エギング用のロッドは、その特性からある程度汎用性のある面を持ち合わせている場合が多い。ライトなメタルジグやテキサスリグ、テールスピンジグなど、1本のロッドで状況に応じて色々と楽しみたいアングラーにおススメなテンリュウのロッド、ブリゲイドフリップが登場。そのブランドとラインナップを紹介していこう。
エギングだけじゃない!? エギングロッド「ブリゲイドフリップ」。ラインナップは全3モデル!
【ブリゲイドフリップ 全3機種】●モデル:スピニング全3機種●全長:2.51m~2.62m●自重:92g~100g●ルアー(エギ):MAX25g~MAX35g(エギ3.5号~4.0号)●PEライン:MAX1.0号~MAX1.2号●価格:3万8000円~3万9000円エギングがソルトルアーフィッシングの1カテゴリーとして定着してすでに久しく、今では使うエギのタイプや攻めのスタイルによってロッドのタイプも細分化され、『無数』と表現しても間違いではないほどのエギングロッドが世に送り出されている。
しかし、今回紹介するこの『ブリゲイドフリップ』は、エギングだけで細分化する現代のメインカレントに反するように…と言うより、他魚種まで抱え込んでしまうという、良く言えば『超バーサタイル』、そうでなければ『暴挙(!?)』とも言えるコンセプトを引っ提げての登場なのである。
エギングのポイントはロックフィッシュも、小型青物もいる=なら、釣る!!
西日本を中心に人気のキジハタ。アオリイカが好む根回りにも多く潜んでいる。エギンガーならばよく判るとは思うが、実はアオリイカのポイントはロックフィッシュや小型青物などのポイントとも結構カブっている。そして、アオリイカが釣れない時に限ってロックフィッシュアングラーが釣りまくる…なんて光景に遭遇したエギンガーも、意外と多いのではないだろうか。
ところが、過去にそういった経験のあるエギンガーの中には、メタルジグやジグヘッドリグ、テキサスリグなどをエギとともに予め用意している人もいて、アオリイカが釣れない時でも他魚種を釣って楽しんでいたりするものなのだ。
これはエギングロッドが短過ぎず長過ぎず、激しくエギをシャクレるだけのハリとパワーがあり、繊細なアタリも捉えられる感度があるからこそできること。他魚種をも相手に出来るだけの懐の深さ=バーサタイル性を持ち合わせているからだ
港内ではアオリイカ、隣接するサーフにテールスピンジグを投げれば…ソゲサイズだけどヒラメも!!(写真は、テンリュウのロッド開発担当の舟木雄一さん)アオリイカはもちろん、他魚種を扱う懐の深さをさらに徹底追及!!

そんなエギングロッドならではの特徴である、他魚種のゲームをも可能にするバーサタイル性能をさらに徹底的に追及して、メーカー側から推奨ターゲットを『アオリイカ・タチウオ・アジ・根魚』と広く提示できる『超バーサタイル』に仕上がったのが、このブリゲイドフリップなのだ。
この超バーサタイル性に大きく貢献するのがブランクで、トップ部には異なる弾性をつなぎ目ナシに形成できる『マグナフレックス製法』を採用。より自然な食い込み具合はショアティップランや、アジングでの微細なアタリを獲ることも可能にしている。
そしてバット部には『カーボンナノチューブ素材(C・N・T)』を採用。カーボン繊維をつなぐレジンの中に配合されることで繊維間の結び付きを高め、ブランクの剥離を抑制するとともにネバリ強度が向上。アオリイカと違って前後左右へと走り回る魚種に対しても、余裕を持って対応できるパワーを持ち合わせているのだ。
異なる素材でもジョイントレスな『マグナフレックス製法』ティップ
低弾性カーボンのティップと、高弾性カーボンのベリーの連結でもつなぎ目が存在せず、よりスムーズなベンドカーブを実現するマグナフレックス製法。10億分の1メートル単位の粒子でバットを補強する『カーボンナノチューブ素材(C・N・T)』
C・N・T単体だけではアルミニウムよりも軽く、鋼鉄よりも強いと言われる、ある意味無敵な素材。これをカーボン繊維を固めるレジン内に散在させることで、さらなる強化を追求している。また、グリップは、今年リリースされたNEWルナキアシリーズと形状が共通となっており、持ち替えても違和感なく使用できるよう工夫されている。ライントラブルを抑制して飛距離を伸ばすKシリーズガイドシステム
全モデルにステンレス製Kシリーズフレームに、SiCリングを装着したガイドシステムを搭載。小口径ハイフットフレームの採用で、ラインを素早く収束して飛距離を伸ばす。インロー継ぎジョイントには西陣織カーボンで所有する満足を演出!
