秋エギング後半戦!3エリアの釣り分けでサイズアップ大作戦!エギの使い分けも解説!

秋イカは季節の進行とともにイカのサイズも釣れる場所も変化。最前線を追ってアベレージ超えを獲るのが秋のエギングの醍醐味だ。デュエル&ヨーヅリのプロスタッフ、池内さんが秋のでかイカ攻略法を実釣解説!
※ルアーマガジンソルト2021年12月号掲載記事より抜粋

>>11月の目標は1kg超え!秋エギングはレンジ選びがキモ!(ルアマガ+)<<

●文:ルアーマガジンソルト編集部

2024 新製品情報

笑う門にはイカ来たるスマイルエギンガー

池内 修次(いけうち・しゅうじ)

太平洋側にも日本海側にもアクセスしやすい京都府在住。年間通してアオリイカを追い続けるエギングのスペシャリストだ。中層のエギングを得意とし、釣り場で釣果と笑顔を絶やさないのが持ち味。デュエル・ヨーヅリのプロスタッフ。

実釣フィールド

和歌山県・南部
紀伊半島南部が南紀エリアで、年間通してエギングが楽しめる関西屈指の人気フィールド。本州では希少なアカイカ系モンスターが狙える地としても知られる。磯、堤防など釣り場が豊富で秋も攻めごたえがあり、良型が期待できる。

アベレージ超えはどこに? 秋はイカ探しが楽しい季節

池内「今年の秋は例年より水温が高いのが気がかりなんです(笑)」

実釣は、秋イカシーズンの走り。例年、シーズン開幕当初は、水温が高めでイカのアベレージサイズも小さめですよね?

池内「手の平とか200〜300gといったサイズが多いですね。なので、ひと回り大きい秋イカを狙って沖磯に渡ります。湾内の離れ磯なので、秋イカの生息エリア内。漁港周りや地磯よりプレッシャーのかかっていないフレッシュなイカが居てるはずです。不安もありますけど(笑)」

どこに良型のアオリイカがいるのかを探し出すのも、エギングの楽しさの1つだ。

不安の要因は、磯に渡ってすぐに判明。青物のナブラが連発。

池内「ロックショアゲームの取材ならすぐに終わりそうですね(笑)」

秋の小型イカは青物のベイト。イカは居るのか? 離れ磯外海面で、この秋にリリースされたEZ-Qキャスト喰わせラトルの追加サイズ3.0号を投げるが付いてくるイカはいない。

池内「水深のあるところは、エギに大きな魚がついてきますわ(笑)。反対側のシャローを撃ちます」

離れ磯と地方の間の沈み根が点在するシャローエリアだ。

池内「青物が入ってこない。秋のはじめの好スポットです。ただ時季的にイカのサイズが小さいはず」

池内さんは同じくこの秋追加されたEZ-Qキャスト喰わせラトル2.5号をチョイス。1投目にリリースサイズのイカがアタック。

Hitエギ:LQ2.5号・ゴーストケイムラオーロラアジ(デュエル)
サイズアップが期待できる離れ磯の外海面は、イカが青物に恐れをなして気配なし。エギを投げても追うのは魚ばかり。池内「磯の岸向き面。青物が入ってこないシャローを撃つとこのサイズ(笑)。予定では潮が当たる水深5、6mのエリアで、この時季の最大級を狙う予定だったんですけど。秋らしいといえば秋らしい(笑)」

池内「やっぱりこのサイズか。渡船が来るまで移動はできない。不本意ながらこの秋に出た新サイズを紹介がてら釣ってみます」

LQ2.5号、同3.0号を試すとコロッケサイズが瞬く間にヒット。

池内「イカがちょっと小さすぎますわ。LQを使うのは、こういうシチュエーションではないし。秋のシャローエリアは、アオリーQ LCスロー3.0号。これもこの秋の追加サイズです。あ、渡船がきましたね。移動しましょう」

池内流、秋イカ狙いのエギローテーション

同じ湾内の岸寄りの離れ磯に移動するが、青物の捕食行動はさらに活発化。

池内「エギを投げてもイカは無(苦笑)。この湾は見切ったほうがええですわ」

実釣前の不安が的中してしまった池内さん。移動すると降り出した雨が水中の視界を遮り、さらに苦戦を強いられることに…。

秋は、エギのサイズ選びが重要!2.5〜3.5号を使い分ける

秋イカシーズンは、エギのサイズ選びも重要となる。池内さんが使用するEZ-Qキャスト喰わせラトル・LQ・アオリーQ LCスローには、秋イカに適したサイズラインナップが揃う。池内「今回使用している3シリーズは、基準となる3.5号でも実績抜群。追加された2.5号と3.0号の使用で、幅広いシュチュエーションに対応できます。タイプ、サイズの使い分けで釣果アップもサイズアップも狙えます」

3つのエギで、秋のシャロー~ディープを完全攻略!

実釣で池内さんがのった湾内の離れ磯は、シャローエリアも潮通しの良い深場もある秋のエギングフィールドの縮図的な釣り場。この離れ磯を例に、3つのQの追加サイズの使いどころを紹介するとご覧のとおり。

潮通しの良い深場、ミドルレンジ、そしてシャローエリア、それぞれに適したエギを使い分ける場合の参考例。

池内「シャローは水深2m前後まで。アオリーQ LCスローは水深50cmでも攻めれる。ミドルレンジ(水面下5m前後)とディープ(水深5m以上)は、EZ-Qキャスト喰わせラトルとLQがメインになります」

Hitエギ:アオリ−Q LCスロー3.0号・ブルー夜行マーブルピンク(デュエル)

池内さん使用、秋のタックルセッティング

使用ロッドは7ft5inと短めを選択。これは、どんな理由でしょうか?

●ロッド:アサルトジェットタイプS75MMHプロト(ゼスタ)
●リール:イグジストFC LT2500S-C(DAIWA)
※ハンドルはウィング92、ノブはフィーノ+、ハンドル逆面にカスタムバランサーを装着(いずれもリブレ)
●ライン:ハードコアX8プロエギング0.6号(デュエル)
●リーダー:ハードコアエギングリーダー2号(デュエル)
●スナップ:エギ用ロウ付けスナップV型#1(日本の部品屋)

池内「秋はランガンをするし、シャローも攻めるので取り回しの良いレングス。春より釣れるイカが小さいのでリーダーは2号。0.5号細くするだけで小型エギの動きが良くなります。スナップはロウ付けで強度抜群。エギにロスなく力を伝達する形状も気に入ってます」

エリアに応じたエギの使い分けで、秋のアオリイカシーズン後半戦も是非楽しんで欲しい。


※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。