【生分解性ルアー・生分解性生活用品普及元年】JB日本バスプロ協会 創立40周年記念式典

日本におけるバス釣りトーナメント団体の草分け的存在であるJB日本バスプロ協会が創立40周年を迎え、それを記念した式典が行われた。また、あわせてSDGsまなび館「生分解釣具・生活用品研究所」も公開され、今後の展望も紹介されていた。

●文:ルアマガプラス編集部

600名が出席し盛大に開催!

11月23日(木・祝)、山梨県南都留郡富士河口湖町のハイランドリゾートホテル&スパを会場に、JB日本バスプロ協会の創立40周年の記念式典が開催された。当日は暖かく、そしてきれいに晴れ渡った好天。会場の大きな窓からは富士山がくっきりと姿をみせる素晴らし景観の元、式典がとりおこなわれた。

最初に、横浜市議会議員で認定NPO法人日本釣り環境保全連盟の副代表理事を務める、伊波俊之助氏による開会の挨拶でスタート。

続いて山下茂会長によるスピーチ。まず出席した関係者や来賓に向けて40周年を迎えた感謝の思いを伝え、これまでのJB日本バスプロ協会のあゆみや苦労について話された。そして生分解性ルアーや生活用品の開発や生産体系の確立が重要であること、さまざまな取り組みやそのサポートを進めていくことを述べ、さらなる協力を呼びかけていた。

JB日本バスプロ協会やその活動を支えてきた来賓の方々や、生分解性マテリアルによるプラスチック製品開発チームの皆さんが登壇、祝辞が述べられた。発足当時にJB日本バスプロ協会を支えた木下勉氏は出席できなかったが、今江克隆選手がその祝辞を代読し、木下氏とのエピソードを添えての祝辞を述べられた。

つり人社会長の鈴木康友氏は山下会長とのエピソードを語るとともに、乾杯の音頭を。

40周年記念式典においては表彰もおこなわれた。アングラーからは、発足時から功労者として泉和摩選手、20年の登録で通算49勝を上げた野村俊介選手、7年で29勝、アマ戦を含めると35勝を上げた青木唯選手らにトロフィーと目録が手渡された。

600名もの出席者が集まり、会場内は大盛況。バイキングに舌鼓を打ちながら、久しぶりの再会を喜び歓談する姿も数多く見られた。

来賓の紹介などの進行役を務めたのは、全国縦断チャリティーつり祭りのMCでお馴染みの立川志らら師匠。

最後に山下高弘副会長から締めの挨拶があり、式典は終了した。

生分解性ルアー普及委員会のメンバー。NBCチャプターを運営しているみなさんが、今後の活動も担っていくと、山下会長から紹介があった。

会場のエントランスや奥には、式典に贈られた多くの花が飾られ、その歴史の長さと交友の幅広さを感じさせた。

SDGsまなび館「生分解釣具・生活用品研究所」を出席者に特別公開

式典後は、富士河口湖町の大石地区、大石ペンション村の上にオープンが予定されている「SDGsまなび館」が、出席者に特別公開された。テーマ館に展示されたパネルや映像などだけでなく、サトウキビやトウモロコシなどを素材とした「生分解釣具・生活用品研究所」の設備なども見学できた。そのコンセプトや、今後の取り組みなどについてもここで知ることが可能だ。2024年3月22日にグランドオープンするが、11月26日から2024年1月19日までプレオープンされ、期間内は山梨県民であれば無料で見学できる。なお、入館料は大人(高校生以上)1000円、小中学生が800円、3歳から6歳まで300円だが、山梨県内の宿泊や食事などの施設を利用したレシートにスタンプを押印してもらったり、特定の施設のレシートを持参すれば当日・翌日の入館料が半額になるサービスもある。(体験は別途料金が必要)

住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石2790-6
問合せ:0555-28-5311
団体予約受付:055-206-1406
SDGsまなび館公式サイト

敷地内には自分で焼けるピザ「Pizza G’day」があり、食事をすることができる。他にもSDGsに関連するグッズを販売するコーナーも設けられている。

この日は40周年記念とSDGsまなび館を記念した桜の植樹も関係者によっておこなわれた。

SDGsまなび館で作られた生分解性ルアー。式典の出席者への引出物のひとつとして贈られた。


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