『TALEX』の偏光レンズが釣りを進化させる!【TALEX創業85周年の足跡】

『TALEX(タレックス)』といえばバス釣りをはじめ幅広い釣種で人気の偏光レンズメーカーだ。創業85周年と聞いて「えっそんなに老舗企業なの?」と思った人は多いはず。その歴史を知れば、タレックスの偏光レンズが釣り場で良く見えて、釣り人の目にやさしいことがわかります。

●文:ルアマガプラス編集部

創業~1990年代 革新的な偏光レンズの開発と本物の偏光レンズの普及に邁進

現在、バスフィッシングをはじめあらゆる釣種で人気が高いタレックスの偏光レンズ。その始まりは1938年創業のタレックスの前身、田村レンズ製作所にある。日本のメガネレンズ製造発祥の地で培われた高い技術が、現在の革新的なタレックス偏光レンズの礎にある。

創業から28年で偏光グラス専業メーカーに事業を移行し、1970年代には全面均整の球面ガラス偏光レンズと球面プラスチック偏光レンズの開発に成功。ともに世界初の偉業で、実はタレックスの性能にいち早く気づき、魅了されたのは海外のユーザーだった。1984年にはロサンゼルス五輪の指定サングラスに採用され、その後輸出も大幅に拡大。

“クリアな視界”や“目が疲れない”といったタレックスの特性が、光に敏感な青い目を持つ人たちに高く評価された。

大阪市生野区田島の田島神社境内には「眼鏡レンズ発祥之地」と記された碑がある。明治時代にはじまり、国内有数のメガネレンズの生産拠点として発展した田島でTALEXは創業。歴史に培われた技術は今も受け継がれている。

1990年代に入ると日本ではバスフィッシングがブームとなり偏光グラスをかけるアングラーも急増。だが当時は、普段使いの眼鏡レンズはこだわってもサングラスは眩しくなければ良い程度の認識がほとんどだった。

タレックスはサングラスでも大切なのはレンズであることを直接ユーザーに伝えるために1996年に直営店をオープン。その3年後にはタレックスが認定する小売店、タレックスプロショップを全国で展開。

なぜメーカーがユーザーとの接点を密にしたかというと、当時は市場に低品質のレンズが数多く流通。「正しい情報を知らせるのも偏光レンズ専業メーカーの役割」という責任感からだ。

全工程の60%以上がハンドメイドで、6000以上もの項目で品質管理を徹底。 タレックス偏光レンズの“見え方の質”は、熟練した職人たちの地道な努力に支えられている。

創業~1990年代の主な沿革

  • 1938 幕末から続くメガネレンズ発祥の地、田島(大阪府)で田村レンズ製作所(後のTALEX)を創業 
  • 1966 ガラスレンズ製造から偏光レンズ専業メーカーに移行
  • 1970 世界初、光学的要素を満たした全面均整の球面ガラス偏光レンズを開発
  • 1975 世界初、光学的要素を満たした全面均整の球面プラスチック偏光レンズを開発
  • 1984  ロサンゼルスオリンピックの指定サングラスに採用される 
  • 1985  アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアの一流ブランドへの輸出を拡大 
  • 1990 世界初、紫外線UV400を99%カットするガラス偏光レンズを発表 
  • 1992 世界初、プラスチック偏光調光レンズを開発
  • 1996 直営店PROSHOP&SHOWROOM TALEX をオープン 
  •    世界で唯一、カラーで特許を取得しているレンズ『トゥルービュー』を発表
  • 1999  TALEX PROSHOP展開(眼鏡小売店への直販)を開始
  •    ZEAL OPTICS社(現ブランド名ZEQUE)とのコラボレーションを開始
  •    より明るく鮮明に見える新色『イーズグリーン』を発表

2000年~現在 アングラーの“目”を支え続けて四半世紀

1996年にタレックスの代名詞といえるレンズの『トゥルービュー』をリリース以降、釣りに関するトピックが急増する。『トゥルービュー』はどんな天候でも人が快適と感じ、目にしたすべての色彩をありのままに再現するレンズカラーで、釣り人のみならず世界中の多くの人に愛用され、 同時にタレックス独自の「雑光®カットフィルター」の優れた性能が広く知られることになる。

