はっきり言ってヤバイ!『世界一おいしい炊きたてごはん』を食べたくないか?

先日、米好きの記者がいたく感動したガジェットがあったので紹介したいんです。いや、ここルアマガプラスでしょ? 釣りにに関係ない記事載せれないよ?って言われるですが、社内テロリストの小生めげません。『いや、紹介するのは米を炊く釜で、釣竿を作るあのカーボンで作るんすよ!』顔が引き攣る編集長でしたが、それで押し切ることにしました聞いてください!

●文:ルアマガプラス編集部(フカポン)

2024 シーバス特集

日本人の主食は米である!

学校給食ではなぜかパン食がメイン。なぜか昨今は政策がおかしくてお米農家が弾圧されてたりと、なんで日本こうなってるのとお嘆きのあなた。完全に同意です。私は、米好きです。パン屋さんには申し訳ないですが、米の方が好きです。

釣ってくるお魚に合わせる主食は米でしょう? なんて文面を入れて姑息にルアマガプラスという媒体で記事を書く整合性を整えておき本題に入ります。

日本一、いや世界一お米が美味しく炊けるガジェットがあるんです。

最新の炊飯器? いーえ。とある釜で炊くとお米がバチくそ美味しく炊けるんです。もう、これは奇跡。案件ではありませんが、うちでもこの釜売りたいくらいなのでもしかして実現するかもですが、そんなことはどうでもいい。この感動をあなたに。

これです。これ。

『ステイスマイルのカーボンライスポッド』。とりあえず無断でwebから画像拝借してきたので見てください。

そもそもカーボン製の釜ってなんやねん?

カーボンといえば、ご存知、釣竿の主力材料となっている素材。繊維ですのでシート状にしたりして釣竿に加工するわけです。それの釜?? はい??? どうやって加工してるの?? という疑問はあるわけですが、気になったスタートはソコでした。

製造元に連絡して釣りメディアであることを伝えると、「??」という反応でしたが、ルアマガプラス編集長を籠絡した無理筋で納得させ、取材用に釜をお借りすることに成功しました。たまたまうちで、面白いペレタンという炭を販売しているので、ちょっとソレをダシに使ったわけです。そのペレタンがこの釜と予想外のシナジーがあったのですが、それはちょっと置いておきます。

もったいぶらずに、カーボン釜だと何がすごいのか書きます。

『全方位遠赤外線効果で米が炊ける』

はあ。どういうこと? ってなりますよね。遠赤外線はみなさまわかりますでしょうか。へい、ChatGPTカモン!! 遠赤外線についてわかりやすく解説してっ!

遠赤外線は、電磁スペクトルの中で可視光線よりも長い波長を持つ放射線の一種です。波長が長いため、私たちの目では見ることができません。

遠赤外線は、熱エネルギーを含んでおり、私たちの身の回りにはさまざまな物体から放射されています。例えば、太陽や火が熱エネルギーを発し、それが遠赤外線として私たちに届きます。

遠赤外線は、その熱エネルギーを吸収する物質を温めたり、熱を伝えたりすることができます。この性質を利用して、遠赤外線はさまざまな分野で応用されています。

ということです。ありがとね。ライターの仕事とらないでねGPT

えーつまり、全身がカーボンで全方位その遠赤外線。これ、どんなコトになるのよって米好きなら思いますよね。メーカーのWebでは『炭のくるみ焼き』と表現していますが、ただでさえ、遠赤外線の申し子と言える炭で調理した食材は美味しいわけです。カーボンの性質はつまるところ炭なわけです。炭は燃えちゃうけどね! ただこの釜は燃えないし、温度も炭みたいに直じゃないから米は燃えないし、キモとなる遠赤外線を安定して食材にぶちあてて熱してくれるワケ。よくわかんないけどヤバそう!

その遠赤外線効果を全方位からぶっこんで米を炊くとか、そりゃあんた異次元の話ですよ。

土鍋なんかもそういった効果はあるんですがね。どうも、その効果レベチなんです。

で、びっくりしたのは素材の熱伝導効率。

え? カーボンでしょ? めっちゃ熱伝導率って低いはずなのに(種類によるみたいですけどね)、メーカーさんの話では『氷を置いてみてください、驚異的な熱伝導率なので外気温がすぐに伝わって氷溶けちゃいますよ』

もう意味わかんねぇ! ただ、少ない熱源で超釜熱くなるし、火を消せば外気温まですぐに温度下がるし、鬼のような熱伝導率なんすよ。

『そういうことなんで、極端に言うと10分で米炊けますよ』

うちの炊飯器の、超早炊きで20分だからその半分かよ!

