グルーパーを狙うなら「急水深のカケアガリ」と「ベイトフィッシュの有無」が決め手!!



グルーパーフィッシングを得意とするジャングルジムの「ワッキー」こと脇田政男さん。ワッキーさんがグルーパーを狙う上で一体どのようにしてエリアを絞り込んでいるのか?答えは至ってシンプル!「2つの条件」があれば良いという。一体その条件とは!?



教えてくれるのは我らが「ワッキー」

オオモンハタの攻略は青物に近い!!

今回ルアーマガジンソルトの取材で向かった日振島(愛媛県)では、石積みの堤防や漁港付近の岩礁帯エリアをランガンしていったワッキーさん。オオモンハタは、どのような場所が狙い目になってくるのだろうか?

ワッキーさん「狙っているのは、およそ水深30mから一気に駆け上がる、急激なカケアガリですね。足元からドン深な場所を重点的に狙っています。海底ケーブルや沖の養殖筏にも魚が着きやすいので、それらが付近にあると可能性は一気に上がりますね」

オオモンハタが着きやすいのは急なカケアガリのショルダー部分。狙ったのは、水深30mから一気に駆け上がるスティープな地形だ。

 地形の次に大切なのがベイトフィッシュの存在。ワッキーさんは水面を観察しながら常にベイトフィッシュがいないか注意しながら釣りをしていた。

オオモンハタのベイトはキビナゴ、ネンブツダイ、イワシ、イカなど。ベイトに依存して回遊していることが多く、ベイトフィッシュの雰囲気があることが釣れるエリアの条件だ。

ワッキーさんベイトフィッシュがいないと釣果はあまり望めないでしょう。キビナゴなどの群れが水面をぴちゃぴちゃと跳ねていたりする状況がベストです。オオモンハタは根魚というより、青物に近い動きをしていますからね」

まずは地形からオオモンハタが着きやすい場所をセレクトし、そこにベイトフィッシュが絡んでいることを確認。

この2つの条件があるエリアを見つけていけば良いので、実はとてもシンプルな釣りなのだ。

オオモンハタはシャローよりも水深のある場所で実績が高い。水通しの良い漁港でも狙うことが可能だ。

ワッキーさん「潮は止まっているよりも動いているほうがいいですが、それよりも大切なのは水深があること。干潮付近よりも満潮前後のしっかり水深のある時間帯が良いです

その言葉通り、条件が揃っている場所ではコンスタントにオオモンハタの反応が得られた!



小型のカサゴもヒット。

ワッキーさん「定番のゲストですね。カサゴが釣れるということはオオモンハタ狙いにも適した場所ということです」



ファイトは腰を使って身体全身でポンピング!!

グルーパーゲームは魚をヒットしてからも気を緩めてはならない!!

ワッキーさん「バイトがあったら間髪入れずにフルパワーでフッキング!!オカッパリなので潜られないように、一気に浮かせながら巻いてきます。身体全身を使ってポンピングしてきましょう。ドラグは強めで、ほぼ出させないセッティングで良いですよ

グルーパーゲームは秋もまだまだ最盛期!!リールのハンドルが止まるようなビッグファイトを求めて是非チャレンジシてみてはいかがだろうか?


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