2018年に国内最高峰JBトップ50シリーズに昇格して年間2位を獲得するや、翌2019年にはAOY(=年間優勝)。コロナ禍で非開催となった2020年を経て、2021年には2度目のAOY。さらに2022年は米国参戦の都合上、全5戦中の1戦を欠場も年間5位の快挙。のべ4年に及ぶトップ50参戦の間、共に鎬を削った選手たちは『藤田京弥』という選手に何を感じたのだろうか。
●文:ルアマガプラス編集部
藤田夏輝(ふじた・なつき)
京弥とバッティングはなく、試合がやりやすくなった (笑)
釣り人としての京弥はとにかく研究熱心。最後の最後まで突き詰めて、試合に臨んでいましたね。試合が終われば、一緒に反省会として湖上へ出て、上位の釣りを検証することも多かったですね。ただ、どうしても釣りが似通ってしまうのは兄弟のせいなのか…。京弥がいない今は試合でバッティングすることなく伸び伸びと釣りができています(笑)。
野村俊介(のむら・しゅんすけ)
講師が教えることないほど、当時から釣りウマ
京弥は教え子ですね。講師陣の間でも困っちゃうくらい、釣りがスゲー上手い子がいるって当時は話題でした。同級生がリスペクトしちゃうって、おそらく青木の大ちゃん以来じゃないすか? 当時から食事もアスリート並にストイック。よく納豆を食べてた印象がありますね。
今泉拓哉(いまいずみ・たくや)
高校の部活より試合を優先して年間2位!
京弥さんが高2で年間争いをした年から一気にその名は知られましたね。高校のバドミントン部の試合より、年間が掛かったチャプター戦を優先。国内最強と言われた当時の南千葉で大人たちと対等に戦って年間2位。当時から本当に凄かったですね。
篠塚 亮(しのつか・りょう)
すべて僕が教えた通りですね、えぇ。
京弥が昇格した最初の年、第1戦と第3戦は同宿でしたね。あの頃ですね、僕から笑いのセンスを盗んだのは。気を使って、僕のつまらないギャグにも笑ってくれたもんです。こんな話、大丈夫ですか? 炎上しません?
〈次のページは…〉