泣きの1回! ザ・TOKYO・オブ・TOKYO 都内編
2021年12月号で通巻277号となる釣り雑誌「ルアーマガジン」を擁するルアマガ事業局では、退勤時に堂々とタックルケースを抱えて帰る社員も珍しくはない。しかし、一般的な会社であればそうはいかないだろう。
アズマ「だからコソコソ系アングラーにとって仕舞寸法は大事です。BLX TRAVELは一番長いモデルでも50cmで、大きめのビジネスバッグなら収納できる長さ。お勤め先にもヒッソリ忍ばせられます」
後日、大潮を狙って再出撃したアズマとタナカの両名は、ルアマガ事業局の所在地からほど近い都内近傍でリベンジシーバスを狙う。
デイゲーム中にまさかのヒット!?
日が落ちきっていないということもあり、パラつく程度とはいえ雨が降っていたこともあり。レンジが下がっていると推測してまずはストラクチャー周りをバイブレーションで探っていくアズマだったが…。
アズマ「な~んか重いなあ。木の枝でも引っ掛かったかなあ。面倒だな~。……!?」
やたら重いだけのゴミだったはずの物体に生命感が宿り、アズマが思わず叫び声を上げると沖の方を狙っていたタナカがタモを持って駆けつけてくる。
タナカ「アズマさん! ドラグ調整ドラグ調整!」
アズマ「大丈夫いま緩めた……あっ」
タナカ「あっ」
けたたましいドラグ音とともに黒い影が激しく突っ込み、瞬間、千切れたPEがヒラヒラと虚空を舞う。痛恨のバラシである。
しかし魚の存在は確かめられたし、ちゃんと食ってくることは分かったのである。
タナカ「あとは上げられれば……」
アズマ「ぐうの音も出ません」
日没後、終局へ。そして、ついにあの男が動き出す……!
そんなこんなで日が落ちて橋脚のライトも点灯。これらに集まる魚を狙うのがシーバスゲームにおける「明暗の釣り」だ。
しかしこの日はかなり潮が早く、ルアーを流していくのにもシーバス経験の浅い2名では心もとない。
ここでいままで沈黙を保っていたルアマガプラスリーダー、大木がついに動き出した。
大木「ちょっと竿貸してくれ!」
大木は発売情報が出た瞬間からBLX TRAVELに関心を持っており、特にC66Mは自腹で購入済み。
扱い慣れた手つきで橋脚の上流部にキャスト、ライトの明かりから下流側の影に流し込んでいくとなんとヒット!
大木「C66M-5は以前インプレ記事にも書きましたが、中弾性のファストテーパーだから、9cm~12cmクラスのシーバスルアーは全然扱いやすい。今回ヒットしたのは40cmクラスのフッコサイズですが、Mクラス以上のパワーもあるので70cmクラスのシーバスとも全然やり取りできますね。東京に限らず、全国各地でも川幅の狭い運河や小規模河川は沢山あって、そういうところに限っていいサイズの居付きのシーバスがいたりするもんなんですよ。そういうシチュエーションって既存のシーバスロッドだと中々マッチしたロッドが少ないのですが、BLX TRAVELシリーズのC66M-5やC70MH-5あたりは取り回しやキャスタビリティも良くてドンピシャ! これからの時期ならボートシーバスにもうってつけです!」
アズマ「やられた! いい感じに締められてしまった!」
タナカ「最後に釣ったもの勝ちですね…」
大木「これからも私物のC66M-5をいろんな釣りに連れて行こうと思います! みなさんにもぜひおすすめできる1本ですよ~!」
こうして泣きの再取材も終了。とはいえ泣きの再々取材や、泣きの再々々取材を敢行しやすいのもパックロッドの利点である。もしかしたら、続報が飛び込んでくる…かも?
以上がBLX TRAVELの東京周遊バス&シーバス2魚種プランでした。パックロッドはやっぱりお気楽な釣りを助けてくれるところがありがたい。もちろん、そんなことができるのはこのロッドの基礎性能の高さゆえでもあります。TRAVELと名のつく通り、いろんなところでいろんな釣りに対応してくれそうなロッドでありました!(了)。