
さまざまな釣りがハイシーズンを迎える秋。釣りをはじめたい初心者や、いつもと違う釣りに手を出すのはピッタリの季節だ。ここではそんな秋に気軽にオカッパリで狙える4魚種を紹介していこう。
●文:ルアマガプラス編集部
1.アオリイカ
秋のアオリイカは、小さなイカ「新子」がメインターゲット。数が多く、初心者も釣れやすいのが魅力だ。潮通しのいい漁港や堤防が狙いやすい。藻場が絡む場所は一級ポイントだ。
使うのは、エビのような形をしたルアー「エギ」。2.5号~3.0号くらいのサイズが秋イカには効果的。これを投げて、いったん底まで沈める。
次に竿を数回シャクって(上下に動かして)、エギに動きをつけ、イカを誘う。シャクった後は、糸を張りながらゆっくりとエギを沈める。この沈んでいる間にイカが抱きつくので、糸が急に走ったり、重みを感じたらアタリだ。
しっかり合わせを入れたら、イカの身が切れないように丁寧にファイトしよう。大きなサイズはとても美味なので、持ち帰って食べるのもオススメだ。
2.シーバス(スズキ)
シーバスとはスズキのことで、秋は冬の産卵に備えてたくさん食べる時期。そのため、数も釣れやすく、ランカークラスの大型が釣れるのも珍しくない。
ルアーフィッシングの人気ターゲット。
狙う場所は、川の河口や港、運河。とくに、夜に街灯が海面を照らしている場所は、エサとなる小魚が集まるためシーバスも期待できる。橋脚や岸壁などの障害物があるポイントはさらに釣りやすい。
釣り方は、ルアーを投げて、あとはゆっくりとただ巻くだけでOK。強いアタリがきたら、しっかりと竿を立てて合わせよう。
シーバスは水からジャンプしてルアーを外そうとするため、ファイトがスリリングで楽しい。
オススメルアーは小型のシンキングペンシルやミノー、ワーム。釣れる魚のサイズは選べないが、ワームを使えば初心者でも釣れる確率は高いので、ぜひ狙ってみてほしい。
3.小型青物(ワカシ、ハマチなど)
ワカシやハマチなどの小型青物も、秋は釣れやすい人気ターゲットだ。20~40グラム程度の「メタルジグ」を使った“ライトショアジギング”という釣りがオススメ。
狙いたい場所は、潮通しが良い堤防や漁港の先端。日の出や日没が絡む時間帯の“マズメ”が、魚の活性が上がり、釣りやすい。
釣り方は、まずメタルジグを遠くに投げて、底まで沈める。そこから竿をシャクって(上下に動かして)巻き上げ、また沈める「リフト&フォール」という動作を繰り返す。シャクりのスピードや回数を状況に応じて調節しよう。渋いときは、ゆっくり動かしたり、ただ巻きがいいことも…!?
ガツンとしたアタリが出たらファイト開始。小型といえども青物なので、強い引きを楽しめるぞ。
4.アジ
アジは、初心者や家族でも楽しめる人気の釣りだ。最も簡単なのは「サビキ釣り」。これは、エサをつけずに、小さな針が複数ついた仕掛けを使い、アジを狙う釣り方だ。
釣り場は、港や堤防が一般的。特に、夜の常夜灯周りはアジが集まりやすく狙い目だ。
釣り方はシンプル。サビキ仕掛けを海に投げ入れて、竿を軽く上下に動かし、魚を誘う。竿先にブルブルっと小刻みなアタリが来たら、ゆっくり巻き上げよう。
テクニカルに狙いたいならば、小さいジグヘッドとワームでアジを狙うアジングもやってみてほしい。狙うポイントはサビキと同じように漁港や堤防。常夜灯が点灯する夜間に狙うのがオススメだ。
アジフライやなめろう、刺身などで楽しめる魚なので、釣れたらぜひ持ち帰って調理してみてほしい。
新鮮なアジを食べられるのは釣り人だけの特権だ。
さまざまな釣りを楽しめる秋!
秋は魚の活性も高まり、数釣りも大型狙いもできる季節。初心者も釣りやすい絶好のシーズンなので、やってみたい釣りがあれば、道具を揃えてチャレンジだ!
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