一時期はすごかったけど、なぜか消えたルアーたち。奥村和正が武器にしていたルアーとは。

【ディープクランク】

ディープショット[ティファ]

DD22を日本人サイズにしたような、和風アメリカンバイクのような、ディープクランク。巻き抵抗が軽く、名前もカッコいい。

DB3マグナム[バグリー]

DD22と双璧を成した、マッドペッパーマグナム以前の巨人。しかしながら、巻き抵抗は重く、飛びはイマイチという明確な弱点持ち。

DD22[ノーマンルアーズ]

とても優秀だったが、ディープクランク=苦行、という悪しきイメージも同時に植え付けた問題作。カバークランキング的にストラクチャーやボトムに当てて引いてもよく釣れた。

ノトス・マッドペッパーマグナム[ティムコ]

1992年に南祐二氏と林圭一氏のタッグが生んだ最高傑作。おそらく世界で最初に重心移動システムを採用したディープクランクで、ここが歴史の転換点といえよう。ちなみに、奥村さんが50アップを釣りまくり、メディアデビューのきっかけを作ったルアーでもある。

【ミノー】

T.D.ミノーロングビル[ダイワ]

当時、真冬に下野正希さんがよく釣っていたのがコレで、おそらく下野さんがロストしたであろうソレを奥村さんが偶然回収したという。釣り方も真似してポーズしてみたところ… 恐ろしく釣れた。1日に50アップが12本釣れたこともあったとか。