関東のブラックバスフィールドを中心に活躍する、エキスパートアングラー折金さんの連載「つきぬけろ! オリキンもばいる」。今回は、千葉県のフィールドでのロケの様子をレポート。冷え込んだ状況でも連発…?
●写真/文:折金一樹
フィールドは冬本番に
急に冬到来。一気に冷え込みました。それまでの最低気温が最高気温になったような変わり様。防寒着の下も本気の冬モードになりました。フィールドの水温も毎日下がっている状況です。僕的な水温が下がっていく目安としているのが、最高気温と最低気温の丁度中間あたり。
ルアーであればメタルの釣りも反応が良くなって来る頃。準備しておくと良いはずです。そんなタイミングで先週今週は実釣ロケのラッシュ。亀山では釣りビジョン『敏腕黒鱒仕事人』の第2回目のロケ。
最近の亀山湖はターンが落ち着いたと思ったら、再び発生したり落ちつかない水事情。釣るのもやっとな状況の中、お題の10分という時間制限内で釣れたのかどうか。痺れる展開となりました。放送は年明け以降の予定。詳細が決まりましたらご報告します。
減水中の厳しい高滝湖でのロケ
ガイドが明けてからはオリキンちゃんねるの撮影でした。こちらは高滝湖。恒例の減水期間中で水域は満水の時の半分位のイメージ。釣る場所は少ないながら手早く回れ全体を把握出来ます。
朝は寒くなかったものの、段々と強くなる北風。正直なかなか釣れませんでした。悪くてもルアーは追ってくる事が魚探でわかる事が多いのですが、それさえも少ない状況。
それでもポツリポツリと釣れてくれます。ルアーはハイカットDRで障害物近くというよりはその周辺のフラットで反応が頻発しました。
高滝湖はハイカットDRが水深的に一番出番が多いです。そして別動画を撮るために上流へ。
「敏腕黒鱒仕事人」の復活にあやかって制限時間アリの上流勝負。提案したものの、減水でつれるような深みがかなり少ない事、クリアな水質と生命感が少ない事。唯一ポジティブに捉えられる条件は水温が14℃近くで本湖とそれほど水温差がない事でした。
絶対に釣れないとは言い切れませんし、どこかにはまだ居るはずです。ルアーはこの時期好きで出番の多いドライブビーバーマグナム。フットボール5gにリミット6/0。
クリアなのでティスタンスはいつもより遠目。バスに投げるというよりは少しずらしてバスに見つけて貰うようなイメージです。制限時間内の中で釣れたかどうかは、動画をご覧ください。
三島湖でDAIWAロケ!こちらも大減水中…
そしてその翌日はDAIWAロケ。三島湖ともえボートさんで行いました。ハードルアーもソフトルアーも釣れる可能性がありそうでのフィールド選定。ただ冷え込みも激しく、釣れ具合は少し落ち着いてきてしまっているようです。
当日は冷たい雨が1日降る予報。マイナス条件が強そうですが、逆に工事によって8m減水。少し濁りが残っている事など湖が狭くやりきれるのでなんとか釣れそうな予感でした。
ハードルアーはBLITZ MAXDR、BLITZ EX-DR、タイニーBLITZ DR、ハイカットDR、ドゥルガ、ガストネード。ソフトルアーはサイコロラバー、ドライブSSギル、スピンナッツなど。
厳しかったものの結果的に、ライブサイトもバンクの釣りも、ミドルディープの釣りでもバスをキャッチすることが出来ました。反応が無いところはさっさと移動していった事が良かったのかも。
ルアーも色々とタイプを変えるとすぐに答えが返ってきました。逆に場所に固執したり、同じルアーをずっと投げていてもダメな時はダメという感触です。
動画もなんとか撮れ高十分となったので、帰着時間前に終了。いずれ公開となったらチェックしてみてください。
それではまた次回!
折金一樹(おりかね・かずき)
ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。ダイワ、O.S.Pプロスタッフ。自身のYouTubeチャンネル「オリキンちゃんねる」では、オリジナルの動画コンテンツを積極的に配信中。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。