関東のブラックバスフィールドを中心に活躍する、エキスパートアングラー折金さんの連載「つきぬけろ! オリキンもばいる」。今回は、茨城県・霞ヶ浦での実釣取材と、千葉県・亀山湖でのYoutube撮影の様子をレポート。
●写真/文:折金一樹
木枯らしが吹く中、霞ヶ浦のオカッパリ取材へ
今日(木曜日)は木枯らし1号が吹いたらしく、今季一番の冷え込み。そんな本日はバサーさんの撮影で霞ヶ浦水系へ。久しぶりの霞ヶ浦でしたが、その冷え込みと減水続きでオカッパリには厳しいタイミング。
朝の車の外気温計は久しぶりに見た8℃。日中は逆に晴れて暖かく、風は多少あるものの雲ひとつ無いピーカン。本当に釣れるのか?という天気。
そして釣れそうにないタイミングで良くあるのが、ロケ中のプロとしか会わないというあるある。本日もロケ中のDAIWA佐々木プロ、ジャッカル馬場プロと遭遇。しまいには沖にバスボートでガイド中のミヤシこと宮嶋プロとニアミス。
そんな皆さんも口を揃えて厳しいの一言。
それでも、久しぶりなので、そんな言葉も深くは響かず、どっかで釣れるんじゃないかと言う思いを持ちながら、1日やりきりました。詳しくは次号のバサー誌で!
「オリキンちゃんねる」の撮影で千葉県・亀山湖へ
そして、今週はオリキンちゃんねるの撮影でした。場所は亀山湖。こちらも厳しいタイミング。どうやってこれを切り抜けて、釣っていくか?釣れる時ばかり動画にしてもしょうがないので、厳しいタイミングで厳しい場所での撮影となりました。
とは言え、狙ってコツコツ釣っていけば、それなりにキーパー以下のサイズは釣れる状況。この日も合間を縫って、小さめは複数キャッチ。水が多少悪くても、表層付近でフィーディングする個体は結構な数が居ます。
表層系ルアーはハードでもソフトでも小さめのルアーで好反応。今回はマイラーミノー2.5、エリマキシャッドでキャッチ。
ボトムのライトリグの釣りまではやりませんでしたが、4~5m前後のダウンショット、キャロなどで小さめは釣れています。岬周辺やフラットなど水通しの良い場所が良いはずです。
一方、撮影はグッドコンディションの45cmアップが目標。ルアーの強さ、スピードを変えながら少しでもアクティブなバスが居るであろう場所でめげずにキャストを繰り返しました。早々にアップされる予定です。
【難しいタイミングの亀山ダムバス釣りにオリキンが挑む!・オリキンちゃんねる】
好評の新ブラックレーベルシリーズ
そして前回ご紹介した通りブラックレーベルが新しくなりました。外観はブラックにマット塗装された細身でシャープなブランクス。グリップも人気のEVAタイプ。ガラッとイメージが変わり「カッコ良くなりましたね!」とのお声を多数頂いております。
ベイトモデルのリールシートデザインを解説
そして新しくなった外観の中でも拘ったのがグリップ、それがZEROSEAT(ゼロシート)。先ずはベイトロッド。リールが付いた状態で違和感ないフィット感、より自然な感触でのグリッピングが実現しました。
特に通常の3フィンガーのグリッピングで小指から徐々に長くなる中指まで、握り込んだ時の太さに合わせる形状を選択。さらにトリガーも短く幅広に変更。持ち変える時にも干渉せず、よりスムーズに握りを移行できる形状となりました。
スピニングモデルのリールシートを解説
そしてスピニングタイプ。目指したのはスピニングリールのリールフットとリールシートの一体感。従来はリールシートからフット部が盛り上がったセッティングとなっていて、握り込むとフット部に強い圧力が掛かるような形状でした。
つまりロッドを持つと言うよりは、リールを持っている様な感触です。これをフット部がリールシートに埋め込まれた様な形状にデサイン。これによってロッドをしっかりとグリッピングするような一体感が実現しました。
これには僕も実際に握ってみて、納得の出来映え。実際に握って頂くのが早いかと思います。
それではまた来週。
アングラープロフィール
折金一樹(おりかね・かずき)
ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。ダイワ、O.S.Pプロスタッフ。自身のYouTubeチャンネル「オリキンちゃんねる」では、オリジナルの動画コンテンツを積極的に配信中。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。