日本が世界に誇る総合釣具メーカー「DAIWA」。近年はロッドやリール、ルアーだけでなく、小物や便利グッズのクオリティがスゴイ!!2024年もDAIWAからはアングラーを快適にするアイテムが続々とリリースされるなかで、釣り小物を「さらに使いやすくする!」+αのグッズがリリースされたのでご紹介したいと思います!
●文:ルアマガプラス編集部
解説するのは編集部イチのマルチソルトアングラー・大木
【ルアマガプラス編集部・大木】
元大手釣具量販店勤務。ソルトルアーゲームを中心に楽しむ湘南ボーイ。シーバスを釣るためだけに住む家を決めるという徹底ぶりだが、そのお手軽な釣りの感覚になれてしまい、長時間の釣行では息切れする(寝てしまう)ことも多々。特技はモノマネ。少ない時間をやりくりして釣り場に向かうアラフォー突入中の36歳。ライトゲームも大好きで現在はバチコンアジングにも沼り中!
ロッドやリールだけじゃない!「アクセサリー」の進化も見逃さないで!
年々技術革新が著しい日本の釣具。かつてのハイエンドテクノロージが今ではリーズナブルな価格帯のものにも普及され、どの釣具を使用しても高い水準で快適な釣りが楽しめます。特に長年釣りをしているアングラーからすればそれはより強く実感していることでしょう。そのようなにパフォーマンスの高さを感じるタックルはロッドやリールなど「主役級」のアイテムに目が行きがちですが、実は違うのです!
我々の身に纏っている「アクセサリーアイテム」の進化こそが、主役級アイテムの存在を引き立てフィッシングパフォーマンスを高めてくれているのです。
今回はそんな我々の釣りを+αで快適にしてくれるアイテムがDAIWAからリリースされたのでご紹介しましょう。
アクセサリーランヤード(DAIWA)
【スペック】
- サイズ:S、L
- 全長:450~700mm(S)、600~1200mm(L)
- 最大強度:5kg(S)15kg(L)
魚が釣れたときはもちろん、ルアー変更や糸の結び直しなどに使用するプライヤーやフィッシュグリップなどをすぐに使えるよう体の一部に繋ぐひも状のスパイラルコード。
DAIWA以外のルアーを中心としたメーカーからも様々なタイプのものがリリースされ、おそらくゲームベストを着用するソルトアングラーや、バッグひとつでランガンするオカッパリのバス&シーバスアングラーなどは使用している人が多いことでしょう。
DAIWAでも尻手ロープという製品名でリリースされており、ラインカッターなどの軽量のアイテムからタックルの落下防止用のモデルなど幅広いラインナップでリリースされています。
上記のアイテムはどちらかといえばルアーフィシングよりも磯釣りや船釣りなどでの使用を前提にリリースされているものでした。
しかし一昨年にリリースされ、主にフィッシュグリップのセットアップを意識した「セーフティストラップ」などをはじめ、
日本が世界に誇る総合釣具メーカー「DAIWA」。近年はロッドやリール、ルアーだけでなく、小物や便利グッズのクオリティがスゴイ!! 今回はソルトルアーアングラーの必需品とも言える「フィッシュグリップ」や[…]
近年ルアー系アクセサリーにも力を入れている同社から遂にリリースされたのがこの「アクセサリーランヤード」なのです。
アクセサリーランヤードは一般的なウレタン素材でコイル状になったランヤードではなく、布タイプの伸縮コード。
前者はこれまでに多くのメーカーがリリースされ、使い勝手のよいアイテムとして様々なアングラーが使用していました。しかし、コイルタイプのものはラインが引っかかたり、ウレタン素材のものは長年使用すると紫外線などによる強度や耐久性の劣化、さらには付属するリングが錆びてしまうことなども…。
しかし、アクセサリーランヤードは布製のため糸絡みが少なく、コード本体の癖もつきづらい。ベストやプライヤーなどの接続部品も錆が発生する部品も極力排除しています。またプライヤーなどをつなぐリングの手前はバックルになっているので、コードが邪魔になる場合は取り外しも可能。
ラインナップも2サイズ展開で、軽量かつしなやかなショートタイプのSサイズはプライヤーなどを。最大強度15kgもあるLサイズはランディングツールと使用するアイテムによって使い分けられるのです。
大木も実は使ってました…しかし異なる点が!
