水野浩聡さんが語る『Mr.釣りどれん』本気のカイザーは本当にカッコいい!

名作釣り漫画『Mr.釣りどれん』。その影響は、今まさに現役で活躍する業界人にも大きな影響を及ぼしていた!! ここではそんな現役「釣りどれん」にインタビューを実施。熱い想いを語ってもらった。ぜひとも釣りどれんの魅力を共有してほしい! 今回は水野浩聡さんの釣りどれんトークをご紹介!

●文:ルアーマガジン編集部

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水野浩聡さんのプロフィール

水野浩聡(みずの・ひろあき)

琵琶湖、長良川、ため池といった様々なフィールドで身につけた豊富な引き出しを持つアングラー。ジャッカルの名作・デラシリーズの生みの親としても知られる。

長身からくり出される多彩なキャストが武器。

お気に入りのキャラクターに関して語ってください

本気のカイザーは本当にカッコいい!

これはもうね、カイザー1択ですよ。釣りウマに対するリアルな憧れですよね。若葉ちゃんの挑発にのって、短い時間だけど本気で釣りをするシーンのカッコよさと言ったら……!

あと、彩子先生にくっついたヒルをタバコを使ってはがすとことかもスゴイカッコいい! やらかすけどたまに切れ味鋭いのがいいんですよね。

あ、ベタナギくんの寒いギャグも好きでした。当時から自分も琵琶湖に行っていたので、わかばちゃんも好きですね。親近感が湧くし、釣りの上手さに色気もある。当時の水野のピュアな心をくすぐってくれました(笑)。

『Mr.釣りどれん』との出会いを教えてください

たまたま本屋で出会いました

読んだのは高校時代ですね。本屋でたまたま目に入って、1巻を買ったのがきっかけでした。

基本的に漫画は読まないんですけど、釣りどれんにはハマりまして、全巻揃えた数少ない漫画なんです。登場人物が高校生中心だったこともあって、親近感もありましたしね。釣り場をもじった名前も入りやすかったです。

好きなストーリー、思い出に残るシーンはありますか?

ヒロスレちゃんとか和室ちゃんとか……

全然釣りと関係ありませんが、リアルに広末涼子が好きだったので、ヒロスレちゃんの話はたまらなかったですね。温泉旅行でグッと距離が縮まっていったのが良かった……。

あと1巻で和室ちゃんが教えてくれたおまじないの8inワームを結ぶやつはよく真似をしました。でも願い事をしたわけじゃなくて、バスの目の前であの結び目が解けたらバスが思わず口を使うんじゃないかと思って(笑)。

それからやっぱり最終話ですよ。あれは泣きました。年齢も近いし、思春期のリアルな感じがありましたよね……。

ミスつりへの熱い想いをどうぞ!

釣りの楽しみ方の原点があるんです

等身大の学生の日常だったり、仲間と何かを成し遂げたり、そういうリアルにありそうな色々な事柄が、釣りを中心に垣間見えて沢山共感できる作品なんです。それでいて、不思議と突拍子もない展開があっても、すっと受け入れやすいんですよね。

だからなのか、SNSとかを介さない、ライフスタイルの中に溶け込む釣りを再確認できると思います。釣りの楽しみ方の原点がこの漫画にはあるんですよ。

『Mr.釣りどれん』とは?

90年代のバスブームを支えた少年アングラーたちのバイブル

「釣りのある生活」をテーマに、個性豊かなキャラクターたちのドラマを描いた90年代の人気コミック。パロディ要素の強い、ハイセンスなギャグやストーリーとは裏腹に超実践的なハウツーをわかりやすく解説。当時、多くの少年アングラーの成長を支えたバイブルである。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


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