初夏エギング!おかぴーが教える3つのエギローテーションを公開!【 おかぴ〜流シンプルエギングのすすめ】



春から本格的な夏へと向かう狭間の季節である「初夏」。過ごしやすい季節である一方、時に真夏を彷彿とさせる暑さも度々。そんな狭間の時期のエギングにおいて、達人はどこをどれでどう狙うのか。今回は大人気エギンガー・岡隆之さんがシンプルな初夏エギローテーションを教えていただこう。

自称・外遊びの自由人! エギング以外な釣りも実は大好き(笑)なおかぴーさん!

【Profile】

岡隆之 (おか・たかゆき)

黒潮が当たる 本州でかイカの聖地・和歌山県をホームに、日々その場のMAX級を狙う孤高のマスターエギンガー。常識にとらわれない独自の視点で「楽しく」かつ「シンプル」に答えを導き出す姿は圧巻。

前回の記事はこちら!

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2022/05/02

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前回は初夏のポイントである「浅場+藻場」という答えを、シンプルかつ明確に解説していただきましたが、今回はそんなポイントで使用する岡さんのエギ3種を徹底解説していきます。

先発:エメラルダスピーク3号(DAIWA)

カラー:ケイムラ-ピンクムーン

なぜ小型から?ズバリ「 産卵期は小さいベイトを好むから(断言)」

小型の3号から先発するという岡さん。理由は見出しの通り。長らくフィールドで経験値を積みフィードバックした経験値が活きる。

「暗い時間帯なら大型で目立たせてもいいのですが、小型だとナーバスな日中でもすんなりと抱きます」

安易にでかイカ=大型エギではないのだ。

小型シルエットで、手前になるべく寄らないようにダート!

「イメージとしては、最初は広範囲を探る。とはいえ、ひとつひとつのアクションを無駄にしないように気をつけます」

ロッドは立て気味にして細かくアオってダートアクション。移動距離少なく左右へ進むのがピークの強み。

「小型だからこそ、イカにもプレッシャーを与えにくくなります」

その読みは深い。

狙い通りにピーク3号で仕留めた堂々たる個体

「カラーを意識し過ぎる必要はない」と前置きしながらも経験値で選択したピンクムーンで一閃。「見える範囲のシャローなら目立つ色が良い…くらいの気持ちで」。カラーを難しく考える必要はない。

【スペック】

  • ウェイト:3号(14.5g)
  • カラー:全15色
  • :1155円円(税込み)

中継ぎ:エメラルダス ステイタイプS 4号(DAIWA)

カラー:コパーフレイムシュリンプ ※画像は3.5号

「小型から一気に大型化。シルエットで気付かせる」

「3号でダートさせてもプレッシャーは少ない。次は4号に大きくして、ダートに反応しない個体を狙います」

サイズのみならずタイプもスイッチ。ダート主導のピークから、安定したスローフォールが魅力のステイタイプSへ。

「激し過ぎないダートとフォールで魅せてあげるんです」

気付いた個体からひとつひとつ仕留めていく。

その存在自体で遠くからでも発見しやすくなる!

3号から4号へ、自重にして14.5gから28.5gへとおよそ2倍かつ全長と体高も大幅ボリュームアップ。

「アクションは控えめに、見た目で気付かせる。パンパンやったらその場のイカ全てが気付いてスイッチ切れます…」

大きいエギほど、カラーも控えめに…

カラー:青-ターコイズオイルブルー ※画像は3.5号

下記で狙うシチュエーション次第のカラー選択を解説するが、この4号に限っては「控えめ」が基本。そのサイズに加え、カラーのアピール力によるプレッシャーを避けるためだ。特に日中は鉄則なのだという。

【スペック】

ウェイト:28.5g(4.0号)
カラー:全9色
価格:1,507円(税込み)



クローザー:エメラルダス ピーク 3.5号(DAIWA)

カラー:朝焼けモルゲンロート

「同じモデルだとしても号数次第で特長がある」

3号、4号と来て、〆のクローザーは3.5号。エメラルダスシリーズの中心軸となるピーク3.5号を岡さんはセレクトする。

「ダートで魅せるのは3号と同じ。その後のフォールで差を出します」

同じシリーズなら同じ性質を持つと考えるのは早合点。号数ごとに優れた長所があることを岡さんは教えてくれる。

最終手段はリアクションバイトを狙っていきます!

優れたダートはピークの特長だが、号数次第でフォールに差が出る。

「3号は軽いので比較的ファ〜とゆっくり落ちていくのに対して、3.5号はダートの頂点で頭を下にして急降下」

緩急の差を生み出すことがポイントだ。

「イメージとして先発で広く、中継ぎはサイズで、最後に反射食いという3つのエギを使ったシンプルなローテーションです」

わずか3段階で初夏のでかイカを攻略可能だ。

3段階をより細かく釣り分けるならカラーも適宜

岡さんは「意識し過ぎる必要はない」というカラーセレクトだが、敢えて状況別で使い分けるならと選んでくれたのがこれらのラインナップ。ナチュラルな地味系か、アピールと自らの視認性を高める派手系かの2択だ。

派手系=「シャローで目立たせたい時」

左から「ケイムラ-ピンクムーン 」「朝焼けモルゲンロート」

地味系=「ウィードや水に馴染ませたい時」

左から「緑-デンジャーデンジャー」「青-ムスカリコメット」

【スペック】

  • ウェイト:3.5号(19.5g)
  • カラー:全15色
  • :1155円円(税込み)

如何にエギングを楽しめるかが結果に繋がる!

「なんやかんやで一番大切なのは、最初にも言いましたけどウィード。藻場の存在です」

初夏、シャローに産卵に訪れるでかイカを集中させる必要不可欠な障害物。ウィードなくしては、すべての戦略も機能しにくい。

「まずは、藻場を探す。足で稼ぐしか方法はないですね」

四方を海に囲まれた日本列島。行動範囲を広くすれば、狙いの場所は延々とどこまでもフィールドは広がっていく。

岡さんの無限の欲求。その源泉はどこにあるのか。

「とにかく楽しむことです。どんだけ本気で遊べるか。そこやないかと」。

まさしくキング・オブ・自然体。難しく考え過ぎずに、まずはシンプルに楽しむ。それがでかイカへの地番の近道なのかもしれない。

岡さんの初夏エギング使用タックル

ロッド:エメラルダスAIR AGS 711M-S
リール:セルテートLT2500S
ライン:UVF PEデュラセンサー×8+Si2 0.6号
リーダー:エメラルダス リーダー エクストリームⅡ 1.75〜2.5号
*タックルは全てDAIWA。

繊細な潮の変化を捉えるメガトップ搭載モデルに注目!

愛竿は岡さん自身が開発を手がけたモデル。ソリッドティップが微かな潮の流れの変化を捉え、超高感度AGSガイドが手元へと振動を増幅。小型から大型まで1本で担えるバットパワーを備える珠玉の1本だ。

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