実は今回のアクセサリーランヤードのようなコードは大木もすでに他社のモデルで使用済。なので布製伸縮モデルの使い勝手のよさも実感済です。
自身もかつてはコイル状のランヤードを使用してましたが、先述したように時たまラインが絡んだりしてストレスになる瞬間も…。特にソルト系のメインラインである比重の軽いPEラインは絡まりやすく、何気なくプライヤーを使い作業が終わって、さあ釣り再開と思っていたら絡んでる…なんて今思い出すだけでもイライラアゲイン(苦笑)。ですが、布製伸縮モデルになってからはそんなストレスは全くなくなったのです!
そんな現在大木が使用しているショートタイプのランヤードと今回インプレしたアクセサリーランヤード、違いはないように思っていましたが、実はありました…それはズバリ!ベルトの細さ。
アクセサリーランヤードのショートモデルのSサイズは線径が10mmと細い!他社でも布製伸縮コードはリリースされていますが、ショートとロングの2タイプあっても線形は同じなのです。
線形が細くなれば、軽くなるのはもちろん、ゴツくなり過ぎずスマートに収まってくれるのでさらにストレスがないのです!
実際に大木のオカッパリシーバスバッグにセットした図がこちら↓↓。
こういう使い方が正しいのかは正直分かりませんが(爆)、バッグの前面部のメッシュにD管があるのでここにセットし、プライヤーはメッシュに収納。これであれば魚を釣った際にもバッグをずらせばすぐに使用できます。
ライフジャケットにプライヤーケースを付けてセットもいいのですが、コードやコイルがヤブコギのときに絡まりそうなので極力バッグ周辺に付けておきたいと思い、個人的にベストなのがこの位置なのです。あと個人的にスリングバッグが自身のスタイル的にベストと思ってます(腰痛と肩こりの問題で…ww)。
Lサイズはベストを着用した際に付けてみました。本来はフィッシュグリップなどのランディングツールを推奨していますが、個人的にはLサイズはプライヤーでもよいのではないかと思います。なぜならDAIWAにはセーフティーストラップもあるので(笑)。
とはいえここは好みかと思います。ゲームベストを着用する際は、フィッシュグリップ、プライヤー、さらにはウェーディングネットと最大3箇所のランヤードを使用する可能性があります。
しかし、背面のランディングネットに関しては、現時点では最大伸縮も長いコイルタイプのスパイラルコードを使用せざるを得ません。
ですが、残りのフィッシュグリップやプライヤーとのセットアップにはアクセサリーランヤードを使用すれば、糸絡みなどの心配もなく魚のハリ外しやグリップを使用したリリースや撮影などもスムーズに行えることでしょう。
シーバスマンなら持っておいて損なし!いや、持っておこう!
プライヤーやフィッシュグリップ、またはネットなど使用する頻度が高く、すぐ使えるようの身の回りに装備しておかなければいけないソルトアングラー、特にシーバスフィッシングにおいては「ランヤード」の存在は必要不可欠といっても過言ではないでしょう。
そして個々に使いやすいようシステマチックに工夫したアングラーは捕獲率が上がることは言うまでもありません。ことバラしやすい魚であるシーバスにおいては掛けてからランディングまでのスムーズな動作こそがキャッチの鍵となってきます。
もちろんそれ以前に魚を掛けることができなければ話にはなりませんが、ロッドやリール、ルアーなどのタックルだけでは釣りは成立できません。ウェアやバッグ、アクセサリーなどの装備が万全で、魚をキャッチするイメージがしっかり出来ている人こそが釣果へとたどり着くことが出来るでしょう。
仰々しくなってしまいましたが、今回のアクセサリーランヤードはそんなアングラーをサポートする一品です。たかがコード、されどコードです!こういったアクセサリーアイテムこそが間違いなく釣果における縁の下の力持ちなのです!
DAIWAテスターの使い方も今後必見です!
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