「一番苦手な場所」「1場所10投のスーパーラン&ガン」後半怒涛の追い上げ! 【中川雅偉・陸王U-30出場後記】

20代の最強ショアアングラーを決める『陸王U30』に出場した中川雅偉さん。ホームにしている大江川・五三川と比べて圧倒的に広いこの水域は、彼がもっとも苦手なフィールドだ。果たしてその結果は!?

●写真/文:中川雅偉

2024 秋エギング特集

もっともニガテな霞ヶ浦水系での陸王U30

こんにちは! 中川雅偉です! 9月21日は陸王U30に出場してきました! 舞台は霞ヶ浦。僕がもっとも苦手意識があるフィールド。なんといってもめちゃくちゃ広い(笑)。普段、大江・五三川で釣りしているので、さらにデカく感じます。

移動時間も考えながら回らないと、移動で終わってしまうパターンも。プラクティスは4日間。とにかく全域を見るために何周もして水がいいエリアを見て回った感じです。しかも9月後半で40度近い暑さだったのでかなり過酷で、何度も体調不良になりかけながらのプラクティスでした…。気温が暑いので当然水温も高く、秋というよりは水中も真夏の印象。やはりエリアを回っていると本湖に魚が少なく、流入河川に魚が多いイメージでした。なのでプランはとにかく魚が多いであろう流入河川、流入河川の河口、少しでも水の動きがある水門をメインの展開で組んでいきました!

「スーパーランガンで行きます! 1ヶ所で10投以内になると思います」。水のいい場所をとにかくチェックしていくプラン。

試合当日も東岸エリアの流入河川から回りながら東浦に北上していくプラン。当日はローライトだったので巻き物もアリか?と思いスピナーベイトにチェンジして流入河川の河口付近を巻くとビンゴ! 30cmくらいのナイスキーパーをキャッチ! ですが、その後が続かず、昼過ぎまでノーバイトの時間が続きました…。

本湖のチビーブルフィッシュ!

北水路で起死回生の4連発! 回収でのバイトがヒントに…!

そして、プラでも魚が多かった西ノ洲の北、南水路に大移動を決意。1時間ちょっとのロングドライブで残り時間は2時間ほど。当日は爆風で本湖は荒れ荒れだったので少しでも風をブロックする北水路にエントリー。カバーが豊富なのでカバースキャット2.5のノーシンカーで打っていましたが反応なし。すると回収でヒシもの上を滑らした時に後ろからものすごい勢いで追ってきて表層でバイト!

カバースキャットでこの日の最大サイズ。

これが37cmほどあり、ローライトということですこし浮いていてヒシモの下にいるという大ヒントを得て、すぐさまスティーズポップクラッカーという表層系ワームにチェンジ! そこから連発激が始まり一気に4匹追加(1匹はノンキー)。一気をウエイトを上げるがラストの1匹が出ずに終了となりました。

スティーズポップクラッカーで連発! [写真タップで拡大]

スティーズポップクラッカー[DAIWA] [写真タップで拡大]

結果は準優勝とめちゃくちゃ悔しい結果になってしまいました。敗因は反応のなかった流入河川で粘ってしまったことと広大なフィールドでの周り方、迷いが時間ロスになってしまったかなと…。ですが、最後にはめられたのは状況判断がしっかりできてその場でアジャストできたので良かったなと思います! まだまだパワーアップしなちゃいけないことばかり! また機会があったらリベンジして次ことは優勝したいと思います!

アングラープロフィール

中川雅偉(なかがわ・がい)

DAIWA BASS最年少プロスタッフ。五三川・大江川でのオカッパリ、長良川ではバスボートでフィールドを攻略。移り変わるフィールド状況にアジャストするため、日々新しいパターンを模索し腕を磨いている。


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