ティムコ2022新ルアー『フィニッシュブロー160』&『ローリングハーケン』【大津清彰さんの間違いない最強ネタ】



ゼロから始めても爆釣体験間違いなし! バスの経験則をぶっ飛ばし、強烈に側線を刺激するルアーパワーを秘めたアプローチの数々……。フィールドで釣果を探求する大津清彰さんが、間違いない最強ネタを披露する。

【Profile】

大津清彰(おおつ・きよあき)

ティムコ社員として、クリッタータックル・野良シリーズなどヒット作をリリース。フィールド業務も加速度的に増え、今や夢の職業に 胃の内容物調査を始めアカデミックなアプローチも欠かさない現場主義者だ。

既定路線から外れた「釣れるルアー」の可能性

バスにとって目新しいルアーは、警戒心どころか我を忘れさせ、ときにはエサより貪欲に食らいついてしまうもの。やがてその爆発力は陰りを見せるものの、一定の威力を持ち定番化したりジャンルを形成することもある。

大津清彰さんの代表作のひとつ、野良ネズミはその好例と言っていい。5年前のリリース直後からその爆発的な釣果で話題を呼び、直近でもJBトップ50でスコアに貢献している。定番も充実しているティムコ製品のなかでも、野良シリーズは異色の存在。どういったアプローチで「釣れるルアー」は作られるのか?

「釣れるルアーの要素を今までなかったアプローチで独自展開!」

大津「既存のタイプやジャンルのルアーは、基本作らないですね。例えば好きで釣れるルアーがあって、でもこういう構造だったらもっと扱いやすかったり、キャッチ率がアップするのにな……という感じ。野良ネズミも、元はフロッグなんです。フロッグは腹立たしいくらい乗らないじゃないですか(笑)。じゃあエラストマーで作ってみよう…というのが出発点。そこに首振り性能やスキッピングのしやすさなどを盛り込んで、あのカタチに到達したんです」

人の行く裏に道あり…バスの世界でもそうなのだ。そんな大津さんに、2022年もゼヒ試したいという旬のアプローチを披露してもらおう!



2022 NEW LURE!!!

フィニッシュブロー160(ティムコ

半身ハード、後ろはワームのように柔らかいジョイントベイト

大津「プラグとワームの波動の違いをハイブリッドしているのが強み。リップつきのハードルアーは狙った動きを出しやすい。一方、なまめかしい波動も後ろが出してくれる。野良ネズミのように細かく動かせるし、その動きが一番釣れますね。オカッパリでも使いやすいルアーです」

スペック

全長:160mm
自重:43g
発売:2022年
ほか未定

ローリングハーケン(ティムコ

バスルアー第4の素材!? シリコンを活かしたテール!

大津「こちらも柔らか素材とハードルアーの融合ですね。このテールは、ワーム素材だとすぐちぎれちゃう。エラストマーだと、クセがつきやすい。シリコンだと、ある程度張りがあって、動きも出やすいんです。恐ろしいほどの微振動が出せてバスにアピールしつつ、リアフックでショートバイトも拾えます」

スペック

全長:93mm
自重:5g
発売:2022年
ほか未定

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!