フィギュアや模型で造形美を追求する海洋堂とシマノのコラボレーションによるストライクファンタジーの第2弾として登場するのが『丸鱸70ES』。名前の通り、鱸の姿を忠実に再現したバイブレーションプラグだ。海洋堂の手による物だけに、当然見た目は超リアルだ。しかし…バイブレーションとして、ちゃんと機能するの!?
●文:ルアマガプラス編集部
丸鱸70ES（シマノ）
【スペック】
- 全長：70mm
- ウエイト：20g
- タイプ：シンキング
- フック：＃6×2
- カラー：6色
ベースとなったのはエクスセンスシリーズのサルベージ70ES。ここに細かい鱗や複雑なエラ、そして背ビレや腹ビレなど、正直ルアーの性能にはあまり関係のない海洋堂によるリアルで躍動的な造形美を可能な限り盛り込むことで、ルアーというよりは“フィギュア”と表現する方が適しているルックスに仕上がっている。
そして、ここからはシマノの出番。サルベージ70ESのウエイトを前方に集中させつつ、ラインアイも前方にずらすことで、大きなヒレが付いていても空気抵抗の影響が抑えられて飛行姿勢が安定。空中で回転することなく真っ直ぐなロングキャストを追求できるようになっている。
また、先述の大きなヒレが水押しを明確にすると同時に適度な引き抵抗を発生させることで、遠投先でのジャークやリフト＆フォールの際にルアーの挙動がイメージしやすくなったというのも大きな特長だ。さらにフリーフォールではランダムなフラつきやターンも発生したり、ラインテンションの掛け具合の調整でシミーフォールしたりと、魚のバイトを誘発する機能がふんだんに盛り込まれている。
カラーは全6色のラインナップで、いずれも｢使うのがもったいない？｣と思うほどなまめかしいフォルムだが、同時に釣力もサルベージ70ESベースという折り紙付きなので、ためらうことなくガンガン投げて魚を釣ってほしい！
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