DAIWA『BLX TRAVEL』は今大人気の「ビッグベイトシーバス」も楽勝!!【バスロッドの可能性は無限大!?】



2021年DAIWA注目の新製品として当サイトでもフォーカスし続けてきたハイパフォーマンスパックロッド『BLX TRAVEL(ブラックレーベルトラベル)』。これまでバスフィッシングのみならず様々な釣種でインプレをご紹介してきたが、今回は「大本命」とも言えるビッグベイトシーバスにチャレンジしてきました!

インプレするのはルアマガ編集部きってのシーバス野郎・大木

【Profile】

ルアマガプラス編集部・大木

元大型釣具量販店の店員という経歴を持つルアマガプラス編集部員。バスソルト問わず、幅広く釣りを楽しむことをモットーとする。得意な釣りはシーバスで、時間があれば地元湘南河川でロッドを振るう。特技はモノマネ。最近の釣り目標は地元・湘南サーフで「湘南グランドスラム(シーバス、ヒラメ、ブリ)」を狙うこと。まだ、タックルが足りなくて何を買えばいいか悩み中(笑)。

今大人気のビッグベイトシーバスにもうってつけな『BLX TRAVEL(DAIWA)』

今年度、これまでにブラックバスをはじめ、様々な釣種や編集部員によりお届けしてきたBLXトラベルのインプレッション。圧倒的なモバイル性能とスペック以上のパフォーマンスぶりは圧巻の一言。今回はそんな同シリーズの「パワースペック」とも言える代表モデル『C73H-5』と『C64XH-5・SB』を今大人気のビッグベイトシーバスにてインプレッションしてきました!

今流行りのデカトップに“大本命!”『BLX TRAVEL C65XH-5・SB モンスターフィッシュカスタム』

昨今4oz(約120g)オーバーのビッグペンシルによるビッグベイトシーバスゲームが流行しているのはバスファンのみならず、ルアーフィッシングファンには周知の事実。そのブームは年々加速しており、シーバスゲームが盛んな東京湾を中心とした関東圏だけでなく、関西や四国、九州をはじめとした西日本においても火をつけています。それはボートゲームだけでなく、ショアからも使われ、SNSやYouTubeなどでも多くの釣果をみることができる。『C64XH-5・SB』はそんなデカトップゲームにうってつけのスペックなのです!

今回お世話になったのは「BAY WORKS TOKYO

今回は大人気のボートシーバス船をチャーターし、実釣インプレッション。一番最初にセットしたのは発売したばかりのDAIWAシーバスルアー『モアザン モンスタースライダー160F』。重量は51.2gとロッドスペック的にはまだまだ余裕があるビッグペンシル。

出船直後のファーストポイントで早々にボイルが発生し、すかさずキャストしてみるといきなりバイト! 上がってきたのは60cmクラスとレギュラーサイズのシーバス。ファイトも全然余裕でした(笑)。

ルアーのキャスタビリティも申し分なかったのですが、アクションをさせた際、モンスタースライダーでは少しロッドが硬めだったので、本来であれば、1ランクスペックを下げた73Hの方がベストマッチ。ペンシルのアクションを生み出すのに重要なラインスラッグのコントロールをよりしやすくなるでしょう。ただし、ペンシルのアクションに慣れているのであれば無問題。


次は大本命ともいえる4ozクラスのデカトップ「メガドッグ(メガバス)」を使ってみることに。まさにデカトップブームの火付け役とも言われるルアーだが果たして使い心地や如何に…。

キャストしてみると、まさにドンピシャ! 4ozでも余裕を持って投げられて、アクションの際のスラッグも適度に出せてメガドッグ本来が持つ100%のドッグウォークアクションも容易に演出。軽さや強度、更には携行性の高さも加味すればパックロッドで同クラスのデカトップ扱わせたらピカイチではないかと思います!