ジョイント部にはつなぎ目が目立ちにくく、スムーズなベンドカーブを見せるインロー継ぎを採用。ティップ側、バット側の口元にはそれぞれ西陣織カーボンがあしらわれる。大型魚・中型魚・小型魚の3タイプに分けた判りやすい設定!
最後に、ここからは全3本のラインナップを、それぞれ深読みしてみよう。アオリイカをメインに他魚種もついでに楽しむか? それとも、他魚種を中心とした五目ルアーに1日を費やし、時合だけアオリイカに集中するか? セレクトも使い方も、すべては貴方次第だ!
【BGF832S-MMH】春の大型アオリイカやタチウオ、サワラ狙いのワインドに最適
●全長:2.51m●アクション:レギュラー●自重:100g●ルアー(エギ):MAX35g(エギ4.0号)●PEライン:MAX1.2号●価格:3万9000円
春の大型アオリイカと対等に渡り合えるだけのパワーを持ち、3.5号~4.0号の大型エギにも対応。大阪湾で人気の大規模堤防や沖堤防でのタチウオ、サワラを狙ったワインドゲームにも使いやすく、5/8~1オンスのリグ、または30g程度のメタルジグにも対応。【BGF852S-M】エギングならもっとも汎用性が高く、平魚&根魚に使いやすい
●全長:2.57m●アクション:レギュラー●自重:96g●ルアー(エギ):MAX30g(エギ3.5号)●PEライン:MAX1.2号●価格:3万8500円
3~3.5号のエギに対応する、一年を通じてあらゆるシチュエーションのエギングが楽しめる同シリーズのコアモデル。マグナフレックス製法のしなやかなティップにより、ショアティップランも可能。3/8~3/4ozのリグと相性が良く、フラットフィッシュやロックフィッシュ狙いには最適。【BGF872S-MLM】秋イカとの相性抜群! カサゴやメバル、アジのライトゲームにも!!
●全長:2.62m●アクション:レギュラー●自重:92g●ルアー(エギ):MAX25g(エギ3.5号)●PEライン:MAX1.0号●価格:3万8000円
エギングならば3号のエギがもっとも使いやすく、特にコロッケサイズを中心に狙う秋イカの数釣りには最適なモデルと言えよう。そして、マグナフレックス製法によるソフトティップが真価を発揮する、アジングや小型ロックフィッシュのライトゲームにも向いている。ブリゲイドフリップの詳細を、テンリュウのHPでチェック!
BRIGADE Flip(ブリゲイド フリップ)|SHORE|テンリュウ
エギングゲーム BRIGADE Flip(ブリゲイド フリップ)のご案内。主に岸辺・浜・防波堤からのターゲット向けに開発。アオリイカ・タチウオ・アジ・根魚など…。
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フワフワと漂うようにゆっくり誘う一つテンヤ。それに反応しないマダイを誘うべく、重いテンヤを使ったリアクションテンヤ。さらに、超軽量を使う豆テンヤやシャクって誘うテンヤ。さらに、リーリングで誘う巻きテンヤ…近年、様々な釣法がひしめき合うテンヤマダイ。それにマッチすべく進化したレッドフリップリニューアル4機種が新登場! 解説はテンリュウのロッドマスター舟木さんだ!
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オフショアゲームのなかでも気軽に挑戦できることから人気急上昇中のライトジギング&スーパーライトジギング。この釣りに特化したロッド、ホライゾンLJは「マグナフレックス製法」を搭載するなど独自機能が注目されており、新たに2機種が追加! このモデルを中心に開発にも携わっている舟木さんが徹底紹介!
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大型の青物を本気で狙うオフショアにおいて、ロッドチョイスに悩んでいるアングラーも多いことだろう。テンリュウの「ジグ・ザム ドラッグフォース(JIG-ZAM Dragg Force)」は全国のフィールドを想定して、様々な場面に対応できる10本をラインナップ。今年は新たに明石や鳴門海峡ジギングにフィットした「JDF5101B-G4/5」が登場。このロッドに込められているのは、地域性豊な釣りを愛する人が好むセッティングを導き出すという思いだ。詳細をテンリュウ釣具事業部の舟木雄一さんに伺った。
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テンリュウの新たなライトゲームロッドシリーズ、ルナキア。5本のラインナップのうち、異色のスペックを持つLK822S-HTを取り上げる。アジングをメインにしたルナキアの中で、この番手が担う役割とは。富山県のマルチアングラー、蔵野雅章さんにインプレッションをうかがった。
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使っていて気持ちのいい、アングラーの感性に直接訴えかけるアジングロッド、テンリュウNEW“ルナキア”。ここではシリーズの最フィネスモデルであるLK582S-LSを紹介。このロッドに込められたこだわりをテンリュウフィールドスタッフの蔵野雅章さんに解説していただいた。