ぜんぶ知ってる? 岸からの釣りで釣れる魚17種をピックアップ!

2024 シーバス特集

マゴチ/近年大繁殖中!? 話題の「コチング」で注目

ヒラメが「ヨコ」に潰れた魚だとすれば、コチは「タテ」に潰した魚。同じく砂泥帯に住む底生魚で、エサとなる小魚を待ち受けて砂に潜んでいる。したがって狙って釣るためにはボトム周辺を攻めることになる。これはヒラメも同様。

最近では「コチング」と呼んで専門でルアーで狙う釣り人も増えている。最盛期の夏場には海底の砂地をびっしり埋め尽くすほどいる…という噂。

マゴチ

カサゴ/代表的ロックフィッシュ

防波堤からの釣りでもポピュラーなカサゴ。岩礁帯やテトラポッドなど障害物に着いて生活しており、家族連れのファミリーフィッシングでは特に馴染み深い存在。地域やポイントによって模様や体色が変わるのも面白い。関西ではガシラ、九州地方ではアラカブなどと呼ばれている。

カサゴに限らずロックフィッシュ(根魚)は釣られ尽くすと個体数の回復が難しい。サイズが小さかったり持ち帰るつもりがない場合は優しく逃してあげよう。

カサゴ

キジハタ、アカハタ、オオモンハタ/その名を冠するワームも存在! 人気のロックフィッシュ

ハタもカサゴ同様ロックフィッシュとしてひとくくりにされる魚で、やはり岩礁帯に多く棲んでいる。中国では「石斑魚」と呼ばれ、特に広東料理として蒸し魚やフライにして食されている。

キジハタはカサゴよりもひとまわり大きいが、人工の防波堤などにも居着きやすいため似たポイントでよく釣れる。ハタの仲間の中では比較的身近な存在と言えるだろう。深緑色の目が「キジ」の羽毛の色と似ているためこの名前が付いた。

キジハタ

真っ赤な色合いが美しいアカハタはその名の通り赤いハタ。地域や食性にもよるがルビーのように鮮やかで、青い海から姿を表す様子は見ものだ。

アカハタ

オオモンハタは他のハタと比べると若干ながら回遊性が高く、障害物をタイトに狙わずとも中層付近で釣れてくることが多々ある。べったりとボトムに着いていることの多い他のロックフィッシュとは対照的だ。

オオモンハタ

エソ/ショアジギングのいわゆる「外道」 かまぼこの材料にも

エソは海釣りの代表的な「外道」。小骨が多く、しかも太いのでそのまま食べるには向かず(味は美味しいそうだ)、またギザギザの歯でルアーやワームを傷つけるため、釣り人にはあまり歓迎されていない。一方でかまぼこの具材としては最高級品として知られている。型のいいものが釣れたなら、試してみるのも一興。

エソ


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