結局メガドッグではバイトがあるものの乗せきれず、シーバスのレンジが下がってしまったので、ここで「必殺兵器」を投入! こちらも現在発売中のビッグメタルバイブレーション『モアザン メタルファシャッド100S』。

ウェイトも45gと2oz近い重量かつ、波動の強いメタルバイブレーションですが、64XHならばラクラク操作可能!一番抵抗が大きく、アクションも強いリアのアイにセットしても決してルアーの泳ぎに負けることなくリトリーブが可能でした。しかもリールはXH(スティーズA TW)でしたが、巻抵抗もなんら問題ありませんでした。

その後、メタルファシャッドでもなんなくシーバスをキャッチ! 釣れたあとも引き続き使い続けていると、ヒットしたのはなんと5kgオーバーのワラサ(ブリ)! 青物の強烈な走りでもロッドは負けることなく、動きを止めることができました。ただし、5kgオーバー青物だとさすがのスティーズAではパワー不足。本来ならばタトゥーラ300がベストマッチかと思いました。

そして激戦の末、青物をキャッチ!デカトップゲームは青物が掛かる可能性も時期的におおいにありえるのでC64XH+タトゥーラ300などの組み合わせであれば余裕をもって釣りに臨むことが出来るでしょう!



ボートからオカッパリまで!バーサタイル性を極めたパワーロッド『BLX TRAVEL C73H-5ワールドワイドバーサタイル』

先述にあった4ozクラスのビッグベイトシーバスがムーブメントになるなか、今年度からはサイズダウンの傾向も見えつつあります。やはり4ozクラスでは扱えるタックルも限られることと汎用性も低いので、一般的な2ozクラスのビッグベイトを扱うとなると少しオーバースペックになってくる。そんなシチュエーションで今後の次世代スタンダードビッグベイトロッドと候補となるスペックを持っているのが『C73H-5』です。

ことバスロッドにおいても、シーバスロッドでも近年汎用性ロッドに求められているのが、パワーを備えながらも、その釣種のスタンダードクラスのルアーをストレスなく使えるバーサタイル性能。C73Hは一般的な2~3ozクラスのビッグベイトを主眼としながらも10g代のワイヤーベイトやプラグも使いやすくなっています。

C64XHから持ち替えて、40gクラスのビッグペンシル「スラムドッグモンスター(イマカツ)」を使用したところキャスタビリティ、アクションともに非常に良好!しばらく沈黙していたペンシルでしたが、ルアーのアクションを最大限に発揮できたのか、突然のバイト!


当日最大クラスの70cmオーバーのシーバスをキャッチできました!

写真では写すことは出来ませんでしたが、その後もプラグやペンシルなど様々なルアーを使い、シーバスでは最もスタンダードといっていい既存の120mmクラスのルアーをPE1.5号のタックルでバンバン投げ倒すことが出来ました。C64XHで使用したモンスタースライダーもC73Hであれば最大限のアクションを生み出すことが出来ます。


C73Hは長さもボートでは少し長めではあったものの、そこはBLXのロッドテクノロジーが組み込まれているので軽快さも十分。逆にショアであれば足場が低くとも十二分にその力を発揮することが出来るでしょう。

このロッドであればボートとショアのシーバスダブルヘッダーも可能! むしろバスとシーバスのダブルヘッダーも車がなくとも携行性の高さで公共交通機関を使って楽しめるでしょう!

どれを選ぶかはアナタ次第! 海外思考なら『BLX TRAVEL C61XXH-5・SB』も見逃すな!


今回シーバスを中心とした日本のビッグベイトゲームにおける最適なパックロッドをBLXトラベルシリーズからご紹介しましたが、海外遠征も頻繁に行うアングラーであればC64XHよりもワンランク上の『C61XXH-5・SB』も選択肢として入れるべきでしょう!

国内の魚種よりも圧倒的にサイズやパワーも大きいのであればこのロッドの選択を無視することは出来ません! 小生は恥ずかしながら海外へ行ったことはないのですが、アマゾンや東南アジアのビッグ・フィッシュのスケールの違いは幾度となく動画や雑誌で見てきました。さらに海外は釣りをする以前にも「渡航」という難関も待ち構えます。そのような状況では機内に持ち込め、スーツケースにも収まるパックロッドの選択肢は見過ごすことはできないでしょう。

2020年から続く新型コロナウイルスによる自粛や自制も徐々に緩和の兆しが見え始めている中、来年度は国内、海外問わず、BLXトラベルの存在が『NO BORDERロッド』としてバスやソルト問わず、様々なシーンで活躍するでしょう。

これまでのBLX TRAVELインプレッションはこちらをチェック!