【もう後には戻れない…使い心地】ロッドの感度と軽快さが「異次元」過ぎた!DAIWAの新ライトゲームロッド『月下美人AIR』を徹底インプレッション!!

昨年秋に4年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたDAIWAのライトゲームロッド「月下美人AIR 」。月下美人シリーズの上位モデルとして、軽さと感度、そして操作性に優れており、多くのライトゲームファンから支持を受けるAIR。3代目は果たしてどのような進化を遂げたのかルアマガプラス編集部員がインプレを敢行しましたっ!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 新製品情報

インプレするのはルアマガ編集部イチのマルチソルトアングラー・大木

【ルアマガプラス編集部・大木】
元大手釣具量販店勤務。ソルトルアーゲームを中心に楽しむ湘南ボーイ。シーバスを釣るためだけに住む家を決めるという徹底ぶりだが、そのお手軽な釣りの感覚になれてしまい、長時間の釣行では息切れする(寝てしまう)ことも多々。特技はモノマネ。少ない時間をやりくりして釣り場に向かうアラフォー突入中の36歳。ライトゲームも大好きで現在はバチコンアジングにも沼り中!

さらなる軽快さを手に入れた3代目AIR!

DAIWAのライトルアーゲームブランドとして2005年に誕生し、現在はロッド、リールのみならずプラグやワームなどのルアーから小物まで幅広いラインナップを展開する「月下美人」

これまで多くの名作タックルやルアーを輩出し、ライトソルトルアーゲームシーンを長く牽引し続けています。

そんな月下美人ブランドのロッドシリーズは現在、ハイエンドモデルのEX上位モデルのAIRハイスタンダードモデルのMX、そして入門モデルの月下美人と4つのグレードに分類されます。

月下美人AIR [写真タップで拡大]

月下美人EX [写真タップで拡大]

月下美人 [写真タップで拡大]

月下美人MX [写真タップで拡大]

一昨年前、最高峰ロッドシリーズである「月下美人EX」がフルモデルチェンジ。そして昨年秋、上位モデルのAIRも満を持して4年ぶりのリニューアルに至りました。

3代目の月下美人AIRのテーマはメーカーHPにも記載されているように「ハイレスポンス」

細く、軽量かつシャープな操作性は、軽量ルアーの存在感をより高め、ルアーのアクションも即座に伝わる超高感度&ハイレスポンスな攻撃的ロッドとなっているのです。

SVFカーボンX45を組み合わせた軽量で張りの強いブランクスと、軽さと感度を両立させたAGSガイド、そして新たに導入された手と一体化するような感覚をもたらすゼロシートを採用することでかつてない、スピードとレスポンス性を極めた「究極の操作性」を実現します。

ブランクスはSVFとX45を採用。

手と一体となる感覚に新たなリールシート「ゼロシート」を搭載。

軽量性と高感度をもたらすAGSガイド。

さらに各番手、前モデルからおおよそ15%(約10g)もの軽量化に成功。スペック上ではハイエンドモデルのEXよりもわずかに軽く、現時点で「DAIWA史上最軽量」ライトゲームロッドとなります。

いざインプレ!「エアリー感」半端ないって!!

月下美人AIRは現在、アジングモデルが5機種、メバリングモデルが5機種の計10モデルをラインナップ。今回インプレ用に使用するのはチューブラティップを搭載したショートロッド「68L‐T・W」。プラグからワームまで幅広く使えるモデルとなります。

実釣場所もボートでのナイトゲームのため、レングスやパワーなどおあつらえ向きのスペック。タックルを早く使ってみたい衝動と久々のメバリングということ、ウズウズしまくりな大木は居ても立ってもいられなくなり(笑)明るい時間帯からロッドを使ってみることに。

さすがに時期的に明るい時間での釣果は見込めませんが、ボート出船までの時間を使い試投スタート。

まず軽さについては…もはや言わずもがなというか…当たり前のごとく軽い!

まさか前モデルが+10gあったとは思えません…。

正直4年で10gの軽量化を当たり前にやっていますが、これはとてつもなくスゴイこと!

