名作釣り漫画『Mr.釣りどれん』。その影響は、今まさに現役で活躍する業界人にも大きな影響を及ぼしていた!! ここではそんな現役「釣りどれん」にインタビューを実施。熱い想いを語ってもらっている（声をかけられなかったアングラーさんゴメンナサイ！ ）。ぜひとも釣りどれんの魅力を共有してほしい！ 今回はルアーマガジン編集長古川の釣りどれんトークをご紹介。
●文:ルアーマガジン編集部
好きなストーリー、思い出に残るシーンはありますか？
桧原湖への憧れは絵原湖です
縁もゆかりもない桧原湖を第二の故郷だと思っているのですが、その発端がミスつりだったりします。ちょー太たちが桧原湖ならぬ絵原湖で釣りをするストーリーで、スモールがラージよりも引くって書かれてるわけですよ。すごくそれに惹かれて、いつか絶対行きたいと思っていました。結果、18歳で免許を取得した2日後には車で桧原湖に行ってしまいました（笑）。
それから文化祭の話も好きですね。あのプール釣り堀には憧れました。中1の時、学園祭で提案したのですが当然、却下されましたね（笑）。
『Mr.釣りどれん』との出会いを教えてください
使いこなせないメタニウムが……！小学4年か5年生の頃、出先のドライブインに置いてあった漫画を読んだのが1番はじめの出会いでした。その時は面白いなくらいの印象だったのですが、少し時間が経ったころ、友達がおもしろい漫画があると、釣りどれんを貸してくれたんです。
当時はお年玉をはたいて買ったメタニウムをまったく使いこなせない状況。そんな中、読んだミスつりでバックラッシュの直し方だったりベイトキャスティングのコツが書いてあってこれはヤバイなと（笑）。
図書館で釣りの参考書的なものは読んでいましたけど、それらより遥かに参考になりました。基礎中の基礎を学んだバイブルなんですよ。
お気に入りのキャラクターに関して語ってください
サメタクとわかばちゃんサメタクですね。かっこよくてトップしか使わない。けどヘタクソなところに親近感が湧きます。ドッグウォークもマスターして、高校に入るまではトップが誰よりも上手い自信がありました（笑）。
女性なら海堂わかばちゃん。金髪で関西弁、愛嬌も良いしルックスも良いしちょっとエッチ……。釣りの腕前がちょー太クラスなのも魅力的です。『釣りどき関西』でわかばちゃんのスピンオフが始まったときは歓喜しました。
ミスつりへの熱い想いをどうぞ！
1番バス釣りをしているバス漫画です！
特集になっている時点で熱い想いは伝わっているかと（笑）。少年向けだけど、1番バス釣りをしている漫画が釣りどれんです。愛嬌のあるコミカルな作画なので、大人が読むには少しためらってしまうかもしれませんが、逆に大人にならないとわからないおもしろさが隠されているのもミスつりの魅力です。
もちろん、バス釣り未経験や初心者の少年少女にも読んでほしいです。そうすればルアマガの編集長になれるくらいにはバス釣りが上手くなれるはずです（笑）。未来の編集長をお待ちしてますよ。
古川和弘のプロフィール
古川和弘（ふるかわ・かずひろ）
1988年生まれのルアマガ編集長兼アングラーズマイスター。小学生の頃からバス釣り一筋で、ストロングな釣りを好む。釣れる釣りに対する反応がよく、話題をいち早くとらえ、積極的に導入する柔軟さも持つ。
『Mr.釣りどれん』とは？
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り（？）という気持ちもありますよね？ 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします！ そして！ 夏といえばカバー！ カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ！
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