「昔はたくさんいた」「今では立場が逆転」実は数を減らしているブルーギル、原因は農薬?「水槽に入れた瞬間、エビが死んじゃいます」水中写真でみるブラックバスとブルーギル(2ページ目)

スクロールで他画像

ブルーギル
英名:Bluegill
学名:Lepomis macrochirus

大型に成長したブルーギル
琵琶湖で撮影。1〜5mに落ちるブレイクの、ショルダー部分に泳いでいた大型の個体。
「基本的にはシャローで隠れるようにいる魚ですが、このサイズになるとオープンウォーターを堂々と泳いでますね」

ブラックバスとブルーギル
琵琶湖のウィードエリア、シャローエリアを泳ぐ、ブラックバスとブルーギル。
「いいウィードにはギルもたくさんいます。バスと一緒に群れていることが多いですね。ギルにワームをバイトさせてバスに気付かせるといった釣り方があると思いますが、基本的には大きい魚が先に食べてそのおこぼれを小さい魚が食べるというのが自然だと思うんですよね。バスが食べようとしてないのにギルがつついているからバスにスイッチが入る、というのはあるのかもしれません」

桟橋の下はあらゆる魚の隠れ家
七色ダムの桟橋の下で撮影。
「桟橋の下には釣り人の想像以上に魚がいますね。バスやギル以外にも、大きなコイやニゴイもいたりします。あと、桟橋にいる魚は、他のカバーや深場にいる魚と比べて少し細い気がしますね」

ブルーギルの産卵床
琵琶湖で撮影した、密集したブルーギルの産卵床。
「ブラックバスと違って、ブルーギルは同じエリアに密集して産卵床を作ります。卵のまわりをぐるぐる回って、外敵が来たら追い払う。撮影しようと近づくと、手を噛んできたりしますよ」

バスの卵を食べるギル
「これは琵琶湖で撮影。ニゴイがバスの産卵床にやってきて、それをバスが追い払った隙にギルが卵を食べて、バスが戻ってきたら離れる。その繰り返しなんですが、ある程度するとギルも寄ってこなくなる。ただニゴイの場合は産卵床を全部吸い込むように食べて、それでバスが産卵床を放棄してしまうというのは何度か目にしました」

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