バスフィッシングに限らず、どんな釣りでも魚に直接触れているのは『針=フック』だけだ。鋭くなければ刺さらない。強くなければ曲がるし折れる。そんな重要かつ繊細な、ある意味もっとも意識すべきタックル。今回はハードルアー用フックをフィーチャー。バラエティー豊かなデコイ製品を紹介する。
『デコイ』ブランドで展開するバス用フックは高いコスパで大人気!!シングルからクワトロまで幅広いタイプ展開
カツイチは釣針やシンカーなどを中心に自社製造・販売するメーカーで、ルアーフィッシング用フックは専用ブランド『デコイ』で展開。さまざまなメソッドをカバーできる膨大なアイテム数に加えてコストパフォーマンスの高さもあり、その人気は絶大だ。バスフィッシングに対応するフックのタイプもシングル、ダブル、トレブル、そしてクワトロと、すべての種類をラインナップしている希有なメーカーでもある。
そこで今回は、同社のスタンダードなシングルフックから、時代を先取りして特許まで獲得したクワトロフックまで、人気商品を全5アイテム紹介しよう。
まずは発売から20年以上の定番モデル『プラッギンシングル27』。
プラッギンシングル27(デコイ)
●サイズ:#8~#5/0の全10種
●入数:5本、6本、7本、8本
●価格:330円(税込)
プラグ用シングルフックの定番モデルとして、実に20年以上もアングラーを支えている盤石の人気。入数の多さも魅力のひとつだ。
シングルフック規制があるバスの管理釣り場などでは定番アイテムとなっている。
スプリットリングを介しての装着を考慮して、縦向きで簡単にセットしやすいスマートアイを採用。マイクロバーブは管理釣り場でもつぶしやすい。
ダブルV-F52
●サイズ:#8、#6、#4、#2の全4種
●入数:5本、6本、7本
●価格:440円(税込)
『ダブルV-F52』はメタルバイブには必須とも言えるモデル。
トレブルフックと比較してスナッグレス性能が高く、クランクベイトなどボトムにコンタクトさせて使うルアーにも、根掛かり防止策として使われることも多い。
軽いのでルアーアクションのキレもさらにアップする。
そして、バス用のド定番が『トレブルY-F33F』。
トレブルY-F33F
●サイズ:#8~#4/0の全12種
●入数:4本、5本、6本、8本
●価格:#8~#1 660円(税込)、#1/0~#4/0オープン
日本のバスアングラーに広く支持され、豊富なサイズであらゆるハードルアーにフィットするトレブルフックの代表格。シルキーFコートで刺さりは完璧!
大型サイズはバラムやジョイクロ尺ONEにも標準装備されている。
元祖国産ビッグベイトのティンバーフラッシュに採用されて話題になったのが『クワトロX-S21』だ。
ティンバーフラッシュの生みの親・菊元俊文さんからのご指名により開発されたのが、この元祖クワトロフックであり、フッキングすると2本掛かり三方固め状態になるので、バレにくく魚へのダメージも少ない。
ビッグベイトはその重量がゆえに遠心力でファイト時にバレることが多いが、それを最小限に抑えるために2本掛かりを追求しての4本フック仕様。
中南米のターポンフィッシングにもシークレットアイテムとして使われており、エラ洗いをする魚には非常に有効なモデルなのだ。
ブレードトレブルY-F33BT
●サイズ:#10~#2の全5種
●入数:2本、3本
●価格: 440円(税込)
ブレード装着型の『ブレードトレブルY-F33BT』はシーバスフィッシングではお馴染みのアイテムだが、バスフィッシングでもルアーの動きを敢えて抑制したい、同一レンジをキープしたいときなどに効果的。
Y-F33にスイベルを溶着したローリングシステム(PAT)を搭載しており、ブレードが高速回転することでフラッシングと波動を同時に発生。さまざまなターゲットにアピールできる。
もちろん強烈なフラッシングで広範囲の魚にアピールすることも可能だ。