タレックス偏光レンズを代表するカラーが『トゥルービュー』。釣りでは雑光カットフィルターが水面のギラつきを消し、ありのままの色彩を視界に再現する。このクリアで目が疲れない高品質な見え方は、レンズから雑光®カットフィルターまで全てが自社生産、85年の歴史と新しい技術の融合が根本にある。

※『雑光』は株式会社タレックスの登録商標です。(商標登録第4884270号) 

雑光とは紫外線や照り返しによる反射光など有害な光のことで、目に優しい光だけを透過させるフィルターが「雑光®カットフィルター」だ。フィルターは0.03mmと極薄。

創業時から培われた技術による光学性能に優れたレンズで完全に密着した状態で挟み込むことで、レンズの歪みや揺れを排除し、クリアな視界を約束してくれる。また雑光®カットフィルターにヨード系原料を採用し高い雑光® カット率と、可視光線透過率の調整幅の広さを両立しているのもタレックスの特徴だ。

要は明るいレンズでも優れた雑光®カット率を実現。実釣シーンでいうと朝夕や曇天など低照度でも水中が見やすいレンズカラーが製造可能で、その代表格が1999年にリリースされた『イーズグリーン』だ。

タレックスの技術の中核は、独自に開発した 薄さ0.03ミリの雑光®カットフィルター。ヨード系原料を用いることで高い雑光®カット率と可視光線透過率を実現している。

ちょうどその頃から日本のバストーナメントシーンやリザーバーのモンスターハンティングなどでサイトフィッシングが注目され、クリアな視界で釣りが楽しめるタレックスがさらに脚光を浴びることになる。

良く見えるのはもちろん、長時間サングラスをかけていても頭痛やめまいがしないという特性も釣りには打って付けで、多くのトップアングラーから高い支持を得る。日本の二大釣具総合メーカーをはじめ、多くのアイウェアブランドとコラボするのもタレックスの高い信頼度の証しだ。

雑光をカットしクリアに見えて疲れにくいレンズは、単に魚を見るだけでなく水中の地形変化や障害物、空中のラインなど視覚でとらえる情報の質と量を向上させ、アングラーの戦略の拡大にも貢献。タレックス創業85周年の歴史は、バスフィッシングをはじめ釣りの進化の一翼を担ってきた歴史でもあるのだ。

2000年~現在の主な沿革

  • 2000  スポーツに集中できる新色『トゥルービュースポーツ』を発表
  •    偏光グラスブランドSight Masterとのコラボレーションを開始 
  • 2001  シャープかつクリアに見えるハイコントラストカラーの新色『アクションコパー』を発表
  • 2004  フレームブランドOZNIS(オズニス)とのコラボレーションを開始
  • 2009 大阪市立大学大学院医学研究チームとの共同研究により 「TALEXレンズは疲労予防効果が顕著である」と実証される 
  • 2012 DAIWAとのコラボレーションサングラス、TLXシリーズを発表 
  • 2014  心地よい明るさに高精度な立体感を実現する新色『ラスターオレンジ』を発表 
  • 2015  TALEXオリジナルオーバーグラス『EM6-D03』発売開始
  • 2022 SHIMANOフィッシングコラボレーションサングラスSTLシリーズを発表 

タレックスではレンズカラーが選べるモニターキャンペーンを実施中。

長きに渡り、目が疲れずクリアな視界を提供してきたタレックス偏光レンズを採用したサングラスのモニターキャンペーンを開催中。85周年ということで85名様にハイクオリティな偏光サングラスが届く。応募して損はないので要チェックだ!

85th特別ロゴを施した2型のサングラスから選べる

オーバーグラス [写真タップで拡大]

ストレッチグラス [写真タップで拡大]

レンズカラーは6色から選べる

250名様にレンズのくもり止めクロスをプレゼント!

※販売価格1,430 円(税込)

拭くだけで、くもらないクロス!
サングラスモニターに応募した方の中から抽選で250名様に、タレックスが販売する「拭くだけでレンズがくもらないクロス(85周年デザイン)」をプレゼント。この機会にふるってご参加ください。


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