そして炊いた米は想像をぶっちぎって美味しかった!

用意したのは、その辺のスーパーで購入した無洗米。もう、米ソムリエなら脱穀してすぐの米を使ってくださいと呆れるコトでしょう。でも、いいんです。とりあえず実験ですから。

で、まぁコレはついでだったんですが、ウチの会社で販売している驚異の特許炭『ペレタン』で炊いてみることにしました。なんでかっていうと、着火から30分で火が消えるので現場で放置しときゃ、米炊けるだろう、それにガス火じゃないから時間的にもちょうどよくね? と思ったからです(雑)。

案の定、焦げることもなくオートマチックにバチくそおいしそうに炊けました! ペレタン便利だから買ってね。これは宣伝。さて本題に戻りましょう。

キャンプで使ってみました。

昔、蒸篭(せいろ)で、炊いた米を食べたことがあります。蒸篭の香りがフワリとして、ああ、蒸篭で炊いたお米ってなんか木の香りがするんだ……と思ったことがありました。

で、このステイスマイルの全方位赤外線釜『カーボンライスポッド』で炊いたお米を、ひとくちパクリ。驚きました。

『え? 蒸篭の木の香りがする?なんで?』

カーボン釜なのに、なぜ蒸篭で炊いたような木の香りがするの!? 謎はすぐに解けました。ちょっと適量より炊き過ぎたけどね。

はて、このカーボンライスポット。木の香りする要素なんてある? 遠赤外線マジックなの? 

あ、ああ!そうか!! 蒸篭で炊いたお米に木の香りがしたのは、炊いた器具の木の匂いではなかったんだということに、いまさらながら気付かされます。そう、あれは『本来のお米の香り』だったのです。つまり、木の要素がないこのカーボン製の釜野郎、お米本来の香りってのを引きやしやがったわけです。

そして、

『なに? なんでお米がこんなに立ってるの??』クララ総立ちってくらい立ってます。スタンディングオベーションですよ。いつも無表情な将軍様だってテポドン発射に成功したときくらいの笑顔で拍手してますよ。片っ端から茶っ葉が立ってレベルの幸運を感じさせます。そして、もっちもちで、ふわふわで、もう米がまさに踊っているのです。一粒一粒が主張しとるやないけ! これ、スーパーの無洗米やど!!

そりゃぁ、ミシュランシェフだのなんだのが、採用するわけでさぁ。

卵かけご飯くってみようぜ! うめぇええ!! 

もう、そんな炊きたてご飯で、かっこんだ卵かけご飯の絶品だったこと!!! これはヤベェ釜だと感動したので、ネタにさせていただいたわけです。

加工しにくく高価なカーボン素材ってことで、え? って値段ではありますが、米好きにとってはそんなことはどうでもいいと思えるぐらい素晴らし〜逸品です。実は同じ素材を使ったカーボングリルプレートなる商品もラインナップされていて、これで焼いた肉がまたすごいのですが、僕は肉よりも米派なので。

まぁ、そういいながらサンプルで試させていただいたのですが、このプレート、めっちゃいいですよ!

ちなみにですが、このカーボン釜に、お芋ぶっこんでください。もうそのまんま。

『全方位遠赤外線仕様の焼き芋』ができあがります。これも相当震えますので、焼き芋好きも要チェック。

余談。同じく遠赤外線なペレタンで炊いたら、より美味しくなったみたい

ここからは、若干弊社の宣伝含みですが、事実なので書いておきます。ただいまペレタンという特殊な炭を販売しているのが、この子の特徴が超早く着火して熾火になって、少量で30分続く燃焼力! がウリなのですが、炊飯ってコツがありまして、弱火→中火→弱火の絶妙な温度変化で炊くとパーフェクトなわけですが、その熱量と時間経緯がドンピシャでして炭が完全燃焼したころに美味しく炊きも蒸しも終わっているわけです。炭火でありながら、気遣い要らずに米が炊き上がるので便利なんですよ。ハイ。これは思わぬ効果でした。

Sビット的なストーブでも炊けます。

鬼のように熱伝導率が高くて、ガスの火の調整の塩梅をマスターするには少しコツがいるかもなんですが、こと米を炊くって作業に関していえば、うちのペレタンとこのライスポッドの相性は抜群でして。ぜひ騙されたと思ってつかってみてください。あ、メスティンとか飯盒炊爨にも適してますので。ハイ。


※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。