メーカーの垣根を越えてエキスパートが愛する“1品”【川村光大郎、松本幸雄編】



ディスタイルのルアーを愛用するトップアングラーは多い。その理由は“ここ一番”で釣れるから。オカッパリのカリスマから、トーナメントで大躍進の若武者まで、2人のプロフェッショナルがディスタイルの切り札を、今年度より戦いの舞台をアメリカへと移した青木さんへのエールを込めて紹介する。



川村光大郎の“MY BEST DSTYLE”

レゼルブ 

陸王にとって唯一無二!替えがきかない、速くて強すぎないトップウォーター

川村さんが「替えがきかない」ルアーとして挙げたのがレゼルブだ。

川村さん「ただ巻き系トップウォーターの中での羽根モノは好きなジャンルですが、速く引くとアピールが強すぎてしまう。レゼルブはコンパクトで羽根が樹脂製なので、速巻きでも軽快な動きと控えめなサウンドでアピール過多にならず、スピードで騙すことができるところがイイ!ラインを水面につけず、水面から飛び出すギリギリのスピードで泳がせるのが好きな使い方で、じっくり見せると見切るスレバスが本気喰いしてくる威力は、他に替えがききません。レゼルブは青木さんがトーナメントで勝つために作ったルアーのひとつなんでしょうね。新天地のアメリカでも、勝利のためにどんなルアーを作るのか、今から楽しみです」

レゼルブ使用タックル
●ロッド:スティーズ641LFS-SVキングボルトF-スペック(DAIWA)
●リール:イグジストLT2500-C(DAIWA)
●ライン:スティーズフロロタイプフィネス4ポンド(DAIWA)





松本幸雄の“MY BEST DSTYLE”

ヴィローラ 

超フィネス! 超ストロング!ベイトフィッシュを呼ぶ! ストロングな食わせのi字系

松本さん「俺はi字引きで使います。主にリザーバーでルアーが見えるところ。春先から、バスがあまり動きたがらないアフターの時季に有効な超フィネスですが、実は超ストロングアピールです」。

ルアマガ+「その理由は?」

松本さん「生エサアラバマ状態でアピールできるんです。ベイトをまとわせる性能がケタ違いだと思います。でかいバスが居るけど食わない状況に強いですね。フックはノガレス・フッキングマスターライトクラス#1(モーリス)です」。

松本さん「i字引きでオイカワやギルなど小魚がワラワラ付いてくる。生エサアラバマ状態でアピールします。バスが近づくと小魚は逃げる。残ったヴィローラが食われます」。

非凡な手腕を持つ松本さんも青木さんは一目置く存在。

松本さん「状況判断が早く、釣りの精度が高い。陸王で対戦したときも、同じような魚を見つけていたけれど、青木さんはより多くの魚を獲った。正解が狭い状況で、それに合わせていく対応力がすごい」。

ヴィローラ使用タックル
●ロッド:999.9マイスター・ホワイトウルフ66 2ポンドクラス(ロデオクラフト)
●リール:ステラC2000HGS(シマノ)
●ライン:バリバス・アバニソルトウォーターフィネスPE X8 0.3号●リーダー:バリバス・スーパートラウトエリアマスターリミテッドショックリーダー4ポンド(以上モーリス)


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