「へぇ〜知らなかった」「めっちゃレア」ありそうでなかった絶妙なサイズ感のスピニングリール

高コスパがウリの釣り具の総合ブランド、プロックス。独創性の高い特徴のあるアイテムが多数ラインナップされているが、ビセオシリーズの超コンパクトなスピニングリールもその一つ。性能は? 価格は? 果たしてどんなリールなのか?

●文:ルアマガプラス編集部

2024 秋エギング特集

550番というレアなサイズ感のコンパクトスピニングリール

今回紹介するリールはビセオ タイニースピンSE。2024年1月に発売されたスピニングリールだ。商品コードVTSS550が表すとおり、サイズは550番。500番のスピニングリールは各社にちらほら見受けられるが、550番はなかなか希少なサイズ。

コンパクトなスピニングリールほど糸巻き量の少なさが弱点になるが、500番よりちょっとだけ大きい分、糸巻き量の増加が期待できる。それだけ幅広い釣りに対応できそうだ。自重も150gと一般的な500番相当。しかも価格は驚きの! …安かろう悪かろうではないスペックを紹介しよう。

ビセオ タイニースピンSE(プロックス )

標準自重:150g ●ギア比:4.8:1 ●糸巻き量目安(ナイロン):1号/150m、2号/100m ●ベアリング+クラッチ:3BB+1 ●最大ドラグ力:3kg ●最大巻上長(ハンドル1回転):54cm

この機能でこの価格ならとりあえず買っておいて損はない!

超リーズナブルなコンパクトスピニングリールに何が期待できるのか!? 細部を見るとスピニングリールの基本性能がきっちり詰まっている。この価格なら買っておいて損はない! と思える特徴は次のとおりだ。

特徴1:ワンタッチハンドルを展開するだけでスムーズな巻き心地

ハンドルは広げるだけでカチッと固定するワンタッチハンドル。3ボールベアリングを内蔵し、滑らかな巻き心地を実現。水中の流れの変化やリトリーブ中のアタリを感じる巻き感度の良さも期待できる。ワンウェイクラッチで不意にローターが逆転するというトラブルもない。

特徴2:軽量なアルミスプールに1号が150m巻けるラインキャパ

スプールはアルミ製で軽量化。糸巻き量はナイロン1号が150m。2号が100m。ナイロン1号はポンド換算で約4lbだからアジ、メバルのライトソルトやトラウトの管釣りにも使える十分な糸巻き量が確保されている。ワカサギ釣りや堤防のチョイ投げなど小物釣りも楽しめる。

特徴3:繊細な操作を可能にするコンパクトボディ

手のひらに余裕で乗るサイズ感で自重は150gと軽量。ライトソルトやエリアトラウトの軽量ロッドともバランスが良く、サオ先にもたれ感を出してアタリをとるような繊細な操作が可能だ。重めのロッドに付けたときは、まるでリールがないような延べザオ感覚。コンパクトで軽いので小さなお子様用タックルにも最適だ。

特徴4:ビセオシリーズのロッドとコーディネイトが楽しめる!

ビセオにはルアーロッドのタイニーキャストシリーズやモバイルロッドのテレショーティーSEなどロッドもラインナップ。いずれもグリップ周りにオレンジ系のカラーをあしらったデザインで、タイニースピンSEもビセオのロッドとのコーディネイトを考えたルックスに仕上げられている。とくに仕舞寸法24cmを切る超コンパクト振出ルアーロッドのテレショーティーSEとは相性抜群。モバイル性も圧倒的に優れる!

ビセオ テレショーティーSEとの組み合わせ

特徴5:ギア比4.8のデッドスローリトリーブで喰い渋るターゲットが攻略できる

コンパクトなスピニングリールはスプール径が小さく、物理的に最大巻上長は短くなるが、タイニースピンSEはさらにギア比4.8と低めに設定。アジ、メバルのライトソルトでジグヘッドリグを水中で漂うようにゆっくりリトリーブしたり、エリアトラウトでスプーンを沈めながら泳がせる巻き下げなど、デッドスローで巻く釣りが行いやすい。

管理釣り場のトラウトでスローな釣りが効くときにも向いている。

【ビセオ タイニースピンSE スペック】


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