日本を代表するオカッパリバス激戦区・五三川を舞台に活躍する釣りうまブラザーズ、水間孝太&水間尚斗。彼らふたりが「五三川で釣りをするのに欠かせない」レジットデザインロッドをそれぞれ2本づつ紹介してもらった。
●文:ルアマガプラス編集部
大江・五三川のスーパーロコレジッター!水間ブラザーズ!
【水間孝太 (みずま・こうた)】
1986年生まれの水間兄弟の兄。トーナメンター時代に培ったフィネスと、そしてアグレッシブなカバー撃ちを得意とする。釣果と見せる釣りの両立を目指して活躍している。普段はアウトドアブランドショップのスタッフをしている。 ※写真上
【水間尚斗(みずま・なおと)】
1993年生まれ。水間兄弟の弟。兄と同じようにトーナメンターの釣りを経て、現在はオカッパリ専門に。パワーゲームでのビッグワン狙い。カバーの接近戦が得意。アスリート時代の経験を生かして柔道整復師の仕事をしている。 ※写真下
ふたりで切磋琢磨してトーナメンターからオカッパリへと華麗なる変身
この兄弟のプロフィールを、兄の孝太さんに話をうかがった。 まずは出身と釣り遍歴から。
水間孝太「出身は愛知県の弥富市というところです。現在は桑名市に住んでいます。バス釣りのホームフィールドは大江川・五三川です。今の自宅から車で30分くらいですね」
――では、バス釣り歴は?
水間孝太「トータルで言うと15年ぐらいですかね。小学生の頃は木曽三川、木曽川・揖斐川・長良川で遊び程度で釣りをしていました。それで、社会人になってから本格的にバス釣りをスタートしたんです。23歳の時にNBCのチャプター入鹿池に参戦しました。
その後、チャプター津風呂湖にも出るようになりました。この頃はトーナメンターを目指してましたね。でも、結婚して子供もできてっていうタイミングで参戦し続けるのが難しくなっちゃんたんです。それで大江川・五三川のオカッパリをするようになったって感じですね」
――弟さんともずっとバス釣りをしてこられた?
水間孝太「そうですね。弟は5歳下で、自分が20歳頃にまた本格的に始めるタイミングで一緒にやり始めた感です。弟もバス釣りにどハマりして、弟と一緒にトーナメントに出てましたね」
――では、レジットデザインとの出会いは?
水間孝太「オカッパリに戻ってきたときに、当時SNSが流行り始めたタイミングでinstagramとかに釣果を上げていったら、メーカーさんのお話をいただくようになったっていう感じです。レジットデザインはブランド立ち上げ当時から注目していて、キープキャストで初めて触ったときから『これだ!』っていう感動がありました。それで何本か揃えて使っていくうちに、いろいろご縁があって鬼形さんとも繋がりができていったという感じです」
続いて、水間尚斗さんのプロフィール。
水間尚斗「今は名古屋市内に住んでいます。小学1年くらいに、兄についていくような感じでバス釣りを初めて、社会人になってから本格的にバス釣りをやってるって感じです。兄と一緒に入鹿池や津風呂湖のトーナメントに出ていたんですが、縛られた環境の中でやるよりは、楽しく釣りたいルアーやりたいスタイルでやるほうが自分には合ってましたね。それでオカッパリで五三川に通うようになったんです」
水間尚斗「レジットデザインさんとの付き合いは兄と同時期からで、きっかけも同じですね。兄はフィネスなど細かい釣りが得意なんですが、自分はパワーゲームで押し通して1発ドカンみたいな釣りが好きだったりして、兄とはちょっとスタイルは違うかもしれません」
水間孝太おすすめロッドその1『スタンドアウト SOC69MH-2 』
【スペック】
- 全長:6ft9in
- アクション:MF
- 対応ルアー:5~21g
- 対応ライン:10~20lb
アラバマ主体に幅広いパワーゲームに対応』
水間孝太「まずはスタンドアウトSOC69MH-2。オカッパリなのでやっぱりできるだけタックルの本数を減らしたい、そこでいわゆるバーサタイルロッドは1本必ず欠かさず持つようにしています。近年は五三川でアラバマの釣りが効果的で自分もかなり多用するんですけど、アラバマをベースに置きながら、いろんな釣りに振れるっていうのがこのロッドですね。巻いても撃っても良しで、1本あると多くの釣りに対応できます。 アラバマ以外にはビッグクローラーベイトとか、高比重ワームのノーシンカーなどをよく使っています」
――アラバマはどのように操作しているんでしょうか?
