《専用工具は不要》実は簡単だったスピニングリールメンテナンス。基本を徹底解説!

2024 シーバス特集

ステップ2:注油&グリスアップ

リールに付属されている取扱説明書の指示通りに注油します。使用するのはシマノ純正の『リールスプレー オイル』と『リールスプレー グリス』の2種類で、注油する部分によって使い分ける必要があります。

リールのハンドルを巻いてスプールを最上部まで移動させ、ドラグノブを完全に緩めてスプールを取り外します。こうすることでこの後に注油するメインシャフト部がもっとも露出した状態になります。

露出したメインシャフト部に注油を行います。このとき使用するのは『リールスプレー オイル』になります。なお、注油のしすぎは逆に抵抗となってしまうので、ワンプッシュで適量を注油するようにしましょう。

注油後はハンドルを回転させてメインシャフトを出し入れすることで、まんべんなくオイルをなじませてください。このときオイルが流れ出る状態だと注油のしすぎなので、余分な油分はしっかりと拭き取りましょう。

今度はベイルアームの軸部分に『リールスプレー オイル』を、ラインローラーには防水仕様の機種の場合は特殊撥水グリスを、防水仕様でない場合は『リールスプレー グリス』注油します。防水仕様の場合は注油不要です。

ハンドルノブの軸部分には『リールスプレー グリス』を注油します。注油し終わったらノブを回転させてよくなじませ、余分なグリスは拭き取ってください。しっかり拭き取らないと、ノブを持つ指先が滑る原因にもなります。

アームカムの摺動部にも注油が必要です。左右両側とも『リールスプレー グリス』を適量注油して、ベイルアームを開いたり閉じたりすることでよくなじませてください。ここでも余分なグリスはキレイに拭き取りましょう。

スプールを元に戻して、ドラグノブを締め込めばメンテナンスは完了です。なお、本格的なオーバーホールは1年に一度を目安に、販売店を通じてメーカーに依頼しましょう。使用頻度が高い方は、半年に一度でも良いかもしれません。

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