いかに新しい技術や素材が登場しても、特性を活かし落とし込むまでにもっと時間が掛かったりするものですが、そこはDAIWAの開発陣の凄さ。そして我々には分からないところで相当な頑張りがあるのだと思いました。

とはいえ、AIRという名がついているからにはこの軽さはある意味想定の範囲内。実際のフィーリングを確かめるべく、リールとルアーをセット。

今回リールは手持ちでコンパクトなDAIWAスピニングがなかったため、同僚にルビアスエアリティ FCLT2500Sを拝借。

セットしたのはルビアスエアリティFC LT2500S-H。ラインはPE0.3号+6lbフロロカーボンリーダー。

2gのジグヘッドワームをいざキャストすると…!

「なにコレ!?」というのが率直な感想。ライトゲームはどちらかといえばメバリングよりもアジングをすることのほうが多く、過去雑誌でのインプレ企画も含め軽いタックルもそれなりに使ってきました。が、月下美人AIRは今までアジングロッドでもメバルロッドでも味わったことのないエアリー感!キャストする寸前のルアーを背負った状態では2gのルアーの存在をしっかりと感じられるのに、キャストした瞬間、糸抜けの良さ、振り軽さも相まってガイドの抵抗的なものも一切感じない…。

え、この振り軽さって…どゆこと!?

一瞬「高切れしたか?」と錯覚するほど前代未聞な軽さのキャストでした!

キャストはオーバーヘッドだけでなく、バックハンドなどの軽いモーションでも投げてみましたが、キャスタビリティの秀逸性たるや…。恐るべしAIR!!

バスロッド感覚だけど、バスロッド以上のシャープさっ!

実釣本番!夜になったら更に分かる「超高感度」と「操作性」の凄さ!

異次元のキャスタビリティに驚愕しながらも、次に気になるのは実際に魚を掛けた「使用感」やナイトゲームでの「感度面」

今回夜のボートゲームでは、船長とも相談し釣果を優先すべくテトラ帯や明暗部のストラクチャー撃ちを中心に展開することに。

テトラ帯エリアは、沖から対岸のテトラ帯に向かってアプローチをするのですが、灯りなどはなく暗いなかでのキャスティングゲーム。テトラギリギリで着水させるのがベストで、距離感を掴むにも慣れが必要です。しかし68のレングスとAIR自身の軽快な操作性により、すぐにアジャスト

そしてレスポンスよくアプローチを繰り返していくと…遂にヒット!

サイズはそこまで出ないかもと船長は言ってたのに、いきなり良型メバル!ヒットルアーは月下美人アジングジグヘッド2.0g+月下美人ビームフィッシュ(共にDAIWA)

ヒットルアーは月下美人アジングジグヘッド2.0g+月下美人ビームフィッシュ(DAIWA)

その後も定期的にバイトはあり、コンスタントに釣れる釣れる!

月下美人 稚美魚しらす(DAIWA)でキャッチ!これは餌なのか!? [写真タップで拡大]

メバルハンター50S(DAIWA)でヒット!スタンダードに使いやすいミノー! [写真タップで拡大]

わりとイージーな展開かと思いきや、同船しているフクシゲは少し苦戦模様…。その要因はテトラ帯の手前に多数あるアングラーには厄介、メバルにとっては格好の隠れ蓑になる「藻場」の存在。

引っかかるのを避けながら釣りをして行かなければならないのですが、藻が薄いエリアだとメバルからの反応も薄くなるので、極力引っかからない程度に藻場に近いエリアにルアーをトレースしなければなりません。

同行したフクシゲのタックルではなかなか判別がつきづらかったようですが、今回大木が使用した月下美人AIRはメバルのアタリなのか、ウィードへのタッチなのか判別が驚くほど分かりやすい!ヒットしてからもウィードエリアに逃げ込んで、いわゆる藻だるまになった状態でもメバルがついているのかついていないのかもハッキリと分かるのです!

手感度の鈍い大木でも圧倒的にバイトの差を感じられました!(スゴイ!!)

ナイトゲームでは視覚的要素が0にはならずとも、昼よりも大幅に限られてしまいます。だからこそロッドの感度はファイトと同等に、情報収集の一端を担わなければいけない大事な要素となるのですが、AIRはこれまでのロッド以上にその役割を果たしてくれるのです。実際にルアーが流れを掴んでいる感覚や、ルアーのアクションの挙動もしっかりと手に伝わってくるので、良いゾーンに通せていると感じた際は高確率でバイトを得ることができました。なのでノー感じなゾーンを通しているときは見切りも早くつけられ、すぐさま違う場所にキャスト、まさにレスポンス性が高い釣りを展開できました。

大木「これがAIRの差…半端ないって!!」

感度や操作性だけじゃない「パワー」もバッチリなAIR!