水間孝太「大遠投して巻いてくるよう使い方ではなくて、いわゆるバマストという足元で操作するような釣りですね。SOC69MH-2はアクションもさせやすいんですけど、しっかり乗るっていうバランスが気に入っています。ややスローなテーパーで、粘りのあるパワーがある。硬い竿を選んじゃうとやっぱり乗らないし、乗ってもファイトの途中でバレてしまう。SOC69MH-2は、一般的なMHと比べてパワーがあると感じていて、掛けてからもしっかり曲がってくれて、操作もしやすいというロッドになっています」
水間孝太おすすめロッドその2 『スタンドアウトSOS62UL-2 』
【スペック】
- 全長:6ft2in
- アクション:MF
- 対応ルアー:0.9~5g
- 対応ライン:2.5~5lb
取り回しが良くて使いやすい62レングスのUL
――続いてもう1本のおすすめロッドは?
水間孝太「スタンドアウトSOS62UL-2です。こちらは基本のフィネスの1本っていうところで、フロロ4lbをセットしていろいろなライトリグを使うって感じです。ネコリグ、ダウンショット、ミドスト・ホバスト、これ1本でなんでもやります。このやや短いレングスが個人的にはちょうど良くて、操作しやすいのと取り回しが効くからさばきやすい。足元から水面の護岸エリアでも使いやすいんですよ。
水間孝太「ULなんですけど、あんまりだるくないファストテーパーなロッドです。1.8gシンカーのダウンショットとかでハードボトムとかをズル引きしても割と回避できます。ティップが入り過ぎないっていう部分が個人的には気に入ってるところです。スタンドアウトSOC69MH-2とSOS62UL-2、この2本は五三川でバスを釣っていくには絶対に欠かせないロッドですね」
水間尚斗おすすめロッドその1 『スタンドアウトSOC65M+ 』
【スペック】
- 全長:6ft5in
- アクション:MF
- 対応ルアー:5~21g
- 対応ライン:10~18lb
シャローカバーを制する、痒い所に手が届く絶妙番手
――では、水間尚斗さんのおすすめのロッドを教えてください!
水間尚斗「1本は、今年のNEWモデルのスタンドアウトSOC65M+。基本的にはバーサタイルなベイトロッドで、ヘビダン、ライトテキサス、フリーリグ、スピナベ、チャターなどあらゆる釣りをそつなくこなせます。ワーミングなら5gメインで、3.5〜7gのリグがちょうどいいですね。ワームはブルフラットやパワーホグなどを好んで使っています。あとは、近距離のシャローカバーのスモラバの吊るしとかでもこのロッドを使いますよ」
水間尚斗「特に気に入っているのがパワー。春にシャローへでかいのが差してきた時、スモラバでプリをよく狙うのですが、Mじゃ物足りないし、MHじゃ細かい操作性の部分で部が悪い。それをすごく感じてたところにこのロッドが出てきて、まさに自分が必要としてた番手だったんですよ。レングスもちょうどいいし、まず1本選ぶんだったらこの竿かなと」
水間尚斗おすすめロッドその2 『スタンドアウトSOS64L-2』
【スペック】
- 全長:6ft4in
- アクション:MF
- 対応ルアー:1.8~7g
- 対応ライン:2.5~5lb
春夏秋冬活躍する64LのPEセッティング
――2本目にチョイスするロッドは?
水間尚斗「スピニングのスタンドアウトSOS64L-2です。これはPEラインのセッティングで、季節問わず年間通してすごく使用頻度の高い1本です。春はライトリグ全般、夏は野良ねずみやムシ系。秋はマイクロダッジの羽根無しモードでの釣り。この時期は、マイクロダッジのペンシルモードで、表層を高速で動かしながらリアクションで食わせるっていうのが、上流のでかいのを釣るのにかなりカタいパターンです。冬はメタルバイブを使うっていう感じで、年間通して活躍するロッドです。多分、なんだかんだで一番でかいの釣っているのがこのロッドなんじゃないかなっていう気がします」
――64Lはもっともバーサタイルなスピニングの番手って感じがしますね。
水間尚斗「長さ的にもパワー的にもちょうどいいですし、操作性とパワーのバランスが秀逸なんですよ。扱いやすくて、PEラインを使ってもマッチする。例えば、野良ねずみの釣りに特化させようと思ったら61レングスとかになるんですが、そうなると飛距離のアドバンテージが失なわれてしまう。オカッパリで重要な飛距離や汎用性もちゃんと考えられているシリーズがスタンドアウトですね」
水間尚斗「オカッパリで1年を通して、いろいろなルアーを使ってバスを釣っていくと考えるなら、スタンドアウトSOC65M+とSOS64L-2というセレクトが間違いないかなと思います」
水間ブラザーズによるスタンドアウト解説動画も必見です!
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