日本一のバス釣りアングラーを決める全5試合のうち、第4戦目が本日スタートした。今回の舞台は伝統の一戦『桧原湖』戦。JBトップ50では唯一のスモールマウス戦にして、新ルールになってから初のスモール戦。その初日の速報をお届けしよう!
●文:ルアマガプラス編集部
激戦!裏磐梯!
福島県の猪苗代湖よりもさらに北、裏磐梯と呼ばれるエリアに位置する桧原湖は、長野県の野尻湖に並ぶ「スモールマウスバス」フィールドだ。
ラージマウスバスに比べるとアベレージサイズは下がるものの、比較的釣果は出やすい傾向にある。
そのため、従来のトップ50戦では例年最もウエイイン率・リミットメイク率の高いフィールドであり、アベレージサイズをどれほどあげられるか?あるいは生息数が少ないもののウエイトで勝るラージマウスバスを入れられるかが勝負の別れ目となっていた。
しかしながら、2024年からルール変更により、全5戦で1日のバックリミックが3本へと変更。
最もその影響を受け、戦略の再考が必要となるのが今回の桧原湖戦と言えるだろう。
試合直前まで好天に恵まれ、季節進行の早い地域ながらもまだまだ夏の様相が続いた桧原湖。
果たして初日はどんな戦いが繰り広げられたのだろうか?
超混戦!抜きん出たのは宇佐見選手!!
試合直前になって2メートル以上減水し、フィールド状況が大きく変化したばかりだという桧原湖。
シャローの釣りを想定していた選手は大きなプラン変更が必要だったに違いない。
事実、リミットメイク率は86.8%、ノーフィッシュアングラーはゼロと、桧原湖らしいウェイイン状況となった初日だが、多くの選手が2キロ台に集中。
ウェイトが伸び悩んでいる様子がうかがえる。
そんな中、暫定ビッグフィッシュ賞候補となる2346gのラージマウスを含め、3918gを持ち込んだルーキー・宇佐見素明選手が暫定首位を獲得。
自身の古巣であり、現在はサポートを受けるケイテックの冠大会で初優勝を狙う。
続く2番手には、昨年の桧原湖戦を制した藤田夏輝選手が3198gで付けている。首位宇佐見選手との差は約800gと小さくは無いが、逆転の可能性はまだまだありそうだ。
その藤田選手とわずか81g差の3位には、年間暫定順位で5位を走る今泉拓哉選手の姿が。
2018年にトップ50に昇格後、初の優勝が見える好位置をキープだ。
そして3キロ台をマークしている最後の選手がベテラン・小森嗣彦選手。
今季のトップ50では予選敗退を喫するなど不調も見られていたが、いよいよ本調子になってきているようだ。
リミットメイクはあたりまえ。
いかに周りを出し抜くウェイトに近づけるか?
スモールマウスとラージマウスという、2種類のバスが生息しているからこそ深い戦略が生まれる桧原湖戦。
明日からのDAY2にも注目したい。
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