バス釣りにとにかく楽しいPEラインはいかがですか!? 『スタンドアウトSOS69ML』編集部インプレッション!【レジットデザイン】



バス釣りロッド「ワイルドサイド」シリーズを筆頭に根強いファン層を持つロッドメーカー・レジットデザイン。2021年の彼らが世に生み落としたロッドこそ「スタンドアウト」だ。その名には小さくまとまることなく、出る杭となるべし! という意味が込められている。一方、ともすれば遠慮しがちでひかえめな現代の青年・アズマが前回に引き続き紹介するのは『スタンドアウトSOS69M』。ラインナップのうち唯一PEラインの使用を想定した番手で、なるほどこれは楽しいぞ!

【Profile】

アズマ

入社2年目のルアマガ+編集部員。どシャローに浅い知恵と知識と経験を逆手に取り、ルアマガの初心者担当という立場を虎視眈々と狙っている。1本のロッドで何でもやりたい系。半目。

スタンドアウトのライトリグ万能モデル&PE対応で笑えるほど飛ぶ!

スタンドアウトの1ピースモデルとしては唯一、スペック表にPEラインの表記がある69ML。太いPEを巻けばヘビーカバーをブチ抜けるパワーフィネス。キャストを意識して細めを巻くと、フロロとは比べ物にならないほどの超大遠投がキマります。

【スペック】

●全長:6ft9in
●対応ルアー:3~11g
●対応ライン:3~6lb/PE0.6~1号
●価格:19,800円(税込み)

インプレ時は沖にあるブレイクを探るのに3/8ozのデラクーを投げていたのですが、これがもう笑っちゃうくらいびゅんびゅん飛びます。遠投性能に関しては本当に言うことなし!

パワーをミディアムライトに設定した長めのスピニングロッドというのは、ひと昔前には汎用性の高さで人気の番手でした。もともとの使い勝手の良さにPEという選択肢も加わって、巻き撃ち双方に秀でたロッドになっています。オカッパリには最高!

次のワンキャストが楽しみになるロッドです!

やはり個人的にグッときたのはキャスタビリティの高さ。このときは0.6号のPEを巻いていました。オーバーヘッドでのフルキャストはもちろんのこと、いいカンジに曲がりこむティップのおかげでバックハンドもビシバシ決まって超快適。キャストそのものが楽しくなることうけあいです。

ただただ飛ばすのが楽しい。他のアングラーが撃ち切れていない沖のストラクチャーや地形変化を狙えるのが細いPEの魅力です。

やや長めに設定されたグリップはやはり遠投を意識したものでしょうか、ダブルハンドでのフルキャスト時には握り込みもよく、かなり有効に働いてくれました。



感度もヨシ

このロッド、感度もスバラシイ! ダウンショットで底をトレースしてみれば、まるでエコーのごとくにボトムの変化を伝えてくれます。曲がりもよく持ち重りもしないので、常にそばに携えておきたくなる…!

重心のバランスがいいので持ち重りなし!

もちろんフロロを巻いて普通フィネスにも。MLというしっかりしたパワーで遠投先でもきっちりフッキングできます。柔らかすぎないのが扱いやすさの要因かも? とても気に入りました!

なお、スタンドアウトのスピニングモデルにはルアーキーパーが標準搭載。ちょっとしたポイント移動やルアーチェンジの際にお役立ちです。

レジットデザイン「スタンドアウト」インプレシリーズ

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!