【正直出来過ぎ!】シマノの新エギング専用リールは上位機種を脅かすクオリティ!?

シマノの人気エギングブランド、セフィアのロッドとリール『セフィアSS』が今秋、フルモデルチェンジ! SSとはSuperior Spec(スーペリア スペック)の略で、ベーシックモデルより高品質な素材、高度なテクノロジーを搭載した優れた性能を表している。今回はロッドと同じくしてモデルチェンジを果たしたエギング専用リールの魅力をシマノインストラクターの湯川マサタカさん、シマノモニター・芝賢さんに語って頂こう。

●文:ルアマガプラス編集部

セフィアSS(リール)

C3000S [写真タップで拡大]

C3000SDH [写真タップで拡大]

軽快にエギングが楽しめるシャロースプール標準装備

NEWセフィアSSがエギング用といえる特徴の一つがシャロースプール。糸巻き量はPEライン0.8号が150mとエギングに最適な仕様となっている。下巻きが不要で軽快な操作性を約束。0.6号以下を使ったテクニカルな釣りから磯のでかイカ狙いに、ボートエギングまで幅広いエギングゲームに対応する。

【スペック】

品番ギア比最大ドラグ力(kg)自重(g)糸巻き量PE(号-m)最大巻上長(cm/ハンドル1回転)ベアリング(数BB/ローラー)価格
C3000S5.391900.6-200, 0.8-150, 1-12078 7/128,200円
C3000SHG 691900.6-200, 0.8-150, 1-120897/128,200円
C3000SDH5.39200 0.6-200, 0.8-150, 1-12078 7/130,900円
C3000SDHHG 692000.6-200, 0.8-150, 1-120897/130,900円

軽くて強い、高性能なエギングリールです!by 湯川マサタカ

【湯川マサタカ(ゆかわ・まさたか)】

和歌山県在住。紀伊半島をホームに活躍するエギングエキスパート。釣果だけでなく釣るまでの過程にもこだわり、状況に応じて攻撃的なシャローのラン&ガンから緻密なボトム攻略まで多彩な釣りを魅せる。

ノブのつまみやすさなど細部まで操作性を追求

「リールのセフィアSSもすごい進化をしてますよね」と湯川さんが感心を寄せるのは、上位機種に採用されるテクノロジーの数々を搭載し、基本性能が大幅にアップしている点だ。

湯川「使ってみると巻きは滑らかだし、ドラグの滑り出しもスムーズ。止めたいときはしっかり効く。細かいところですけど、ハンドルノブもすごく握りやすくなってます。エギングに最適なシャロースプールだし、ホント、良いリールだと思いますわ」

ハンドルノブまでこだわった操作性の追求

NEWセフィアSSのハンドルノブは、素材にEVAを採用。指にフィットしやすい形状で、ラインスラック回収時の軽いタッチも、でかイカとのファイトでしっかり握り込むときも違和感がなく、正確なハンドル操作をサポートする。

ラインナップはC3000Sをベースに4機種とシンプルな構成。

湯川「C3000Sはエギングで一番使いやすい番手ですからね。で、C3000Sのシングルハンドルで自重190gと前作より15gも軽くなっている。リールの軽量化は、操作性を上げて、疲労度を下げます。ロッドのセフィアSSと組み合わせるとバランスが良いから、より軽く、より操作しやすく感じるはずです」

エギングは激しいシャクリなどでタックルへの負荷が大きい釣り。リールの軽量化でそのへんの不安は?

湯川「自分が使った感覚でいうと、強度的にも性能的にも不満、不安のないリールです。ロッドとリールの共通デザインで見た目もカッコ良いし、価格を考えるとかなりコスパの高いリールですよね」

Q:シングルハンドルとダブルハンドル、選ぶなら?

湯川「僕は少しでも軽くて、より繊細な操作がしたいのでシングルハンドルを使うことが多いです。基本的にはシングルでもダブルでも好みで選べば良いと思いますが、エギングビギナーの方はどちらかというとダブルハンドルがおすすめ。シャクった後、シングルのように勝手に回ることがないし、ノールックでもパッとノブをつかみやすいです」

湯川さんがセフィアSSタックルにて、3.5kgのレッドモンスターをキャッチした動画も公開中!

「正直、出来すぎ(笑)。上位機種を脅かすクオリティです」 by 芝賢

【芝賢(しば・けん)】

神奈川県在住。西湘エリアや伊豆半島をホームに活動する気鋭のエギンガー。でかイカにこだわった磯エギングを好み、一昨年春には4840gを仕留めている。ロックショアやヒラスズキ釣りも愛好。

エギングが楽しくなるリールに進化!

「初めて使ったときは、正直、SSでこのクオリティ、良いの? と思いました。巻きのフィーリングが大幅に向上しています。しかもシマノの先端技術をたくさん搭載しているのに軽くなってる。SSクラスの価格帯のリールとしては出来すぎです(笑)」

リールのNEWセフィアSSは、マイクロモジュールギアⅡ、サイレントドライブ、Xプロテクトなどステラやヴァンキッシュと同じメカニズムが惜しげなく搭載されてフルモデルチェンジ!「この秋は、セフィアSSをメインリールに使う予定」という芝さん。それには、この理由も大きく関わっている。

上位機種のテクノロジーの数々を搭載し劇的進化

前作とNEWセフィアSSに搭載されるテクノロジーの違いは表のとおり。これらによりリーリング時の滑らかなフィーリング、静粛性、飛距離など基本性能が大幅に向上。優れた防水構造のXプロテクトが内部機構を守り、初期性能が長続きする。上位機種に迫る性能にブラッシュアップして軽量化というのもNEWセフィアSSのすごいところ。ミドルグレードの枠を超えたハイスペック機だ。

「ロッドのセフィアSSと合わせるとめちゃくちゃカッコ良いです。どちらもベースカラーはダークレッドで、ロッドのリールシートとリールのフット、ハンドルは同系色で統一感がある。組み合わせることで機能もデザインもセフィアSSの良さが出ます」

ロッドとリールのセットでNEWセフィアSSの完成度はさらに高まる

NEWセフィアSSはデザインも一新。ロッドのグリップ周りは手の形状に合わせてEVAを立体成型し、キャストやシャクリなど握りこんだときに違和感がなく操作性を向上させる。またロッドとリールはダークレッドを基調とした統一のデザインコンセプトを採用。リールをセットした際の重量バランスも絶妙で、機能とデザインの完成度がさらに高まる。

手にしたくなるデザインは、釣り人のモチベーションを上げる重要な要素だ。

「新しいセフィアSSは、C3000SDHで前作より20gも軽い。釣り人の負担を減らします。使い心地もルックスもエギングが楽しくなるリールに進化しています」

Q:ノーマルギアとハイギア、選ぶなら?

「僕のエギングは、とくに春の大型狙いで気合いが入る(笑)。エギの移動距離を抑えてスローに誘いやすいノーマルギアを使います。ビギナーの方もまずは基本のノーマルギアがおすすめ。シャロー撃ちで活性の高いイカをテンポ良く探るときや、風のある日にラインスラックを素早く処理したいときはハイギアが有利。エギングタックルでルアーを投げて魚を狙うことが多い人もハイギアが良いです」

芝さんのYouTubeチャンネルでは最速インプレ動画も公開中!


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