心強いバディが実釣をサポート実釣は池内さんの釣友、仙波勝也(せんば・かつや)さんも同行。NBCソルトチャプターなどの大会で優勝、入賞多数。ホームの紀伊半島を知り尽くすエギングの大ベテランだ。
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釣り場に立ったら水温計測がルーティン!池内「湾が違えば水温は変わるし、同じワンドでも奥と入り口で水温差があることも多い。水温が低めの春イカシーズン序盤ほど水温が高めのエリアで釣りをするようにします。エギを触ってほかの場所より温かいか、冷たいかを感じることも重要です」
[使用タックルデータ]左●ロッド:アサルトジェット82ML(ゼスタ)●リール:イグジスト2500(DAIWA)●ライン:アーマードF+プロト0.6号(デュエル)●リーダー:ハードコアエギングリーダー2.5号(デュエル)右●ロッド:アサルトジェット75MMH(ゼスタ)●リール:セルテート2500(DAIWA)●ライン:ハードコアX8プロ0.6号(デュエル)●リーダー:ハードコアエギングリーダー2.5号(デュエル)※2021年のものです
藻場にこだわらず湾内のワンドで包囲網をかける池内「潮通しの良いワンド入り口のカケアガリはイカの通り道。地形変化に足を止めるイカも多い。ワンド奥に藻場があれば、そこに向かうイカもいます。また、ワンドに小魚が入ってそれを追い込んで捕食するイカもいます。藻場にこだわらず、様々なタイプの春イカを狙いましょう。ちなみに藻場を狙うときは海藻帯の際や藻面をスローに探ります」
池内「アオリイカは潮の流れやベイトの動きなどちょっとした変化で捕食のスイッチが入ります。いつでも釣れる可能性はありますが、日中にチャンスが高まるわかりやすい時合いが3度のマヅメ。朝夕マヅメの照度変化と、日中の潮止まり前後。潮が変化するタイミングの“昼マヅメ”に集中。操作するエギの抵抗が重くなった途端、ドンッとくることも多いですからね」
水色はささ濁りがベター。苦潮には注意!池内「春は水温の上昇や雨で潮が濁ることが多いです。大雨による急激な濁りはNGですけど、逆にどクリアもかけたイカにポッとスミを吐かれると一気に警戒心が高まる。ささ濁りくらいが釣りやすいです」仙波「春が深まるほど水中の生命感が消える苦潮が入りやすい。ベイトの気配がないエリアはパスしたほうがええですわ」