順調にメバルも釣れてくれて、インプレの時間はあっという間に過ぎていきます。

月下美人ふらり(DAIWA)でヒット!このルアーの漂う感覚は唯一無二過ぎる!

そして最後のポイントではメバルの連続ヒットだけでなく、70cmクラスのシーバスがヒット!

力勝負がしたくて実は狙ってました(笑)。

せっかくの機会なのでパワー勝負を挑んだところ、しっかりパワーがあることも感じられました。オープンゲイプのジグヘッドだったのでバレるかドキドキでしたが、突っ込まれてもバットが残り耐えてくれ無事キャッチ!

細身かつ軽量ブランクスなのにパワーもバッチリ!70クラスのシーバスもなんのそのです♪(ヒヤヒヤでしたがww)ヒットルアーは月下美人アジングジグヘッド2.0g+月下美人ビームフィッシュ(共にDAIWA)。

実はウィードエリアでヒットした際も、メバルがウィードに巻かれ一時的に膠着するような状況がありましたが、ロッドを立てて耐えているとそのうちメバルが力尽きウィードからぬけてくるようなファイトも何度もありました。

軽量かつ細身のブランクスなので、パワーに関してはどうなのかと思っていましたが、このロッドは見た目以上にパワーをしっかり備えていました!

間違いなく「違い」を感じられるロッド!でも「タックルバランス」には要注意!

月下美人AIR、はっきり言って文句は一切ありません。非の付け所が全くないロッドです。

しかし、ひとつだけ注意点があるとすれば「リールとのバランス」です。先述したように月下美人AIRはDAIWAの最軽量ライトゲームロッド、組み合わせるリールもそれに伴った軽量モデルでなければ、このロッドが持つ本来のポテンシャルである、シャープな感度やレスポンシブな操作性といった「真価」を体感しにくいのではないかと感じました。

よってそれを活かすためにも現在DAIWAからリリースされているリールの中では、ライトゲーム専用軽量機である「月下美人」や超軽量機の「エアリティ」と組み合わせるにがベストであると言えるでしょう!

またリールのサイズも気にしたいところ。今回ルビアスエアリティFCLT2500Sを組み合わせましたが、軽さは申し分ない、しかしキャストする際にストレスやトラブルは無かったのですが、2500番クラスだとロッドからリールの距離が少し離れる分、ラインの放出角と68LTの最初のガイド(元ガイド)への過干渉に繋がるような気がしました。

68L‐T・Wならばもう少しコンパクトな2000番クラスのほうがよりロッドに距離が近づき放出角をなだらかにできるでしょう。それはイコール、キャスト時の遠投性やコントロール性に繋がるはずです。

なので、5~6ft前半のジグ単モデルは1000番、6ft後半~7ftクラスには2000番、8ftには2500番クラスの軽量スピニングがマッチするのではないかと感じました。

そして今回AIRを使った結論としては…「他のモデルも全部触ってみたい!」です(笑)。

特に大木個人はどちらかと言うとアジングをする機会の方が多いので、アジングモデルがめちゃ気になります!

とはいえ、メバルモデルの想像以上の感度の高さや秘めたるパワーも体感できたので、久しぶりにショアメバルに行きたくなりました。大抵釣り場をチョイスする際、ある程度魚がいる目星をつけて行かれるかと思いますが、ナイトゲームが多いメバリングに関しては視覚的要素が低くなることも多いので、潮の流れ、藻の有無、バイトなど水中からの情報が重要になります。

そしてその情報をいち早く自身にフィードバックさせた人こそが釣果へと近づけるものだと思っています。その点この月下美人AIRは価格以上の感度や操作性を備えていると思います。実売価格は3万後半~4万円台となりますが、決してがっかりさせない、いやそれ以上に多くの恩恵をアングラーにもたらしてくれると思います。

また「このロッドより上のEXってどんな次元のロッドなのよ…」とインプレ後思ってしまいました(笑)。

今よりももっと釣りたい、ホームの釣り場がハイプレッシャーだったりタフな状況で釣りをすることが多いなんて方にも「月下美人AIR」は間違いなくうってつけのロッドです!

新たにライトゲームロッドを購入検討されてる方、「月下美人AIR」チェックしておいて絶対損はないですよっ!!!

渡邉長士さんによる月下美人AIRアジングモデルの実釣解説動画も公開中!


※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。