読者が選んだ2021年バス用ベイトロッド人気ランキング【T.O.Y.2021】

オカッパリでのバーサタイル性能が重宝される傾向が強いT.O.Y.だが、今年もその流れは変わらず。しかも、読者にはよほど“響いた”モデルだったのか、2年連続同じモデルが頂点に立った。その名は誰もが知るアングラーの愛用機種だった!!

【1位】DAIWA スティーズ SC6111M/MHRB ファイアウルフ【→1位 107P】

オカッパリ無双ロッド、三度目の戴冠!!

スティーズシリーズが昨年フルモデルチェンジをしたことで現行カタログからは落ちてしまったが、『オカッパリ無敵ロッド』の人気は健在だ！ 2015年に発売されて最初の栄冠が2018年、そして去年、今年と2年連続で獲って王座を防衛。数ある高性能ベイトロッドがひしめき合う中で3度目のT.O.Y.は、快挙以外の何物でもない!!

T.O.Y.受賞コメント

川村光大郎

ありがとうございます！ 陸王と同様に、ベイトロッド部門で2連覇できたのは本当に嬉しいです。昨年の陸王では、予選と決勝戦では大半のバスをファイヤウルフでキャッチしました。実はこれ、今年フルモデルチェンジするプロトタイプでの釣果です。長さもテーパーもブランクの素材構成も一新して、現行モデルをさらに上回るものができたと思っています。こちらもご期待ください！

【2位】ジャッカル×シマノ ポイズンアドレナ1610M【↑3位 100P】

全長	継数	重量	使用ルアー範囲	使用ライン範囲	テーパー	価格
2.08m	1本	105g	7～21g	8～16lb	レギュラーファスト	39,600円（税込価格）

バーサタイルを追求しつつも軽すぎる！ 感度が良すぎる！

第1世代、第2世代を通じて過去3度のT.O.Y.を獲得している、バーサタイルロッドの極みを追求するモデルのひとつ。フルカーボンモノコックグリップやスパイラルXコアなどの最新テクノロジーを採用していながら、税込でも4万円に届かない価格も人気の理由だろう。

ポイズンアドレナ 1610M 【シマノ】

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【3位】レイドジャパン グラディエーターアンチGA-72HCキングベビー【↑27位 90P】

全長	継数	使用ルアー範囲	使用ライン範囲	テーパー	価格
7ft2in	1本	3/8～1-1/2オンス	12～20lb	ファスト	32,450円（税込価格）

ヘビーバーサタイルと言いながらも軽いルアーもイケてしまう！

一般的なバーサタイルロッドよりもワンランクヘビーなルアーを扱えるモデルで、1オンスオーバーのルアーも無理なく扱える。それでいて軽めのリグでも、フレキシブルに曲がるブランクスのおかげでキャストしやすく扱いやすい。税込3万円チョイの価格も大いに魅力。

【4位】ジャッカル×シマノ ポイズンアドレナ173MH【↑30位 78P】

全長	継数	重量	使用ルアー範囲	使用ライン範囲	テーパー	価格
2.21m	2本	115g	10～30g	10～20lb	レギュラーファスト	43,450円（税込価格）

秦拓馬プロ愛用のロッドが一気にマクってきた!!

昨年まではかなり投票数が少なかったモデルだったが、今回一気にジャンプアップ！ 長めで硬め、だけどバーサタイルな1本。今やYouTuberとして大活躍の秦拓馬プロが、使用頻度が高い1本として選んでいるのも影響があったのだろう。

ポイズンアドレナ173MH-2【シマノ】

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【5位】レジットデザイン ワイルドサイドWSC610MH【↑21位 62P】

巻きも撃ちも、懐が深いパワーゲームバーサタイル

アラミド繊維で補強された強靱かつしなやかなブランクスは、バーサタイル性能の追求だけでなくパワーゲームにも高次元に対応。巻きモノ、撃ちモノいずれも扱いやすく、多少強引なファイトでも絶妙な追従性と反発力でバスをいなす。

ワイルドサイドWSC610MH【レジットデザイン】

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【6位】DAIWA ハートランド741MHRB-SV AGS17 【疾風七四 MH AGS】【↑11位 55P】

