2021年バス釣り新作ルアー読者投票ランキング発表!【ルアーマガジンT.O.Y.2021】



2021年に新登場・サイズ追加・タイプ追加されたルアーのみが対象となる、チャンスが一度しかない貴重なカテゴリー。その後、ルアー部門ランキングの常連となるか、それとも一発屋で終わるのか…読者のみんなの期待度がひと目で分かるランキング、とくとご覧あれ!

【1位】ベビーアビノー70S(ニシネルアーワークス)【187P】

【Spec】

ルアー全長重量タイプカラー価格(税込)
ベビーアビノー70S70mm11gシンキング5色2,090円

ひと回り小さな弟分でも大きなプロップでアピール力は強い

カナダ・オンタリオ州に本拠地を置く、西根博司氏の工房によるプロップベイト。オリジナルのアビノー110Fよりひと回り小さなボディサイズでシンキングモデル。ダブルプロップと腹部のブレードにより沈めて巻くだけで音と光と波動でバスを惑わせる。

T.O.Y.受賞コメント:西根博司

人気投票には無縁だと思っていたので、正直ビックリです(笑)。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーは新発売の年しか受賞できませんし、本当に嬉しいです。ご投票くださった全ての方々に感謝致します。

これからもどうぞよろしくお願い致します!

【2位】ヘッドスイマーリベロ(レイドジャパン)【126P】

【Spec】

ルアー重量タイプカラー価格(税込)
ヘッドスイマーリベロ5g、7gシンキング10色1,320円

厳寒期で鈍くなったバスも思わずパクッといってしまう!

リアルシェイプのジグヘッドに専用のシャッドテールワームを組み合わせた超小型スイムベイト。厳寒期対策として開発されたモノで、バスが潜り込む複雑なカバーでもブラシガードでスタックしにくく、よりタイトに探れる。極小ブレードのフラッシングも派手すぎないのがキモ。

【3位】MMZ(O.S.P)【120P】

【Spec】

ルアーサイズ入り数カラー価格(税込)
MMZチビ、ナノ8本、10本8色891円

パッケージに入った状態でも本物のミミズに見える!

もはや反則としか思えない…いや、これはエサ釣りに違いないと思い込んでしまうほど、本物のミミズの存在感を忠実に再現。始めから曲がっているフォルムにより、シェイクを加えるとミミズがうごめいているようなイレギュラーアクションを発生するので、バスも食わざるを得ない。

【4位】チビーブル(ボトムアップ)【113P】

【Spec】

ルアー重量タイプカラー価格(税込)
チビーブル1/4ozタンデムウィロー、ダブルウィロー8色1,100円

名前とサイズからは想像しがたい食わせのパワー

その名の通り、ビーブルのダウンサイジング版。もちろん専売特許のスプリッターを搭載し、食わせを意識したミニサイズながらもヨコ揺れと本物のベイトフィッシュが泳ぐような振動で、力強くバスへとアピールする。

【5位】ピクピク(ジャッカル)【110P】

【Spec】

ルアー全長重量タイプカラー価格(税込)
ピクピク65mm、78mm3.0g、4.9gフローティング10色1,815円、1,870円

ワームを使うよりナチュラルかつライブリーな動きを演出

瀕死のベイトフィッシュが水面でもだえる様子を忠実に再現できる、完全食わせ系のトップウォータープラグ。その効力はワームにも勝る勢いで、面倒なリギングやセッティングを行わずとも、水面シェイクだけでバイトを獲れる。

【6位】G.I(レイドジャパン)【106P】

【Spec】

ルアー全長重量タイプカラー価格(税込)
G.I94mm1-1/4ozクラスフローティング8色4,180円

操りやすいコンパクトサイズのジョイントベイト

MHクラスのバーサタイルタックルで扱える、コンパクトサイズのリップ付きジョイントベイト。最初にグリグリっと巻いて潜らせ、ゆっくり浮上させるストップ&ゴーがメインの使い方。

【7位】ソウルフラット(ジャッカル)【103P】

【Spec】

ルアー全長重量タイプカラー価格(税込)
ソウルフラット58mm6.8gスローフローティング10色1,771円

波動&反射効果が増幅したフラットサイドモデル

名作ソウルシャッドの遺伝子を受け継ぎつつ、ボディのフラットサイド化で強い水押しを発生すると同時に、フラッシング効果もアップ。低速リトリーブでのメリハリのある動きも魅力。



【8位】イヴォークゼロ120(デプス)【101P】

【Spec】

ルアー全長重量タイプカラー価格(税込)
イヴォークゼロ120120mm29.5gフローティング10色3,740円

奇天烈ノイジーに化けた異端イヴォーク

ジュラルミン製大型プロップが奏でるスクイーズ&クラップサウンドは想像以上に爆音で、ヤル気のあるバスをディープレンジから一気にサーフェイスまでロケットダッシュさせる。

【9位】マイクロダッジ(レイドジャパン)【98P】

【Spec】

ルアー全長入り数タイプカラー価格(税込)
マイクロダッジ55mm3個フローティング10色1,485円

ダッジの威力をスピニングタックルで体感できる

ビッグクローラーベイト・ダッジの威力をエラストマー製の小型ボディに集約させたマイクロクローラーベイト。オフセットフックが使えるので、カバーの奥までネジ込むことができる。

【10位】沈み蟲3.2in(一誠)【94P】

【Spec】

ルアー全長入り数カラー価格(税込)
沈み蟲3.2in3.2in5本6色990円

待ちわびた長男登場。遠く&奥の奥はまかせろ!!

