「魚の食べ方でその人の行儀の良し悪しがわかってしまう」と日本では古くから言われている。これはつまり、箸を丁寧に使える目安とすることからくる言葉だ。魚をきれいに食べるコツは、骨と身とで構成される魚の体の作りを理解していればとても簡単。つまり、きれいに残さず食べられる。
●文:ルアマガプラス編集部
【1】まずは身の中心と端に沿って箸を通す
魚の体側には中心に血合い骨、そして端にはヒレがある。この両方を箸先で押し、それぞれつながっている骨と身を離してあげる。上から軽く押さえるようにするだけで良い。
【2】離した身からいただく
身の中心線に沿って並ぶ血合い骨、そして端のヒレの骨から身を離せば、最も食べやすい身の部分だけが簡単に取れる。まずはこの部分から美味しくいただく。
【3】中骨と鰭とを取り除く
上側の身をいただいたら、体の中心にある「中骨」と両端にあるヒレの骨を取り除く。こうすることで、下側になっていた身がきれいに顔を出す。中骨は中心部分が一番つかみやすい。
【4】中央にある血合い骨に沿って身を分ける
下側の身にも中心に血合い骨が入っている。この中心部分を箸で分け、血合い骨を取り除いてから身をいただく。これら骨の位置を知っていれば、後は身を分けるだけでいただける。
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