村上晴彦氏の岸釣り理念を集約したブランド20周年記念モデル

ハートランドブランド20周年記念モデルとして発売された1本で、ブランドアンバサダーである村上晴彦氏の岸釣りに対するこだわりが詰まっている。遊びやパワーロスがないブランクスとAGSの組み合わせは、限りなく究極に近い。

【7位】レジットデザイン ワイルドサイドWSC610M【NEW 51P】

カバーを丁寧に探り続けられるテクニシャンに最適な1本

5～10グラムシンカーのリグ＆ジグ、高比重orバルキーなワームでカバー周りを正確かつ繊細に探るためのテクニカルモデル。琵琶湖のウィードエリアや霞水系のアシ原を延々と丁寧に撃ち続けるにはマッチした1本だ。

ワイルドサイドWSC610M【レジットデザイン】

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【8位】シマノ エクスプライド1610M【→8位 49P】

使用範囲、価格、所有感…どれを取ってもバーサタイル

10～20グラムのバイブレーションやスピナーベイトといった巻きモノから、ラバージグやテキサスリグ、直リグなどの撃ちモノまで幅広く扱えるバーサタイルモデル。3度の栄冠を獲ってもなお上位をキープする、息の長いモデル。

エクスプライド1610M【シマノ】

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【9位】シマノ ゾディアス1610M【↓4位 42P】

全長	継数	重量	使用ルアー範囲	使用ライン範囲	テーパー	価格
2.08m	2本	110g	7～21g	8～16lb	ファスト	20,900円（税込価格）

リーズナブルなのに圧倒的な使いやすさと際立つ実績!!

誰もが扱いやすい長さとパワー、カーボンモノコックグリップ採用など2万円前後とは思えないスペック、さらにアメリカのトーナメントでも注目された実績もある、リーズナブルさだけでは片付けられない究極のバーサタイル。

ゾディアス1610M-2【シマノ】

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【10位】デプス サイドワインダーHGC-70HFバレットショット【NEW 37P】

柔と剛をバランス良く併せ持ったテキサスリグスペシャル

サイドワインダーシリーズの中でもテクニカルな方向に振ったモデルの1本で、強靱なバットに繊細なティップを併せて優れた感度を追求。テキサスリグをはじめとしたミディアムクラスのリグを極めることができる。

続いては座談会！

ファイアウルフが連覇そして新しいトレンドが

LM：ベイトロッド部門はファイヤウルフが受賞。2018年と、2020年に続いて3度目です。

千藤：適度な長さと汎用性ってのもあるんでしょうね。

長谷川：6万以上する竿が2年連続1位なのはすごい！ お店でもすごく売れてます。

LM：川村光大郎さんに憧れて買ったり、投票したりという人が結構多いんだと思います。

長谷川：キングヘビーが昨年24位から3位に急上昇です。7ft2inのヘビーアクション。これはレイドジャパンの中で、カバースキャットのような高比重ワームが使いやすいロッドということで票が集まったんでしょう。4位のポイズンアドレナ173MHも同じ理由だと思いますよ。

LM：5位もミディアムヘビーのロッド、ワイルドサイド610M Hです。いつものTOYベイトロッド部門だと、610Mが上位にズラズラっと入るけど、今年は様変わりしました。

長谷川：ワイルドサイド610MHはレジットデザインの初期モデルだから、絶対に高比重ワームの影響でしょう。

田中：僕はズバリ、ワイルドサイド610MHでカバースキャットやってます。

長谷川：完全にブームに乗ってますね（笑）。ランキング全体に、ミディアムヘビーやヘビーアクションが並んでいるのは世相を反映してると思います。10位のサイドワインダー・バレットショット。これもカバースキャット人気によるものでしょうね。

LM：ワイルドサイドは今年はバリアントという新シリーズがリリースされる予定なので、期待したいですね。6位のハートランド741MHRB—S Vは、ハートランドの会員限定モデルです。

長谷川：村上さん人気はあいかわらず根強いですね。

LM：ガイドにAGSが使われていて、ハイスペックで仕上がりが工芸品のようなロッドです。

T.O.Y.2021 ベイトロッド部門ランキング

HISTORY of T.O.Y. 1999～2020

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り（？）という気持ちもありますよね？ 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします！ そして！ 夏といえばカバー！ カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ！

ルアーマガジン2023年9月号[雑誌]

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