3対の脚がアクション&フォール中に微振動を繰り返してライブリーにアピールできる、高比重バルキーワームの最大サイズ。より遠く、より奥へとルアーを届けたいときこそ出番。

続いては座談会! 人気急上昇の「ニシネ」さん

昨年も協力していただいた長谷川さんとセンドウさん、そして昨年入社した田中の3名での座談会。もちろん感染
対策をとった上で行われました。

LM:ルーキー・オブ・ザ・イヤーは、ニシネルアーワークスのベビーアビノーが圧勝でした。ルアマガプライム会員を対象とした、プライムモニターキャンペーンでオリカラを配布したのも大きな理由だと思います。

田中:小さいけどベイトタックルでもよく飛ぶので僕もよく使ってます。

LM:2年ぐらい前からエリーというジャークベイトが急に注目されて、西根さんが作るルアーの人気が一気に爆発した感じです。

長谷川:MMZが3位なのは、その投票の大半は関東の人が投票してると思います。お店でも結構売れてますよ。

LM:レイドジャパンのG・Iが6位なのが意外でした。

千藤:使いやすそうな大きさの表層系ジョイントベイトですね。流通量が少ないせいか、お店でなかなか見かけませんね。

長谷川:12位のブリッツマグナムSRは動画で高滝で並木さんが入れ食った動画があって、アップされた直後めっちゃ売れました。

千藤:ルーキー・オブ・ザ・イヤーはいつものような派手さがないというか、本当にコロナで開発とかアングラーの活動範囲が変わった結果が明らかに出てると思います。あちこち行けないから近場のフィールドで釣れるものがウケてるというか、全国レベルでみんなに訴えかけるものが少なくなったかなと。ジョイクロとかダッジが出てきたような衝撃がない。

長谷川:確実に釣りたいって気持ちが強くなってきてるのかな、とも思いますね。

LM:「ビッグベイトしか投げない」という人が増えているのも、とにかく好きなルアーで一発大物を釣りたいという気持ちの現れなんだと思います。

長谷川:ソルトルアー部門を重視するようになったメーカーも増えてますね。数年前に比べると冬場はバスが釣れにくくなってるから、お店の常連さんに声をかけてバス以外の釣りを一緒にやってます。4人ぐらいでカサゴとかシーバスのチャーター便に乗ることが多いです。ベイトタックルでラインだけPEに巻き替えてもらえれば、カサゴはテキサスやフリーリグとかで入れ食いです。シーバスもバスタックルでPEラインにすれば全然釣れるし、ビッグベイトでも結構釣れるのでよく行きます。何人かで行けば駐車スペースや待ち合わせ場所とかの要領が分かるから、その後はお客さん自身が便を予約するようになってます。10月終わりぐらいからバス釣りの代わりにカサゴやシーバス便に乗って、春になるとウチのバス釣り大会に出るお客さんも結構増えました。

LM:バス釣りはやり込んでる人が残ってるイメージが最近かなりありますね。

長谷川:カスミ水系でビッグベイトが流行ってお店的に助かってますけど、これ以上厳しくなると…。

田中:自分は基本的にはオカッパリで、カスミ水系もよく行ってますがもう少し釣れてほしいなあと思います。

千藤:自分はロッドを作って売るのが仕事で、だけどバス専用のロッドじゃないんです。たとえば64ULのソリッドティップでアジングや管釣りのトラウトで使うお客さんもいる。モデルによってはシーバスで使うお客さんのほうが多いです。

長谷川:千藤さんの竿はウチでも売ってるけど、カサゴで使うお客さんも結構いますよ。

LM:バスタックルの基本性能はかなり高いので、他魚種でも十分通用することが今後もっと注目されていいと思います。今日はどうもありがとうございました!

当部門11位~30位までのランキング

順位メーカーアイテム得点
1ニシネルアーワークスベビーアビノー70S187
2レイドジャパンヘッドスイマーリベロ126
3O.S.PMMZ120
4ボトムアップチビーブル113
5ジャッカルピクピク110
6レイドジャパンG.I106
7ジャッカルソウルフラット103
8デプスイヴォークゼロ120101
9レイドジャパンマイクロダッジ98
10一誠沈み蟲3.2in94
11ジャッカルブラストボーンJr.SF91
12OSPブリッツマグナムSR87
13ゲーリーインターナショナルヤマタヌキ82
14ボトムアップスクーパーフロッグ70
15デプスイヴォーク1.865
16ジャッカルリルビル60
17OSPピクロ68sss55
18ボトムアップフリッシュ3.5in51
19一誠ライアーミノーフラット サカナサカナ48
20イマカツアベンタクローラーRSR44
21イマカツギルロイドミニー42
22エバーグリーンDゾーン ダブルインディアナ40
23ジャッカルダウズスイマー180SF37
24レイドジャパンオサカナスイマー12535
25レイドジャパンフィッシュローラー3in32
26一誠ライアチャター30
27ニシネルアーワークスアビノー110F28
28イマカツレイジースイマー25
29デプスフリルドシャッド23
30ノリーズ4inフロントフラッパーカーリー21

関連記事はコチラ

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!

  • 1