん中の木が倒れて水面に覆いかぶさっているポイントにシンカーを付けたフライを落とし、じっくり流していきます。
何投かトライしていると突如勢いよくマーカーが沈んだので思いっ切りフッキング。ロッドにズシッと重みが乗っかり魚とのファイトが始まります。
流れに逆らって泳げるほどパワーのある魚だったので、バラさないように慎重にやり取りし、無事にネットイン。ようやく納得の1本をキャッチすることができました。
ヒットしたのは、定番のオリーブやベージュ系ではなく、派手目なオレンジ系。このパターンがハマったようで、なんと2連続ヒット! さすがに休む間もなくのファイトは腕がプルプルして嬉しい悲鳴を上げておりました(笑)。
その後、イブニングの時間帯に入り魚の活性が上がってきたようで、同行者の方々も続々ヒット。みなさんなかなか対峙する機会のないビッグレインボーとのファイトを満喫しておられました。
ラスト2分の攻防……!
その後、全体的にアタリが遠のき、手を変え品を変えひたすらキャスティングを続けるももう1本がなかなか出ない状況の中、再びマーカーに反応が。
それも森本社長から『残り2分~!』と号令があった直後の出来事だったので、これは絶対にバラせない……! とプレッシャーのかかる場面。
じっくりとファイトしたいところですが、残り時間も迫っていたので、なるべく時間を掛けないようにとめちゃくちゃ神経を使いながら(笑)、ラストにナイスコンディションのレインボーを追加することができました。
ヒットフライはイエローのマラブーニンフ。あたりが薄暗くなってきたので、蛍光っぽい色の方が目立つのでは? とフライチェンジしたところでのヒットだったので、読みが当たってラッキーでした。
今年は、個体数もアベレージサイズも全体的に少しダウンした印象でしたが、2日間の釣行を終え、なんとか前回のリベンジは果たせたかな? と。ですが、まだまだ大物とのリールファイトで魚を操るのは難しく、課題も見つかったので、これからも色々なフィールドのトラウトを追いかけていきたいと思います。
使用タックル
種類 | タックル |
---|---|
ロッド | Hurst Native Series9ft #5(リバーピーク) |
リール | CIRCUS #4/6(リバーピーク) |
フライライン | FREE STYLE WF 5/6 F(リバーピーク) |
リーダー | 12ft 3x(リバーピーク) |
ティペット | 1~1.25号 |
グローブ | HYOON EX 手甲グローブ(フリーノット) |
Connieさんのプロフィール
Connie(コニー)
ルママガ女子部公式インフルエンサー第1期生。京都府在住。
『素敵な仲間と楽しく釣りを』をモットーに、家族や友人たちと渓流でのフライ・ルアーフィッシングをメインに湖や管理釣り場(たまに海外)などで四季折々のトラウトフィッシングを満喫している。現在、ハヤブサフィールドスタッフ、river peakフィールドサポーターとしても活動中。
まだ女性アングラー人口の少ない釣りジャンルである「渓流釣り」や「フライフィッシング」の面白さや魅力を1人でも多くの方に伝えていきたいと話す。
ルアマガ女子部をご紹介!
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